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国立大学法人お茶の水女子大学

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発芽玄米の食事が、白米と玄米に比べ体脂肪率と中性脂肪を改善する(2009/1/9)
株式会社ファンケル(本社:横浜市中区、代表取締役社長執行役員:成松義文)は、国立大学法人お茶の水女子大学大学院の山本茂教授と財団法人西日本産業衛生会との共同研究を通じ、発芽玄米を長期的に食べることで、白米と玄米に比べ体脂肪率と中性脂肪が改善されることを明らかにしました。この結果は、日常の食事の主食を発芽玄米に変えるという負担の少ない方法で、肥満やそれに関連したメタボリックシンドローム、動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善効果に有用であることを示唆するものです。当社では、本研究成果を本年1 月10 日から東京で開催される「第43 回日本成人病(生活習慣病)学会」で発表致します。

研究の経緯
発芽玄米は、玄米を水と温度管理で少しだけ発芽させたお米です。白米に比べ、食物繊維やビタミン・ミネラルなど基本的な栄養素を豊富に含むほか、発芽により玄米と比べても「γ-アミノ酪酸(ギャバ)」が増加します。
今回は、社会問題となっているメタボリックシンドロームの該当者またはその予備群の方を対象に、発芽玄米の主食としての摂取が肥満やメタボリックシンドロームを改善するか否かの検討を行いました。研究は3466 名から、肥満で糖・脂質代謝を改善する薬を服用していない成人男女37 名を抽出し、さらにメタボリックシンドローム、またはその予備群に該当する20 名を被験者として選抜。被験者に主食以外の食事とライフスタイルはそのままで、主食として白米、玄米及び発芽玄米のいずれかを3 ヶ月間摂取してもらい、その摂取後の肥満に関連した検査項目の変動を調べました。

研究結果
この調査の結果、発芽玄米摂取群で摂取開始前と比較して摂取3ヶ月目の血中中性脂肪に有意な低下が認められ、被験者7名中6名の血中中性脂肪が改善方向への変動し、平均で中性脂肪は21%減少しました。一方で、白米摂取群、玄米摂取群に有意な変動は認められませんでした。
体脂肪率についても、発芽玄米摂取群で摂取開始前と比較して摂取3ヶ月目に有意な低下が認められ、被験者7名中6名が改善方向への変動を示しました。
体脂肪の減少率の平均は3%でした。一方、白米摂取群、玄米摂取群に有意な変動は認められませんでした。今回の発芽玄米摂取群で認められた体脂肪率、中性脂肪の低下は、肥満やメタボリックシンドームの改善を示唆するものであり、日常の食事の主食を発芽玄米に変えるだけの負担の少ない方法でも、ダイエット方法としては極めて有効であると推察されました。今後は今回の被験者の方を含め摂取を6ヶ月まで延長するとともに白米摂取群、玄米摂取群及び発芽玄米摂取群の被験者を増やし、さらに研究を継続する予定です。
当社では今後も生活習慣病の予防効果などに関する発芽玄米の機能性研究やヒトでの効果の検証を継続的に進め、発芽玄米の普及・発展に努めて参ります。
http://www.fancl.co.jp/corporate/news/data/2009.01.09hatsuga.pdf

高ポリフェノールココアが、悪玉(LDL)コレステロールを低下させ、 善玉(HDL)コレステロールを上昇させることを、ヒトで確認 ~第42回日本成人病(生活習慣病)学会で発表~(2008/1/10)
 明治製菓株式会社(社長:佐藤尚忠)は、茨城キリスト教大学:板倉弘重教授、御茶ノ水女子大学:近藤和雄教授らとの共同で、臨床試験により高ポリフェノールココアが、悪玉(LDL)コレステロールを低下させ、善玉(HDL)コレステロールを上昇させる事を明らかにしました。これら研究成果を平成20年1月12日・13 日に開催される「第42回日本成人病(生活習慣病)学会」にて発表します。

 当社は多くのココア製品をお客様にお届けするとともに、いち早くココアに含まれるポリフェノール(カカオポリフェノール)の機能性に着目し、長年の研究によりさまざまな作用を解明してきました。ココアにはカテキンおよびその重合物であるプロシアニジンなどのポリフェノールが豊富に含まれ、抗酸化作用や血圧上昇抑制作用など多彩な機能を有することが報告されていますが、今回はコレステロール代謝に対する影響について検証しました。

 これまでラットを用いた試験において、カカオポリフェノールが血漿コレステロール濃度を低下させることを報告しており、この作用はカカオポリフェノールが消化管内でコレステロールの吸収を阻害することに基づく効果であることを確認しております。

 今回コレステロールが高めの被験者(LDLコレステロール 120mg/dL以上)209名を対象に、ココア風味飲料(プラセボ)と高ポリフェノールココアを一日2杯12週間摂取させ、摂取前、摂取4・8・12週後に採血を実施し、血清脂質値に及ぼす影響を観察しました。摂取前に比較して高ポリフェノールココア摂取群では、全ての採血時において有意なLDLコレステロールの低下が、またHDLコレステロールの上昇が認められました。

 この研究結果によって、ポリフェノールを豊富に含むココアの摂取が“ヒト”においてもコレステロール代謝を改善することが明らかになりました。

 低HDLコレステロール血症は、動脈硬化発症との強い関連性が指摘されていますが、食品の摂取によって改善が認められることは珍しく、今後高ポリフェノールココアを用いたメタボリックシンドローム対応商品への応用が期待されます。

<参考>

1.LDLコレステロールとは
LDLコレステロールは肝臓から末梢の組織にコレステロールや脂溶性ビタミンを運搬する働きをします。LDLが増加すると血管内で酸化され酸化LDLに変化します。この酸化LDLが血管に蓄積することで動脈硬化が発症すると言われています。
2.HDLコレステロールとは
HDLコレステロールは末梢の組織で不要になったコレステロールを肝臓へ運搬する働きをします。更に、酸化LDLとして血管に蓄積したコレステロールをも引き抜き、肝臓へ戻す作用を有することも報告されています。HDLコレステロールが低くなると、動脈硬化を発症し心疾患で死亡するリスクが高くなることが分かっています。
http://www.meiji.co.jp/corp/news/2008/0110_1.html