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臨床開発(治験)状況・新薬申請

抗肥満薬Pramlintide/Metreleptinの開発中止について(2011/8/5)
Amylin Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「Amylin社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、抗肥満薬Pramlintide※1/Metreleptin※2(開発コード:AC137-164594)の開発中止を決定いたしましたのでお知らせします。

本薬は、1日2回投与の注射剤として臨床第2相試験を実施しておりましたが、開発計画の見直しや肥満症領域における環境の変化などを踏まえ、経済的評価を行った結果、開発中止を決定しました。両社は契約に基づき、引き続き肥満症およびその関連疾患における他の新薬候補化合物の評価を行います。

本薬の開発は中止となりましたが、本年3月17日に公表した本薬の臨床試験においてMetreleptinの治療を受けた患者さんに発現が確認された抗体に関する所見について、Amylin社と武田薬品は引き続き調査を実施してまいります。

Amylin社のResearch and Development、Senior Vice PresidentのChristian Weyerは、「アミリンとレプチンなどのホルモンの相互作用は、体重調節に重要な役割を果たし、また、ペプチド医薬とドラッグ・デリバリー・システムの進歩により、さらに投与回数の少ない治療薬創出が可能となります。今後も肥満症領域の新たな治療オプション創出のために引き続き武田薬品と協力してまいります」と述べています。

武田薬品の100%出資子会社である武田グローバル研究開発センター株式会社のClinical Science、Senior Vice PresidentのDavid Reckerは、「肥満症の罹患率が上昇している米国において、肥満症患者さんの体重を減少させる画期的な新薬を開発することは重要です」と述べています。

なお、本薬の開発中止により、Amylin社および武田薬品が直近に公表した2011年度連結業績見込みに変更はございません。

※1食欲、食事摂取および食後血糖の調節において重要な役割を担うことで知られている膵臓から分泌される神経ホルモンであるアミリンの合成アナログ

※2エネルギー代謝と体重を調節する基本的な役割を担う脂肪細胞によって分泌される神経ホルモンであるレプチンのアナログ
http://www.takeda.co.jp/press/article_45557.html

第71回米国糖尿病学会年次集会 2型糖尿病治療薬TAK-875の臨床試験の最新データについて(2011/6/29)
当社の100%子会社である武田グローバル研究開発センター株式会社(米国イリノイ州、以下「TGRD社」)は、このたび米国カリフォルニア州サンディエゴで開催された第71回米国糖尿病学会年次集会において、2型糖尿病治療薬TAK-875の有効性、安全性および忍容性に関するデータを発表しましたのでお知らせします。

本薬は、膵島細胞に発現するGタンパク質共役受容体のひとつであるGPR40に作用する、新しい作用機序の2型糖尿病治療薬です。既存の治療薬であるスルホニルウレア系薬剤やインクレチン関連薬とは異なり、グルコース濃度に依存してインスリン分泌を改善します。

詳細は下記
http://www.takeda.co.jp/press/article_44861.html

第16回欧州血液学会年次集会 再発・難治性全身性未分化大細胞リンパ腫を対象としたSGN-35の臨床試験の最新データについて 武田薬品(2011/6/13)
Seattle Genetics, Inc.(米国ワシントン州ボセル、以下「シアトルジェネティクス社」)と武田薬品工業株式会社(大阪市、以下「武田薬品」)ならびにその100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)は、SGN-35(一般名:brentuximab vedotin、欧州製品名:ADCETRISTM) について、6月9日から11日にロンドンで開催された欧州血液学会年次集会において、再発・難治性全身性未分化大細胞リンパ腫を対象とした臨床第2相試験結果のサブ解析データを発表しましたのでお知らせします。本薬は、全身性未分化大細胞リンパ腫の多くに発現するCD30抗原を標的とした抗体-薬物複合体(ADC: antibody-drug conjugate)です。
http://www.takeda.co.jp/press/article_44015.html

緑内障治療剤「K-115」の国内第Ⅱ相臨床試験結果発表のお知らせ(2011/5/9)
当社が創製したRho キナーゼ阻害剤である緑内障治療剤「K-115」について、ライセンスアウト先の興和株式会社が最新情報を発表いたしましたので、お知らせいたします。
K-115 は興和株式会社によって国内第Ⅱ相臨床試験が行われておりましたが、平成23 年5月1日~5日に米国フロリダ州で開催されたThe Association for Research in Vision and Ophthalmology 2011(以下「ARVO 2011」)のポスターセッションにおいて、国内第Ⅱ相臨床試験の結果が発表されました。
主な発表内容は次の通りです。
・ 緑内障の患者様を対象に、K-115(プラセボ含めて4群)を1日2回8週間点眼したときの、眼圧下降効果の用量反応性および安全性を検討した。
・ 眼圧下降作用において用量反応性を確認し、いずれの用量においても忍容性があることを確認できたことから、臨床推奨用量を決定した。
・ K-115 を1日2回点眼することにより、24 時間の眼圧コントロールが可能であることを確認した。

※なお、発表内容については、ARVO2011 のThe Online E-Poster Viewer System において平成23 年5月1日から6月30 日までの間、24 時間閲覧することができます。
URL: http:// www.arvo.org/EWEB/startpage.aspx?site=am2011

興和株式会社は第Ⅱ相臨床試験の結果を受け、第Ⅲ相臨床試験に向けた準備を始めております。
K-115 はRho キナーゼ阻害作用を有する、世界初の緑内障治療剤として承認を得ることを目標に開発が進められます。
なお、本件による平成23 年2月10 日に公表いたしました「マイルストーン開示に係る事業計画について」への変更はありません。

K-115 について
K-115 はプロテインキナーゼの一種であるRho キナーゼを選択的に阻害する当社が創製した化合物です。眼圧下降作用のほか、緑内障によって障害を受ける網膜神経細胞に対する保護作用も有することが確認されております。Rho キナーゼ阻害作用を有するK-115 はこれまでの緑内障治療剤とは異なり、房水の主流出経路に作用し眼圧下降させる新規作用メカニズムを特徴とする薬剤であることから、K-115 単独の使用に加え、他の緑内障治療剤との併用効果が期待されております。
http://eir.eol.co.jp/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=883630&code=4576&ln=ja&disp=simple

レベミル®の2~5歳の小児を対象にした新しい臨床成績について(2011/4/25)
糖尿病ケアにおける世界のリーディングカンパニーであるノボ ノルディスク社(社長:ラース レビアン ソレンセン、本社:デンマーク)は、Pediatric Diabetes誌に、持効型溶解インスリンアナログ製剤レベミル®(インスリン デテミル)の新しい臨床成績が掲載されたことを発表しました。本臨床成績は、レベミル®が2歳~5歳の小児1型糖尿病患者に対して、ヒトインスリン製剤と同等に有効な治療の選択肢で、低血糖の発現リスクが少ないことを示しています1。現在使用されている全ての基礎インスリンアナログ製剤は2歳~5歳の年齢層への投与が推奨されていませんが、ノボ ノルディスクは本臨床成績をもって、レベミル®の適応症追加に取り組んでいます。

※長文のリリースです。全文は下記URLを閲覧してください。
http://www.novonordisk.co.jp/documents/article_page/document/PR_11_04.asp

ノバルティス、初発の切除不能又は転移性の消化管間質腫瘍 治療薬としての「タシグナ®」の治験を中止(2011/4/14)
•ENESTg1試験の中間結果に基づき、「タシグナ®」の優越性が示される可能性が低いとの判断から、独立データモニタリング委員会が試験の中止を勧告
•ノバルティスは、今後も消化管間質腫瘍(GIST)の患者さんに対する治療選択肢に関する開発を推進

ノバルティスは本日、独立データモニタリング委員会の勧告に基づき、初発のGIST患者さんの一次治療薬として実施していた「タシグナ®」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)の第III相臨床試験の中止を発表しました。同試験の中間結果では、現在の標準治療薬である「グリベック®」(一般名:イマチニブメシル酸塩)*に対して、「タシグナ」が優越性を示す可能性が低いことが明らかになりました。

本試験は、無作為化・オープンラベル・多施設共同の試験で、切除不能又は転移性のGISTの成人患者さんを対象に、「グリベック」を対照薬として「タシグナ」の有効性および安全性を検討するものです1。本試験で見られた副作用の所見は、「タシグナ」のこれまでの試験で見られたものと一致していました。

