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公立松任石川中央病院 |
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「レナケアーカルニチンゼリー」の摂取で透析患者の貧血改善 糖尿病性腎症の透析患者の貧血改善を示唆 糖尿病性腎症の透析患者の貧血改善を示唆(2006/6/14) |
日清オイリオグループとグループ会社の日清サイエンスは、公立松任石川中央病院(石川県白山市)との共同研究で、日清サイエンスの健康食品「レナケアーカルニチンゼリー」の摂取が、糖尿病性腎症透析患者の貧血を改善する可能性を有することをヒト試験にて確認した。この詳細を6月23日から開催される第51回日本透析医学会学術集会・総会にて発表。 ●発 表 者 公立松任石川中央病院 羽場 登紀子 管理栄養士 ●発表内容 【 背景・概要 】 カルニチンは肉類等の食品に含まれ経口摂取されるとともに、健常人では肝臓および腎臓でも合成される。一方、カルニチンは透析中に除去されやすく、さらに腎臓での合成障害や食事制限による摂取量の減少によって、透析患者では不足しやすい傾向にある。 カルニチンが不足すると、慢性疲労、筋肉痛、筋肉痙攣、さらには貧血が起こりやすくなり、血液透析患者の間では、薬剤投与でも改善しない治療抵抗性貧血が深刻な問題となる。この貧血の診断のため、ヘマトクリット(Ht)値や網状赤血球数の測定が実施されている。 実験の意義及び内容を十分説明し、同意の得られた糖尿病性腎症透析患者を対象とした。1日に2個のカルニチンゼリー(1個あたり500mgのL-カルニチンを含む)を毎日、同患者に6ヶ月継続摂取してもらう試験を実施。試験開始時、3ヶ月後、6ヶ月後に採血して血液中の貧血に関する指標を測定した。 結果 Ht値35%以下の7例では、3ヵ月後のHt値が開始時に対して有意に改善し、6ヶ月後でもその傾向は持続した。網状赤血球も3ヵ月後に有意に改善した。 |