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岐阜薬科大学

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クロセチンが光による眼の障害を抑制することを岐阜薬科大学との共同研究で確認 -加齢黄斑変性症の予防に期待-(2010/3/25)
~日本薬学会 第130年会(2010年3月28日~30日 岡山)で発表~

理研ビタミン株式会社は、岐阜薬科大学 生体機能解析学大講座 薬効解析学研究室 原英彰教授との共同研究で、クチナシの果実から抽出したクロセチン(※1)が、光による眼の障害を抑制することを動物試験にて確認しました。
研究成果は、3月28日~30日に岡山で開催される日本薬学会にて発表します。
理研ビタミン株式会社はこれまでに、眼科医の協力のもと実施されたヒト臨床試験で、クチナシの果実から抽出したクロセチンに目の疲れを緩和する作用があることを確認するなど、クロセチンの目に対する有用性について実証してきました(参考文献)。
今回は、マウスに強い光を照射することで眼の網膜にダメージを与える光障害モデルにて試験を行いました。
マウスに強い光を3時間照射し眼にダメージを与えた後、通常の光環境にて照射4日後まで飼育しました。マウスにはクロセチンを光照射日から照射4日後まで1日1回経口投与しました。その結果、クロセチン投与により視細胞(網膜外顆粒層)の萎縮および細胞死が抑制されました。さらに網膜電位図測定(※2)の結果、視機能の低下を抑制していることが確認されました。これらの効果はクロセチンの投与量に依存した効果でした。
眼は、光を感受し視覚情報を伝達する機能上、モノを見ているときは常に光に曝されます。光は視覚に欠かせない一方、眼の網膜にダメージを与えることが知られており、光によるダメージの蓄積は、加齢黄斑変性症などの網膜障害に関与することが指摘されています。網膜障害は視覚に大きく影響を及ぼすため、生活の質を維持するためにも、網膜を保護することはとても重要です。本研究の結果より、クロセチンが加齢黄斑変性症などの網膜障害を予防する可能性が示唆されました。
理研ビタミン株式会社は、今後とも天然物の有効利用について研究を進め、食を通じてお客様に健康と豊かな食生活を提供してまいります。
【用語の説明】
(※1)クロセチン
クチナシの果実に含まれる色素成分。β-カロテンの仲間でカロテノイドの一種。クチナシ黄色素の主成分であり、様々な食品の色付けに利用される。
(※2)網膜電位図測定
眼に光刺激を与えたときに、網膜で生じる反応を記録すること。網膜の機能評価に用いられる。
http://www.rikenvitamin.jp/profile/ir/20100326_02.pdf