ノバルティスは、今後もGISTの患者さんに対する治療選択肢の開発推進に取り組んで行きます。

*米国、カナダ、イスラエルではGleevec®(メシル酸イマチニブ)錠剤として知られています。ENESTg1試験について

ENESTg1(Evaluating Nilotinib Efficacy and Safety in Clinical Trials Versus Imatinib in Adult Patients With Unresectable and/or Metastatic GIST)試験は、世界各国の施設で、700名以上のGIST患者さんの登録を目標として、2009年に開始されました。同試験は、新たに切除不能又は転移性のGISTと診断され、グリベックによる術後補助療法以外の前治療を受けていない患者さんを対象としています。日本からは、51名のGIST患者さんが試験に参加しています。

本試験は、こうした患者さんに対して一次治療薬として使用した場合の、「タシグナ」と「グリベック」の間の無増悪生存期間(PFS)の比較を主要評価項目としていました。
http://www.novartis.co.jp/news/2011/pr20110414.html

日本における癌治療薬AMG 479の臨床第3相試験開始について(2011/4/14)
武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とMillennium Pharmaceuticals, Inc.(武田薬品の100%子会社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)は、癌治療薬AMG 479(一般名:ganitumab)について、Amgen Inc.(本社:米国カリフォルニア州サウザンドオークス、以下「アムジェン社」)がグローバルに実施する臨床第3相試験への参加を決定し、武田バイオ開発センター株式会社(武田薬品の100%子会社:東京都千代田区、以下「武田バイオ社」)が、このたび、日本において本試験を開始しましたのでお知らせします。

AMG 479は、アムジェン社が創製し日本では武田バイオ社が開発を進めている、インスリン様成長因子※‐1型受容体(insulin-like growth factor 1 receptor; IGF-1R)に対するヒト型モノクローナル抗体です。IGF-1RにIGF-1およびIGF-2が結合するとシグナルが発信され、細胞生存・増殖経路を刺激して腫瘍の発育および浸潤を促しますが、AMG 479はIGF-1およびIGF-2が受容体(IGF-1R)に結合するのを阻害し、腫瘍の発育および浸潤を抑制します。

グローバル臨床第3相試験は、約825例の転移性膵癌患者を対象とした、本薬またはプラセボにゲムシタビンを併用する二重盲検比較試験であり、主要評価項目は全生存期間です。

ミレニアム社のChief Medical OfficerであるNancy Simonianは、「日本で、AMG 479の臨床第3相試験を開始できたことを嬉しく思います。膵臓癌は日本でも患者数の多い癌種であり、発見が難しく、予後も悪いため、アンメットニーズの高い癌の一つです。一日でも早く患者さんと医療関係者の皆さんに本薬をお届けできるよう、開発を進めてまいります」と述べています。

武田バイオ社の代表取締役社長である中村博安は、「膵癌に対する治療満足度の高い薬剤は現時点では極めて少なく、本薬がこれらの患者さんの新たな治療薬となるよう、鋭意、開発を進めてまいります」と述べています。
http://www.takeda.co.jp/press/article_42043.html

新しい作用メカニズムを有する抗インフルエンザウイルス薬「T-705」 日本国内での製造販売承認申請のお知らせ(2011/3/30)
富士フイルムグループの富山化学工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:菅田益司、以下、富山化学)は、 富山化学が創製した錠剤タイプの抗インフルエンザウイルス薬「T-705」(一般名:ファビピラビル)について、臨床第Ⅲ相試験を終了し、厚生労働省に製造販売承認申請を行いましたのでお知らせします。

インフルエンザウイルスは、感染した細胞内で複製を作り、増殖・放出することで他の細胞に感染を拡大します。現在、治療に多く用いられているノイラミニダーゼ阻害剤は、その放出を阻害して感染の拡大を防ぐものですが、今回開発したT-705は、ウイルスの細胞内での複製を阻害することで増殖を防ぐという新しいメカニズムを有する薬剤(RNAポリメラーゼ阻害剤)です。

非臨床試験では、RNAポリメラーゼ阻害剤の特長として、豚由来の新型インフルエンザを含むA型、B型及びC型の季節性インフルエンザのみならず、ノイラミニダーゼ阻害剤の耐性ウイルス、鳥由来の高病原性ウイルスなど、幅広いウイルスの型・亜型に対しても効果を示すことを確認しています。また、動物の感染試験では、ノイラミニダーゼ阻害剤に比べて、投与開始が遅れても薬効を示すことが確認されています。

本日は、これまでの臨床試験成績に基づき、成人のA型及びB型インフルエンザに感染した患者さんに対して、T-705が治療効果を示すことを確認したことから、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症治療の適応取得を目指して承認申請を行いました。

近年、新型インフルエンザ(A型:H1N1)の大流行や薬剤に対する耐性を持つウイルスの発現が問題となっていますが、既存薬とは異なる作用メカニズムを持つT-705は、インフルエンザ治療における新しい選択肢を提供することで社会に貢献できるものと期待しています。

富士フイルムグループの富山化学は研究開発型企業として「新薬開発を通じて世界の医療の発展に貢献する」ことを目指しています。
http://www.toyama-chemical.co.jp/news/detail/110330.html

AMG706の進行性非小細胞肺癌患者を対象とした臨床第3相試験の速報結果について(2011/3/30)
武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下、「武田薬品」)および、その100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州 ケンブリッジ、以下、「ミレニアム社」)ならびにAmgen Inc.(本社:米国カリフォルニア州 サウザンドオークス、以下、「アムジェン社」)は、このたび、進行性非小細胞肺癌における非扁平上皮癌患者1,090例を対象としたAMG706(一般名:motesanib diphosphate)の臨床第3相試験「MONET1試験」の速報結果を得ましたのでお知らせします。

本試験では、AMG706をパクリタキセルおよびカルボプラチンと併用した場合の有効性について検証しましたが、主要評価項目である全生存期間において、統計学的に有意な改善は認められませんでした。(ハザード比:0.90、95%信頼区間:0.78-1.04、p値:0.14)
アムジェン社の研究開発部門のExecutive Vice PresidentであるRoger M. Perlmutterは、「本試験の結果を残念に思いますが、試験結果の詳細については、本領域における将来の研究に活用すべく、今後さらに解析してまいります」と述べています。
ミレニアム社のChief Medical OfficerであるNancy Simonianは、「AMG706の国際共同治験に参加された患者さん、介護者の皆さん、治験担当医の皆さんに感謝しています。残念な結果ではありますが、本試験結果が進行性非小細胞肺癌における非扁平上皮癌患者さんのアンメットニーズを満たす新しい治療法につながるものと考えています」と述べています。

AMG706投与群における有害事象は、非小細胞肺癌患者を対象に以前実施した試験で認められたものと同様であり、発現頻度の高いものは、高血圧、消化器症状(腹痛、下痢、悪心、嘔吐)、胆嚢炎・胆嚢腫大、疲労感、血液異常(好中球減少症、血小板減少症)です。なお、重篤な有害事象の発現頻度はAMG706投与群でより多く認められました。

試験結果の詳細については、近々学会で発表する予定です。
http://www.takeda.co.jp/press/article_41830.html

日本における高血圧症治療薬TAK-536の製造販売承認申請について(武田薬品工業株式会社)(2011/3/22)
当社は、このたび、高血圧症治療薬TAK-536(一般名:アジルサルタン)について、厚生労働省に製造販売承認申請を行いましたのでお知らせします。TAK-536は、当社が創製した新規アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)であり、血圧を上昇させるホルモンであるアンジオテンシンⅡの働きを阻害することで血圧を低下させます。

当社では、TAK-536の製造販売承認申請にあたり、計1,000例以上の高血圧症患者を対象とした4本の臨床第3相試験を国内で実施しました。その中の1つの試験において、Ⅰ度(軽症)およびⅡ度(中等症)の高血圧症患者636例を対象に、ブロプレス®(一般名:カンデサルタン シレキセチル)を対照薬として、有効性および安全性を検討しました。

その結果、本試験において、TAK-536は、ブロプレスと比較し、主要評価項目である座位拡張期血圧において統計学的に有意な降圧効果を示しました。さらに、副次評価項目である座位収縮期血圧および24時間自由行動下血圧測定(ABPM)により評価した24時間・昼間・夜間の平均収縮期血圧および平均拡張期血圧においても、ブロプレスと比較し、統計学的に有意な降圧効果を示しました。また、安全性・忍容性については、ブロプレスと同様であるという結果が得られました。

