yakkei編集部のコメント

2014/10/22


「製薬企業」に対する、薬学部生のイメージは?

日本製薬工業協会が6月に「くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」を実施しました。その調査結果が、製薬協のホームページで紹介されています。
http://www.jpma.or.jp/about/issue/gratis/survey/pdf/07_all.pdf
しかし、資料を読み込むのは大変なので、下の日本薬剤師会のニュースページを見てみましょう。薬事日報社の記事が紹介されています。

製薬会社の信頼性が低下しているという内容や新薬開発(治験)などに対する結果を紹介しています。製薬会社に対し調査対象者(一般の方)は、臨床研究のデータ改ざん、利益優先、情報が非公開などのイメージから製薬会社に対する信頼度がわずかに下がったようです。
一方で、一般の方も新薬の研究・開発について必要性を感じておられます。製薬会社の社会貢献度が極めて高いことを認識しているのです。

では医薬業界の情報に敏感(?)な薬学部生はどうでしょう。
病院での実務実習のなかで製薬企業について得た知識も多いのではないでしょうか。「MRとなって患者さんのために貢献したい」と考えるようになった人もいるでしょう。
製薬会社で働くには、研究・開発・安全性・MRなどの入口(採用)があります。製薬会社には、それらの業務以外にも企画部門や総務部門、学術、広報、顧客対応、人事、教育・研修など様々な仕事があります。それらの仕事の入口が「MR」なのです。

6年制薬学教育に移行して、製薬会社に就職する薬学部生(薬学科)が減少しています。製薬会社に魅力を感じなくなったのでしょうか。それとも病院薬剤師など臨床の業務の魅力がより強まったのでしょうか。薬学部生の皆さんの意見を聞いてみたいところです。
就活は人生の大きなターニングポイントですが、イメージや憧れで就活を行うこともあります。自分には向いていないと自己判断するケースもあります。
社会人・職業人になって、あの時違った選択をしていたらどうなっていただろうと考えることがあるかもしれません。
いま、様々な道に進むことができるチャンスがあるのです。

http://www.pharmacist-magazine.com/news/article/994.html

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