当社の医薬開発本部長 Nancy Joseph-Ridgeは、「TAK-536の製造販売承認申請を行えたことを嬉しく思います。TAK-536が承認されれば、高血圧症の患者さんや医療関係者の皆さんに新たな治療オプションを提供できるとともに、国内の高血圧症治療薬市場における当社のプレゼンスをより一層高めていくことにつながるものと期待しています」と述べています。
http://www.takeda.co.jp/press/article_41678.html

Pramlintide/Metreleptinの肥満症を対象とした臨床第2相試験の自主的な中断について(2011/3/17)
Amylin Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「Amylin社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、肥満症を対象に追加で実施中のPramlintide/Metreleptin(開発コード:AC137-164594)による有効性と安全性を検証する臨床第2相試験を、自主的に中断することを決定しましたのでお知らせします。

今回の中断は、既に終了している肥満症を対象とした別の臨床試験において、Metreleptinによる治療を受けた患者2名に発現が確認された抗体について精査するためのものです。

Amylin社のSenior Vice PresidentでありChief Medical OfficerであるOrville Koltermanは、「我々にとって臨床試験に参加される患者さんの安全性確保が最優先です。そのため、今回新たに認められた所見を精査するために中断することにしました。Amylin社と武田薬品は、治験医師、規制当局、外部の専門家とも緊密に連携し、今後の最適な方針を決定してまいります」と述べています。

なお、本決定は、Amylin社が別途実施している脂肪異栄養症の患者さんを対象とした糖尿病または高脂血症、あるいは両方の治療を目的としたMetreleptinの開発プログラムに影響いたしません。

※以下省略しました。詳細は下記URLを閲覧してください。
http://www.takeda.co.jp/press/article_41562.html

卵巣がんに対するAvastinの3番目の第Ⅲ相臨床試験で 主要評価項目を達成(2011/2/16)
白金製剤に感受性のある再発卵巣がん女性患者さんに対するAvastinの臨床試験で、無増悪生存期間が有意に延長

Avastinについて
・日本での効能・効果は「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」、「扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」、販売名は「アバスチン®点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL」です。
・国内では胃がん、乳がん術後補助療法、グリオブラストーマを対象とした多国籍第Ⅲ相臨床試験に参加、また、グリオブラストーマ(再発例)を対象とした臨床試験を実施中です。
・乳がんに対する効能追加の承認申請を、2009年10月に厚生労働省に行っています。
・卵巣がんに対する開発要請を受け、公知申請への該当性に係る企業見解を提出しています。
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20110216150000.html

経口直接的Factor Xa阻害剤 ダレキサバン(YM150)の国内承認申請取り下げに関するお知らせ(2011/2/15)
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、開発を進めている経口直接的Factor Xa阻害剤ダレキサバンマレイン酸塩(一般名、開発コード:YM150、以下「ダレキサバン」)の下肢整形外科手術施行患者等における静脈血栓塞栓症(*VTE)予防の適応症について、厚生労働省への承認申請を取り下げましたので、お知らせします。

アステラス製薬は、2010年9月29日に、同適応症について、厚生労働省へ承認申請を行いましたが、その後、医薬品医療機器総合機構から、提出した申請パッケージに関連して追加試験が必要であるとの見解が示されました。これを受けて、本日、本承認申請の取り下げを決定いたしました。

アステラス製薬は、ダレキサバンの欧米でのVTE予防適応の開発・商業化及びグローバルでの心房細動を対象とした脳梗塞予防適応の開発・商業化について、他社との提携を検討しています。ダレキサバンの今後の開発方針は、申請を取り下げた日本でのVTE予防適応も含めて、本提携交渉の結果を踏まえて決定していきます。
なお、本承認申請取り下げによるアステラス製薬の当期(2011年3月期)の業績への影響は軽微です。

*VTE=Venous Thromboembolismの略。肺血栓塞栓症(Pulmonary Embolism; PE)とその原因となる深部静脈血栓症(Deep Vein Thrombosis; DVT)を合わせてVTEと呼びます。DVTは深部静脈に血栓ができる疾患です。一方、PEは、主に深部静脈で形成された血栓が血流に乗って肺に到達し肺動脈を閉塞させ、急性の呼吸循環障害を引き起こす疾患です。DVTは下肢や腹部等の手術後に多く発生し、PEとなった場合の致死率も高いため、その予防が極めて重要です。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/factor-xaym150-1.html

C型慢性肝炎治療薬「MP-424」 日本国内における製造販売承認申請について(2011/1/28)
 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:土屋 裕弘)は、C型慢性肝炎治療薬「MP-424(一般名:テラプレビル)」について、本年1月26日に製造販売承認申請を行いましたのでお知らせいたします。

 本剤は、ヴァーテックス社(Vertex Pharmaceutical Incorporated、本社:米国、社長:Matthew W. Emmens)が創製したC型慢性肝炎治療薬であり、HCV(C型肝炎ウイルス)の複製に関与するNS3-4Aセリンプロテアーゼを阻害することにより、HCVの増殖を抑制する経口治療薬です。

 日本におけるHCV感染者数は、150~200万人と推定されています。C型肝炎を適切な治療を行わないまま放置すると、肝炎が徐々に進展し、20~30年で肝硬変や肝癌を引き起こすといわれています。肝癌の原因は、70~80%がC型肝炎によるものです。

 現在、C型慢性肝炎治療は、ペグインターフェロンとリバビリンの48週間併用療法が標準療法ですが、その治療効果はまだ十分とは言えず、より効果のある治療法が求められています。

 これまでの国内臨床試験成績から、MP-424をペグインターフェロンとリバビリンに併用した場合、従来のペグインターフェロンとリバビリン療法と比較して、治療効果の改善と治療期間の短縮が確認されました。また、過去にペグインターフェロンとリバビリンで治療したにもかかわらず、再燃した患者さんや無効であった患者さんにおいても有効性が認められました。以上のことから、本剤はC型慢性肝炎に対して新たな治療法になることが期待されます。

 当社は、アンメット・メディカル・ニーズを満たす医薬品の研究開発および販売により、患者さん並びに医療関係者の皆様方のご期待にお応えするとともに、新薬の創製を通じて世界の人々の健康に貢献してまいります。
http://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=../release/nr/2011/MTPC_110128_424.html

重症敗血症治療剤 「エリトラン(E5564)」 に関する第III相臨床試験は主要評価項目を未達成(2011/1/25)
 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび重症敗血症治療剤「エリトラン」(一般名、E5564)の第III相臨床試験であるACCESS(A Controlled Comparison of Eritoran and Placebo in Patients with Severe Sepsis=重症敗血症患者様における「エリトラン」とプラセボとの比較)試験の予備的解析結果に基づき、予定していた米国、欧州、日本の各当局に対しての承認申請を2011年 3月末までには行わない、と発表しました。ACCESS試験において主要評価項目である、28日間の総死亡率の減少が達成できなかったことにより今回の決定がなされました。本臨床試験のデータについて引き続き検討を行い、その後の方向性を決定していきます。

 ACCESS試験は、試験開始前のAPACHE II (Acute Physiology and Chronic Health Evaluation II) が21~37である中等度・高度死亡リスクのある重症敗血症患者様の重要な治療選択肢として「エリトラン」を検討したグローバル、無作為化、二重盲検、プラセボ対照比較試験です。APACHE II は、敗血症研究に汎用される疾患重症度評価スコア指標で、このスコア指標およびその他の疾患重症度評価指標は集中治療室(ICU= Intensive Care Unit)入室患者様の重症度判定に用いられています。

 米国では、毎年約21.5万人が重症敗血症で死亡し、その数は心臓発作を起こす患者様総数と同数、あるいは、肺がん、大腸がん、乳がんと診断される患者様合計総数とほぼ同数で、死亡率は約30%です。また、欧州(EU)における重症敗血症の発症率は、人口10万人に対し90.4人、死亡率は約36%とされています。さらに、日本における同疾患の発症は年に38万人以上と推計されています。

 当社の「エリトラン」や敗血症に対する研究・開発の取り組みは、アンメット・メディカル・ニーズの充足、そして患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献する、という当社のヒューマン・ヘルスケア(hhc) 理念を例証しています。
http://www.eisai.co.jp/news/news201108.html

統合失調症治療剤「LATUDA(ルラシドン塩酸塩)」の長期安全性第Ⅲ相試験完了について(2011/1/25)
大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、2010 年10 月28 日(米国時間)に米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得した統合失調症治療剤「LATUDAⓇ(一般名:ルラシドン塩酸塩)」について、このほど長期安全性および忍容性に関する12 ヶ月投与の第Ⅲ相試験(以下、「長期安全性試験」)を完了しましたので、その試験結果の概要をお知らせします。

長期安全性試験において、LATUDAⓇの1 日1 回投与は、良好な忍容性を示し、これまでの安全性および忍容性の評価と一致する結果が得られました。

長期安全性試験は、治療上安定期にある慢性の統合失調症または統合失調感情障害の外来患者さんについて、LATUDAⓇの40mg、80mg、120mg(1 日1 回)投与群と、リスペリドンの2mg、4mg、6mg(1 日1 回)投与群における12 ヶ月までの安全性と忍容性について評価した二重盲検試験です。本試験における安全性と忍容性の評価には、副作用、体重、プロラクチン、心電図所見、脂質変化量等が含まれています。

LATUDAⓇ投与群で最も多く見られた副作用(発現率が5%以上で、プラセボ投与群の2 倍以上認められたもの)は、悪心(16.7%)、アカシジア(14.3%)、眠気(13.6%)、嘔吐(10.0%)等でした。リスペリドン投与群で最も多く見られた副作用は、体重増加(19.8%)、眠気(17.8%)、悪心(10.9%)、アカシジア(7.9%)等でした。本試験において、ベースラインからの体重変化量の平均値は、リスペリドン投与群の2.6 kg に対して、LATUDAⓇ投与群では-0.9 kg でした。代謝パラメーターの変化量の中央値は、12 ヶ月目の試験終了時点(LOCF分析)において、グルコース(LATUDAⓇ投与群:-0.5 mg/dL、リスペリドン投与群:3.0mg/dL)、トリグリセリド(LATUDAⓇ投与群:-3.5mg/dL、リスペリドン投与群:-1.0mg/dL)、プロラクチン値(LATUDAⓇ投与群:0.10ng/mL、リスペリドン投与群:9.10ng/mL)でした。

被験者のうち、427 人の患者さんがLATUDAⓇに、202 人の患者さんがリスペリドンに無作為に割り付けられました(LATUDAⓇ群対リスペリドン群=2対1)。これらの患者さんのうち、LATUDAⓇ投与群の147 人(34%)、リスペリドン投与群の89 人(44%)が12 ヶ月の治療を完了しました。副作用、効果不十分による中止脱落率は、LATUDAⓇ投与群でそれぞれ17%、7%、リスペリドン投与群ではそれぞれ11%、6%でした。

なお、長期安全性試験結果の詳細は 2011 年に開催される学会にて発表予定です。
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=101

KW-6500(アポモルヒネ塩酸塩水和物)の パーキンソン病を対象とした国内第3相臨床試験の結果のお知らせ(2011/1/24)
 協和発酵キリン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、パーキンソン病による運動機能低下に対する治療薬として開発中のKW-6500(アポモルヒネ塩酸塩水和物)の第3相臨床試験における結果を得ましたので、お知らせいたします。

 本試験では、進行期のパーキンソン病を対象として、本剤をあらかじめ12週間投与した後、クロスオーバーデザイン注1により、本剤とプラセボとの二重盲検比較試験を実施し、有効性を比較検討しました。主要評価項目は治験薬投与前後の運動機能スコア(UPDRS注2 part3)の変化量としました。

 今般、本試験結果を解析したところ、運動機能スコアの変化量について本剤のプラセボに対する統計学的な有意差が示され、臨床効果が確認されました(最小二乗平均値 本剤:-24.5、プラセボ:-2.3、p<0.001)。

 本結果を踏まえて、今後、本剤の新薬承認申請の準備を進めていきます。

 協和発酵キリンは、「がん」「腎」「免疫疾患」を研究・開発の重点領域とし、特徴ある抗体技術を活かした抗体医薬品の開発に取り組んでいます。低分子医薬品においても画期的な新薬を継続的に創出することで、世界の人々の健康と豊かさに貢献したいと考えています。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2011/20110120_01.html

日本における癌治療薬AMG386の臨床第3相試験開始について(2011/1/24)
武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とMillennium Pharmaceuticals, Inc.(武田薬品の100%子会社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)は、癌治療薬AMG386について、Amgen Inc.(本社:米国カリフォルニア州サウザンドオークス、以下「アムジェン社」)がグローバルに実施する臨床第3相試験「TRINOVA-1」への参加を決定し、これに基づき、武田バイオ開発センター株式会社(武田薬品の100%子会社:東京都千代田区、以下「武田バイオ社」)が、このたび日本において本試験を開始しましたのでお知らせします。

AMG386は、アムジェン社が創製し、日本では武田バイオ社が開発を進めているアンジオポエチン阻害ペプチボディ※1です。本薬は、アンジオポエチン系に作用し、アンジオポエチン1およびアンジオポエチン2が、それらの受容体であるTie2受容体へ結合することを阻害します。アンジオポエチン1およびアンジオポエチン2はサイトカイン※2の一種であり、癌の増殖・転移に必要な血管新生や新生血管の安定化に重要な役割を果たします。本薬は、アンジオポエチン1およびアンジオポエチン2のTie2受容体への結合を阻害することで最終的に抗腫瘍効果を示します。

現在、患者登録を行っているグローバル試験「TRINOVA-1」は、再発卵巣癌の患者を対象とした、パクリタキセルおよび本薬投与群とパクリタキセルおよびプラセボ投与群との多施設・無作為二重盲検比較試験であり、主要評価項目は、無増悪生存期間となっています。なお、本試験は、昨年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)および欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で公表された臨床第2相試験の良好な結果を受けて開始されました。

ミレニアム社のChief Medical OfficerであるNancy Simonianは、「AMG386の第3相臨床試験開始は、本薬の開発における重要なステップです。現在、卵巣癌の治療法は限られていますが、本薬により卵巣癌の患者さんのニーズを満たす治療法を提供できるものと期待しています」と述べています。

武田バイオ社の代表取締役社長である中村博安は、「本薬は、治療選択肢が極めて少ない再発卵巣癌に対する新しい作用機序の治療薬となり得ると確信しており、一刻も早く日本の患者さんへお届けできるよう開発を進めてまいります」と述べています。
http://www.takeda.co.jp/press/article_41074.html

c-Met阻害剤ARQ 197の非小細胞肺癌を対象とする第3相臨床試験を開始(2011/1/13)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「第一三共」)とArQule社(本社:米国マサチューセッツ州)は、両社で共同開発中のc-Met阻害剤ARQ 197の扁平上皮癌を除く非小細胞肺癌を対象とする第Ⅲ相臨床試験を開始しましたのでお知らせします。



本試験は、ARQ 197とエルロチニブ併用群とエルロチニブとプラセボ併用群を比較する無作為化二重盲検比較試験であり、癌化学療法剤による前治療に不応となった扁平上皮癌を除く局所進行性あるいは転移性の非小細胞肺癌患者さん988名を対象として、欧米を中心にカナダ、ロシア、オーストラリア、南米の約150施設で実施する計画です。主要評価項目として全生存期間(OS)を、副次的評価項目として無増悪生存期間(PFS)等を評価します。



国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer)の調査によると、2008年には世界中で160万人以上が肺癌と診断され、このうちの80%が非小細胞肺癌とされております。

第一三共とArQule社は、2008年12月、日本、中国(香港を含む)、韓国、台湾を除く全世界でARQ 197の共同開発・商業化のライセンス契約を締結しております。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/003879.html

腰椎椎間板ヘルニアを適応症とする「SI-6603」の 日本における第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験結果に関するお知らせ(2010/12/14)
生化学工業株式会社(本社:東京都千代田区、以下、生化学工業)は、腰椎椎間板ヘルニアを適応症とする「SI-6603」の日本における第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験において、良好な結果を得ましたので、お知らせします。
本試験は、195 例の腰椎椎間板ヘルニア患者の方々を対象とした無作為化二重盲検比較試験です。「SI-6603」は、主要評価項目である投与13 週後における下肢痛の軽減において、プラセボ(偽薬)と比較して有意な改善効果を示し、安全性の面でも、重篤な副作用の発現はなく、良好な結果を得ました。本試験の結果に基づき、生化学工業は、日本において腰椎椎間板ヘルニアを適応症とした「SI-6603」の承認申請を2011 年半ばに行うことを目指すとともに、米国で実施中の第Ⅱ相臨床試験の進捗にも注力していきます。
生化学工業は、グリコサミノグリカン(GAG)*1および関節疾患等に重点をおいた効率的な研究開発を推進し、早期かつ継続的な新薬上市に努めています。腰椎椎間板ヘルニアは痛みが強くなると日常生活に支障を来たすこともある疾患です。GAG に対する特異的分解作用を有する「SI-6603」の腰椎椎間板ヘルニア治療薬としての開発により、患者の方々に有用な治療法が提供できるものと期待しています。
*1 グリコサミノグリカン(GAG):複合糖質の主要成分の1 つ。コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸等。
<ご参考>
「SI-6603」の特徴
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中心部分にある髄核や外側の線維輪の一部が突出することで脊椎周辺の神経を圧迫し、痛みや痺れを引き起こす疾患です。「SI-6603」は髄核の構成成分であるGAG を特異的に分解するコンドロイチナーゼABC(一般名:コンドリアーゼ)という酵素であり、「SI-6603」を椎間板内に投与することにより、GAG が分解され髄核が縮小することで、神経への圧迫を減少させる効果が期待されます。また、「SI-6603」はタンパク質を分解しないため、血管や神経などの周辺組織に影響を与えないと考えられます。さらに、1 回の投与で手術と同程度の症状改善効果が得られると考えられ、手術費や入院費などの医療費節減への貢献も期待されます。
http://www.seikagaku.co.jp/pdf/724.pdf

統合失調症治療剤「LATUDAⓇ(ルラシドン塩酸塩)」の 第Ⅲ相試験(PEARL 3 試験)の詳細結果について(2010/12/9)
大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)の米国子会社であるサノビオン社は、2010 年10 月28 日(米国時間)に米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得した統合失調症治療剤「LATUDAⓇ(一般名:ルラシドン塩酸塩)」について、2010 年12 月8日(米国時間)に3 本目の第Ⅲ相試験(PEARL 3 試験)の詳細結果を発表しました。
PEARL 3試験は、全世界で2,900人以上の被験者に参加いただいたPEARL(Program to Evaluate the Antipsychotic Response to Lurasidone)と名づけた成人の統合失調症に対するLATUDAⓇの安全性と有効性を評価する臨床試験プログラムの一つであり、世界の64施設で実施した488人の統合失調症患者さんを対象とした6週間投与のプラセボ対照二重盲検比較試験です。
PEARL 3 試験の結果、LATUDAⓇの80mg および160mg の2 つの固定用量は、統合失調症の症状に対して、有効性に関する主要評価項目および副次評価項目の両方において、プラセボに対して統計学的に高い改善を示しました。また、LATUDAⓇの中止脱落率もプラセボと比べて低く、忍容性は良好でした。なお、LATUDAⓇの160mg/日は未申請用量であり、承認されていません。
PEARL 3 試験の結果は2010 年12 月8 日(米国時間)に、米国神経精神薬理学会(American College of Neuropsychopharmacology:ACNP)第49 回年次大会(開催地:フロリダ州マイアミ)で発表されました。なお、試験結果の速報は2010 年11 月12 日に開示しています。
カリフォルニア大学アーバイン校の精神科学、人間行動学教授で、当試験の発表者であるSteven G. Potkin(スティーブン・G・ポトキン)博士は次のように述べています。
「LATUDAⓇの販売許可によって、統合失調症の患者さんにとって新しい治療選択肢が加わりました。PEARL 3 試験のデータは、LATUDAⓇの明確な有効性に加え、体重およびメタボリック指標の変動がプラセボと同程度であることを示しており、治療困難で深刻な本疾患の症状管理に対する本剤の今後の役割について、私たちの理解を更に深めることになります。」
【PEARL 3 試験の結果について】
PEARL 3試験はプラセボ比較試験であり、実薬群はLATUDAⓇ80mg/日、160mg/日、フマル酸クエチアピン徐放錠600mg/日の3つです。フマル酸クエチアピン徐放錠は試験精度を確認するための参照薬として使用されており、LATUDAⓇとフマル酸クエチアピン徐放錠を直接比較したものではありません。当試験は、DSM-IV基準に基づいて統合失調症と診断され、PANSS総合点数が80以上の精神症状の急性増悪を示す患者さんを対象に実施しました。
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=93

ベルケイドの皮下注射投与製剤と静脈注射投与製剤を比較した臨床第3相試験結果について(2010/12/8)
当社の100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)が実施したベルケイド(一般名:ボルテゾミブ、以下「ベルケイド」)の皮下注射投与製剤と静脈注射投与製剤の有効性および安全性を比較した臨床第3相試験結果が、米国時間12月6日、フロリダ州オーランドにおける第52回米国血液学会年次総会において、発表されましたのでお知らせします。(抄録番号312)

<試験結果>

・主要評価項目であるベルケイドの12週投与後の全奏効率はいずれの投与群も42%で同等
・ベルケイドの12週投与後に部分奏効が見られた、あるいは、部分奏効に満たない患者にさらに12週デキサメタゾンを上乗せ投与した患者の全奏効率はいずれの投与群も52%で同等(うち、完全奏効(CR)/ほぼ完全奏効(nCR)率は、静注投与群で22%、皮下注投与群で20%)
・皮下注投与群における無増悪期間の中央値は10.4ヶ月、1年間の全生存率は72.6%、静注投与群における無増悪期間の中央値は9.4ヶ月、1年間の全生存率は76.7%
・末梢神経障害については、静注投与群で53%に対して、皮下注投与群では38%で見られ(p=0.04)、うち、グレード3以上の末梢神経障害の比率は、それぞれ16%、6%(p=0.03)
・静注投与群と皮下注投与群におけるグレード3以上の有害事象発現率は、それぞれ70%、57%、有害事象発現による治療中止率は、それぞれ27%、22%
米国血液学会年次総会で本試験結果を発表したフランス・ナント大学病院のDr. Philippe Moreauは、「本試験結果で最も注目すべき点は、ベルケイドの皮下注製剤が静注製剤に比べ、末梢神経障害の発現率を顕著に減少させ、投与オプションとして欠かせない製剤となる可能性が示されたことです」と述べています。
本試験結果についてミレニアム社のChief Medical OfficerであるNancy Simonianは、「本試験において、無増悪期間と全生存期間を含め、すべての有効性の評価項目においてベルケイドの皮下注製剤と静注製剤が同等の有効性を示したことは、皮下注製剤の有効性をサポートする結果であったと考えます」と述べています。

<試験概要> ・試験デザイン: オープン非劣性試験
・投与群: 皮下注投与群と静注投与群を2:1の比率で割付け
・用法・用量: ボルテゾミブとして1.3mg/㎡(体表面積)を24週投与
(3週間を1サイクルとして1、4、8、11日目に投与し、合計8サイクル投与)
最初の12週はベルケイド単独投与、その時点で、不変あるいは部分奏効で、かつ増悪が見られない場合には、続く12週の期間、デキサメタゾン20mgをベルケイド投与日およびその翌日に経口投与可能
24週投与後、部分奏効が確定できない場合、あるいは遅延しているが部分奏効に向かっている場合には、さらにベルケイドを6週投与可能(35%以上の患者が少なくとも24週間投与を受けた)

・投与方法: ベルケイド3.5mgバイアルを使用
皮下注製剤:1.3mg/㎡(1.4mlの生食で溶解、濃度2.5mg/ml)
静注製剤:1.3mg/㎡(3.5mlの生食で溶解、濃度1mg/ml)を3~5秒かけて投与

・対象患者: 再発性多発性骨髄腫患者222名(年齢中央値64.5歳)
・主要評価項目: 12週投与後の全奏効率(Overall Response Rate:ORR)
・副次評価項目: 24週投与後のORR、無増悪期間(Time to Tumor Progression: TTP)、
無増悪生存期間(Progression Free Survival: PFS)、1年間の全生存期間(Overall Survival: OS)、安全性・忍容性など
http://www.takeda.co.jp/press/article_40748.html

KW-0761(抗CCR4ヒト化モノクローナル抗体)の 皮膚T細胞リンパ腫を対象とした米国第1/2相臨床試験の結果のお知らせ(2010/12/8)
 協和発酵キリン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、2010年12月4日から7日まで米国フロリダ州オーランドで開催された第52回米国血液学会(American Society of Hematology: ASH)において、当社が開発中のKW-0761の米国での第1/2相臨床試験の結果が発表されましたことをお知らせいたします。

 KW-0761は、当社独自の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT®(ポテリジェント)注1」を用いて作製したヒト化モノクローナル抗体で、CCR4注2を抗原として認識して、標的細胞をADCC注3作用で攻撃します。

 発表された演題は、前治療歴のある皮膚T細胞リンパ腫注4を対象とした多施設共同第1/2相臨床試験の内容で、当社米国子会社の協和発酵キリンファーマ注5がスポンサーを務める臨床試験です。本試験では42名にKW-0761が投与されました。第1相臨床試験パートの用量設定試験において、用量制限毒性(DLT)は認められませんでした。第2相臨床試験パートを含む試験全体の有害事象としては、悪心、頭痛、悪寒、発熱、発疹、下痢、背部痛及び嘔吐等が認められましたが、多くは軽度から中程度でありました。有効性はセザリー症候群(SS)注616名及び菌状息肉症(MF)注722名の計38名で評価され、奏効率は3名の完全寛解を含め42%(SS: 50%、MF: 36%)であったことから、前治療歴のある皮膚T細胞リンパ腫に対して有効性が示唆されました。

 協和発酵キリンは、がんを重点領域とし、抗体技術を核として画期的な新薬を継続的に創出することで、がん患者さんの治療およびQOLの向上に貢献してまいります。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2010/20101208_01.html

経口FXa阻害薬「エドキサバン」の第3相臨床試験結果を米国血液学会で発表(2010/12/8)
-股関節全置換術施行患者の静脈血栓塞栓症の発現率を対照薬と比べて有意に低減-

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、米国オーランドにて開催中の第52回米国血液学会(American Society of Hematology:ASH)において、当社が創製した経口Fxa阻害薬(抗凝固薬)エドキサバン(JAN: エドキサバントシル酸塩水和物)の股関節全置換術施行患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験のデータが発表されたことをお知らせします。



当社は、610名の患者さんを対象として、エドキサバンの30 mg 1日1回投与群の有効性の検証および安全性の検討を目的に、標準的な治療薬であるエノキサパリンナトリウムの2,000IU(*)1日2回投与(皮下注射)群を対照とした二重盲検比較試験を日本で実施いたしました。その結果、エドキサバンは、有効性の主要な評価指標である静脈血栓塞栓症の発現率をエノキサパリンナトリウムと比べて65.7%低減させ、非劣性が検証されたのみならず、優越性が確認されました。また、安全性の評価指標である重大な出血および臨床的に重要な出血の発現率について、両群間で有意な差は認められませんでした。

当社は、本試験結果ならびに本年7月発表の膝関節全置換術施行患者を対象とした試験結果を申請資料の主要データとして、下肢整形外科手術患者における静脈血栓症の予防適応で国内製造販売承認申請を既に行っております。



なお、現在、グローバル第Ⅲ相臨床試験として、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防についての試験(ENGAGE AF-TIMI 48)および深部静脈血栓症、肺塞栓症患者における静脈血栓塞栓症の二次予防についての試験(HOKUSAI VTE)を実施しています。



*IU(International Unit): 薬理学で用いられる生体に対する効力で、その量を示す単位



(別紙)

1.エドキサバンの概要

血管内での血液凝固に関与する活性化第X因子を直接阻害する作用メカニズムを持つ経口抗凝固薬であり、血栓塞栓症の治療および予防を目的とした開発が進んでいます。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/003857.html

KW-0761(抗CCR4ヒト化モノクローナル抗体)の 再発又は再燃成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)を対象とした 国内第2相臨床試験の結果のお知らせ(2010/12/7)
 協和発酵キリン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、2010年12月4日から7日まで米国フロリダ州オーランドで開催された第52回米国血液学会(American Society of Hematology:ASH)において、当社が開発中のKW-0761の日本での第2相臨床試験の結果が発表されましたことをお知らせいたします。

 KW-0761は、当社独自の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT®(ポテリジェント)注1」を用いて作製したヒト化モノクローナル抗体で、CCR4注2を抗原として認識して、標的細胞をADCC注3作用で攻撃します。

 発表された演題(抄録番号285)は、化学療法奏効後の再発又は再燃成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)注4を対象とした多施設共同第2相臨床試験の内容で、名古屋市立大学病院・血液内科の石田高司先生より口頭発表されました。本試験では、KW-0761を1.0 mg/kgの用量で、週1回間隔で8回投与したときの有効性及び安全性が検討され、27名にKW-0761が投与されました。有害事象はリンパ球減少、好中球減少、血小板減少等の血液毒性に加え、急性輸注反応、発疹、肝酵素上昇等の非血液毒性が高頻度に認められました。しかし、対処療法により適切に対応することで管理可能であることから忍容性ありと判断されました。有効性は、主要評価項目の奏効率が50%(95%CI;30 - 70%)であることから、CCR4陽性の再発又は再燃ATLに対する有効性が確認されたと判断されました。

 なお、KW-0761については、国内で、CCR4陽性の初発未治療ATLを対象としたmLSG15療法注5とKW-0761を併用する第2相臨床試験および化学療法奏効後のCCR4陽性の再発又は再燃末梢性T/NK細胞リンパ腫注6を対象とした第2相臨床試験についても実施しております。

 協和発酵キリンは、がんを重点領域とし、抗体技術を核として画期的な新薬を継続的に創出することで、がん患者さんの治療およびQOLの向上に貢献してまいります。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2010/20101207_02.html

VEGF Trap-Eye滲出型加齢黄斑変性の第III相臨床試験で良好な結果(2010/11/26)
・ 2つの試験で、隔月投与群を含むVEGF Trap-Eyeのすべての投与群が、ラニビズマブの毎月投与群との比較において主要評価項目を達成
・ 2011年上半期に製造販売承認を申請予定

バイエル ヘルスケア社とリジェネロン ファーマシューティカル社(NASDAQ: REGN)は本日、VEGF Trap-Eye の滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)を対象とした2つの第III相比較試験で、隔月投与(2カ月に1度の投与)群を含むVEGF Trap-Eye(一般名:aflibercept, 眼科用製剤)のすべての投与群が、現在の標準治療薬であるラニビズマブの毎月投与(1カ月に1度の投与)群との比較において主要評価項目を達成したと発表しました。主要評価項目は、投与開始から52週間の視力維持もしくは改善した被験者の割合について、ラニビズマブに対する統計学的非劣性を示すことでした。

結果の詳細は2011年2月に開催される血管新生に関する国際学術会議で発表されます。バイエル ヘルスケア社とリジェネロン社は、これら試験の良好な結果を受けて、ヨーロッパと米国で2011年上半期に製造販売承認を申請する予定です。

北米で実施されているVIEW1試験において、視力の維持が達成された被験者の割合は、ラニビズマブ0.5mgを4週ごとに投与された被験者で94%であったのに対し、VEGF Trap-Eye 0.5mgを4週ごとに投与された被験者で96%、2mgを4週ごとに投与された被験者で95%、2mgを8週ごとに投与された被験者で95%でした。ヨーロッパ、アジア太平洋、日本、ラテンアメリカで実施されているVIEW2試験においては、視力の維持が達成された被験者の割合は、ラニビズマブ0.5mgを4週ごとに投与された被験者で94%であったのに対し、VEGF Trap-Eye 0.5mgを4週ごとに投与された被験者で96%、2mgを4週ごとに投与された被験者で96%、2mgを8週ごとに投与された被験者で96%でした。視力の測定は、このような臨床研究で視力を測定する際に標準的に用いられるETDRS視力表を用いて、投与開始から52週後に判読可能な文字数に基づくスコアにより行いました。ETDRS視力表において、視力の減少が3行未満(15文字未満に相当)の場合に、視力は維持されていると判定しました。

「現在治療に用いられている抗VEGF療法は、滲出型加齢黄斑変性の治療を著しく進歩させ、多くの患者さんにおいて視力の改善が報告されています。しかしながら、長期的に視力改善を維持、最適化するためには毎月の硝子体内注射が必要です。今回のVIEW試験の結果により、VEGF Trap-Eyeが、滲出型加齢黄斑変性の患者管理において新しい治療パラダイムを確立する可能性が示されました。つまり、2カ月ごとの投与が可能となり、その間のモニタリングや投与のための来院が不要となるでしょう」と、オーストリア・ウィーン大学医学部附属眼科病院教授でVIEW2の試験総括責任者のウルスラ・シュミット-エルフルト博士は述べています。

ボストン眼科クリニック(Ophthalmic Consultants of Boston)臨床眼科医でVIEW1試験の治験実施委員会代表のジェフリー・ハイヤー博士は、「これらの試験の重要な目標は、VEGF Trap-Eyeが、より便利な2カ月ごとの投与で視力を大幅に改善し、長期的にそれを維持できることを検証することでした。この目標の達成は、患者、ケア提供者、医師にとって重要な意味を持ちます」と述べています。

VIEW1試験では、VEGF Trap-Eye 2mgを4週ごとに投与された群では、ラニビズマブ0.5mgを4週ごとに投与された群と比較し、ベースラインから52週目にかけての視力の改善(副次評価項目)が有意に優れていました(p< 0.01)。すなわち、VEGF Trap-Eye 2mg を4週ごとに投与された群では平均10.9文字視力が改善し、ラニビズマブ0.5mgを 4週ごとに投与された群では平均8.1文字の改善でした。VIEW1試験のほかの2つのVEGF Trap-Eye投与群と、VIEW2試験のすべてのVEGF Trap-Eye投与群では、この副次評価項目については、ラニビズマブ群と比較して統計学的に有意な差はありませんでした。

VEGF Trap-Eye、ラニビズマブともに概ね安全性は良好でした。いずれの試験においても、眼科的治療期間中の有害事象の発現率は4つの投与群間で差はなく、最も頻度が高かった有害事象は硝子体内注射、基礎疾患、加齢に関連するものでした。最も頻度が高かった眼における有害事象は、結膜出血、黄斑変性、眼痛、網膜出血、飛蚊症でした。眼以外で生じた重篤な有害事象は、滲出型加齢黄斑変性の硝子体内治療を受けている高齢の患者さんで報告される典型的なもので、最も多かったものは転倒、肺炎、心筋梗塞、心房細動、乳癌、急性冠症候群でした。投与群間で目立った差はありませんでした。
試験2年目は、VIEW1, 2試験ともに、被験者は1年目と同じ用量の硝子体内投与を受けますが、投与頻度は3カ月に1度、ただし、視力の悪化や網膜厚の増加、血液や血漿の漏出が起こった場合は、それ以上の頻度で投与を行います(この投与法を “quaterly capped PRN“と呼んでいます)。
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2010%2Fnews2010-11-26.html

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A. 臨床試験中の脂質異常症改善薬 Anacetrapib 第Ⅲ相試験結果を発表(2010/11/19)
2010年11月13日~17日に米国シカゴで開催されました米国心臓協会学術会議(AHA : American Heart Association)において、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.が開発中の脂質異常症改善薬であるCETP阻害剤 anacetrapib の第Ⅲ相試験結果が発表されました。
当リリースは、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.が2010年11月17日(米国東部時間)に発表したものを日本語に翻訳したものです。この資料の内容および注釈については英語が優先されます。
http://www.msd.co.jp/newsroom/pdf/us_release/merck_1119.pdf

血管新生阻害剤OTS102 第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(PEGASUS-PC Study)の進捗に関するお知らせ(2010/11/13)
当社にて実施中の血管新生阻害剤OTS102 の膵癌に対する第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(PEGASUS-PCStudy)における進捗の報告です。
この度プロトコールの規定どおり、第三者機関である効果安全性評価委員会におきまして第2回中間解析(有効性の評価)が実施され、その結果に基づいて以下の勧告を受けましたのでお知らせいたします。



試験計画時に想定した本剤の有効性を検証するためには、予定通り、試験を継続する旨の勧告を受けました。
当社は、今後も安全性に十分留意しつつ、予定通り試験を完遂させ、OTS102 の製造販売に関する契約締結先である扶桑薬品工業株式会社及び大塚製薬株式会社と承認申請についての準備を進めます。
http://www.oncotherapy.co.jp/news/20101113_01.pdf

サノフィパスツール、デング熱ワクチンの臨床開発が最終段階に(2010/11/8)
~オーストラリアで最初の第III 相試験を実施~
フランス、リヨン―2010年11月4日―サノフィ・アベンティスグループ(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY)のワクチン事業部門であるサノフィパスツールは、本日、デング熱ワクチンの臨床開発が最終段階に入ったと発表しました。
サノフィパスツールのデング熱ワクチンは、世界で最も臨床開発が進んだデング熱候補ワクチン1,2です。オーストラリアにおいて最初の第III相臨床試験が開始されました。
同試験は、小児および成人のデング熱を予防する新規ワクチンの開発推進を目的とした、グローバル第III相臨床試験プログラムの一環として実施されます。全世界でおよそ30億人が感染の脅威にさらされており、デング熱が発生するラテンアメリカならびにアジアの多くの国々では深刻な公衆衛生上の問題であるにもかかわらず、具体的な治療法がないのが現状です3。
ワクチンの臨床開発において、第III相試験は最終の段階です。同試験を経て、規制当局に製造販売承認申請が申請されます。サノフィパスツールのデング熱候補ワクチンは、第III相臨床試験に到達した初のデング熱ワクチンです。
サノフィパスツール社長兼CEOのウェイン・ピサノは、次のように述べています。「デング熱という世界的な健康問題に対処すべく、サノフィパスツールはデング熱ワクチンの研究開発とワクチン製造能力の拡大を、かつてない規模で進めています。およそ20年前にスタートを切った同ワクチンの開発は、長い道のりを経て、いよいよ最終段階に入りました。成功を収め、デング熱が公衆衛生上の最重要課題である国々にワクチンを届けたいと思います」
オーストラリアで実施される第III相試験では、商業スケールで製造されたデング熱ワクチンが初めて使用されます。
この試験の目的は、ワクチンの商業スケール製造が、規制当局の製造販売承認で求められる品質の一貫性基準への適合を証明することです。当該第III相試験の詳細ならびにすでに終了した試験の結果は、11月3日から7日に米国ジョージア州アトランタにて開催される第59回米国熱帯医学会(ASTMH)年次総会で発表されます。
http://www.sanofi-aventis.co.jp/l/jp/ja/index.jsp

前立腺癌治療薬TAK-700の臨床第3相試験開始について(2010/11/4)
当社の100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下「ミレニアム社」)は、このたび、同社が開発を進めている前立腺癌治療薬TAK-700について、米国において進行性前立腺癌患者を対象とした臨床第3相試験を開始しましたのでお知らせします。

本薬は、当社が創製した非ステロイド系の男性ホルモン合成酵素阻害薬であり、男性ホルモンの生成に重要な役割をもつ酵素(17,20-リアーゼ.※1)に強力に結合し、その働きを阻害することが前臨床試験で認められています。この作用により、本薬は、精巣および副腎の両方に由来する男性ホルモンの生成を抑制し、抗腫瘍効果を示します。

本試験は、一般的なホルモン療法に抵抗性を示し、かつ、化学療法を受けていない転移性の前立腺癌患者を対象に、多施設・無作為二重盲検で、プレドニゾンとプラセボ投与群を対照とし、プレドニゾンと本薬投与群を比較するグローバル試験※2です。主要評価項目は、全生存期間と無増悪生存期間です。

ミレニアム社のChief Medical OfficerであるNancy Simonianは、「本試験において、TAK-700が進行性前立腺癌のアンメットメディカルニーズを満たす優れた臨床効果を示すものと期待しています。TAK-700の臨床第3相試験の開始を通じて、ミレニアム社と武田薬品は、前立腺癌治療の新たな治療法の確立という使命を果たしたいと考えています」と述べています。

なお、本薬については、ドセタキセルをベースとした化学療法が無効であり、かつ一般的なホルモン療法に抵抗性を示す転移性前立腺癌患者を対象として、プレドニゾンとプラセボ投与群を対照とし、プレドニゾンと本薬投与群※2を比較する二本目の臨床第3相試験のプロトコールを確定しており、本年末までに患者登録を開始する予定です。

以 上



※117,20-リアーゼ
17,20-リアーゼは、精巣および副腎に存在し、チトクロームP450という酵素の一種で、ステロイド骨格を形成する17番目の炭素と、その側鎖である20番目の炭素の間を切断することで、男性ホルモンを生成する役割を担います。

※2米国に続いて、日本を含むアジア、欧州、ラテンアメリカも本試験に参画する予定です。
http://www.takeda.co.jp/press/article_40326.html

GnRHアンタゴニスト/前立腺癌治療剤 デガレリクスの国内承認申請に関するお知らせ(2010/10/28)
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、開発を進めているゴナドトロピン放出ホルモン(Gonadotropin Releasing Hormone; GnRH)アンタゴニスト デガレリクス酢酸塩(一般名、開発コード:ASP3550、以下「デガレリクス」)の1ヶ月製剤に関し、本日、前立腺癌の適応症について厚生労働省に承認申請を行いましたので、お知らせします。

デガレリクスは、皮下注射されるGnRH受容体拮抗薬です。GnRHは脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH受容体に結合することにより、男性ホルモンの一つであるテストステロンの産生に関わっています。テストステロンは男性機能維持のために必要なホルモンですが、前立腺癌においては癌細胞の増殖を促進し、症状を進行させてしまいます。これに対してデガレリクスは、GnRH受容体へのGnRHの結合を競争的に阻害することによってテストステロンの産生を低下させ、その結果前立腺癌の増殖を抑制する作用があります。国内で実施した第II相臨床試験では、1年間の血清テストステロンの去勢レベルへの抑制・維持および安全性が確認されました。このたびの承認申請においては、国内で実施した第I相臨床試験および第II相臨床試験成績より、国内第III相臨床試験を省略し、海外で実施された第III相臨床試験等の成績を利用して申請しました。

海外においては、デガレリクスは米国食品医薬品局(FDA)により2008年12月、欧州医薬品庁(EMA)により2009年2月に、前立腺癌治療薬として承認され、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス等の21カ国*で市販されています。

アステラス製薬は、2006年1月、スイスの医薬品会社フェリングインターナショナルセンターSA(本社:サンプレ、Chairman: Frederik Paulsen、以下「フェリング社」)と、同社が創製したデガレリクスの前立腺癌治療に関する日本での独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結し、第II相試験から開発を手掛けてきました。今回の承認申請に伴い、アステラス製薬は10百万ユーロのマイルストンをフェリング社に支払いますが、当期(2011年3月期)業績予想に織り込み済みです。

アステラス製薬は、新規作用機序のデガレリクスを市場投入することにより、新たな選択肢を提供することで、前立腺癌治療に一層の貢献ができるものと期待しています。また、アステラス製薬は、過活動膀胱治療剤「ベシケア®錠」、前立腺肥大症の排尿障害改善剤「ハルナール®錠」などの製品を販売している泌尿器領域を重点領域と位置付けていますが、今回の承認申請は同領域における事業基盤を更に強化する重要な一歩であり、今後の重点領域と位置づけているがん領域への国内における参入の足がかりであると考えています。
なお、発売時期、売上規模等は、わかり次第、お知らせいたします。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/gnrh.html

TAK-442の急性冠症候群(ACS)患者を対象とした臨床第2相試験の速報結果について(2010/10/26)
当社は、このたび、海外で実施したTAK-442の臨床第2相試験の速報結果が得られましたので、お知らせします。TAK-442は経口で活性型血液凝固第X因子を選択的に阻害し、抗凝固作用を有します。

今回の臨床第2相試験は、本薬の複数用量(最小用量:10mg×2回/日~最大用量:120 mg×2回/日)における安全性および忍容性を評価するための多施設・無作為二重盲検、プラセボ対照比較試験でした。本試験では急性冠症候群(ACS)を発症した患者を対象に、心血管イベント再発予防のための標準治療(アスピリンもしくは複数の抗血小板薬による治療)に加えてプラセボもしくは本薬を投与しました。

安全性の主要評価項目は、24週間の治療期間中の大出血の発生率とし、TIMI出血基準※を用いて検討しました。本薬群の大出血の発生率は、低用量群において低く、高用量群においてはプラセボと比較し総じて高い傾向が認められました。

有効性については、複合心血管イベント発生率(心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳血管障害、入院を必要とする心筋虚血)を主要評価項目としていましたが、本試験においては、本薬による明確なイベントリスクの減少傾向および用量反応性は認められませんでした。結果の詳細については現在解析中であり、当社では早期に今後の開発方針について決定してまいります。

※TIMI(Thrombolysis in Myocardial Infarction)出血基準
http://www.takeda.co.jp/press/article_39196.html

経口直接的Factor Xa阻害剤 ダレキサバン(YM150)の国内承認申請に関するお知らせ(2010/9/29)
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、開発を進めている経口直接的Factor Xa阻害剤ダレキサバンマレイン酸塩(一般名、開発コード:YM150、以下「ダレキサバン」)に関し、本日、下肢整形外科手術施行患者等における静脈血栓塞栓症(VTE*)予防の適応症について厚生労働省に承認申請を行いましたので、お知らせします。

ダレキサバンはアステラス製薬によって創製・開発された経口投与のFactor Xa阻害剤です。同剤は、血液凝固カスケード中の活性化血液凝固第X因子を直接的かつ選択的に阻害することにより、トロンビン生成を抑制し、血栓症を予防することが期待されます。国内で実施した膝関節全置換術施行患者、股関節全置換術施行患者を対象とした二つの第II/III相臨床試験で、プラセボ群に対するVTE予防効果及び安全性が確認されました。

現在、アステラス製薬はダレキサバンを、VTE予防、心房細動患者を対象とした脳梗塞予防及び急性冠症候群患者を対象とした虚血性イベント予防の適応症で、グローバルに開発を進めています。米国で実施した膝関節置換術施行患者を対象としたVTE予防の適応症における第II相臨床試験でも、用量依存的なVTE予防効果が確認されました。また、国際共同試験として日本・アジア等で実施した、心房細動患者を対象とした脳梗塞予防の適応症における前期第II相臨床試験においても、今後の臨床試験に向けた最適な用量範囲が確認されています。

アステラス製薬は、新規作用機序の経口抗凝固薬であるダレキサバンを市場投入することにより、新たな選択肢を提供することで、VTE予防に一層の貢献ができるものと考えています。
尚、発売時期、売上規模等は、わかり次第、お知らせいたします。

*VTE=Venous Thromboembolismの略。肺血栓塞栓症(Pulmonary Embolism; PE)とその原因となる深部静脈血栓症(Deep Vein Thrombosis; DVT)を合わせてVTEと呼びます。DVTは深部静脈に血栓ができる疾患です。一方、PEは、主に深部静脈で形成された血栓が血流に乗って肺に到達し肺動脈を閉塞させ、急性の呼吸循環障害を引き起こす疾患です。DVTは下肢や腹部等の手術後に多く発生し、PEとなった場合の致死率も高いため、その予防が極めて重要です。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/factor-xaym150.html

骨粗鬆症治療薬 月1回間歇経口剤「リカルボン® 錠50mg/ボノテオ® 錠50mg」 国内承認申請のお知らせ(2010/9/10)
小野薬品工業株式会社(本社:大阪、社長:相良 暁、以下「小野薬品」)とアステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、国内で共同開発を進めてまいりました骨粗鬆症治療薬 月1回間歇経口剤 「リカルボン® 錠50mg(小野薬品)/ボノテオ® 錠50mg(アステラス製薬)」(一般名:ミノドロン酸水和物、開発コードONO-5920/YM529)に関し、本日、医薬品医療機器総合機構に承認申請を行いましたので、お知らせいたします。

 ミノドロン酸水和物(以下、本薬)は、アステラス製薬によって創製され、小野薬品とアステラス製薬で共同開発したビスホスホネート系の薬剤です。本薬は、破骨細胞による骨吸収を抑制して骨密度や骨強度の増加をもたらします。
本薬の1日1回連日経口剤は、骨粗鬆症に対する強力な骨折防止効果が検証されたことにより、「リカルボン® 錠1mg/ボノテオ® 錠1mg」として2009年4月より販売されております。

今回申請を行いました「リカルボン® 錠50mg/ボノテオ® 錠50mg」は、本薬の月1回間歇経口剤であり、国内で実施した第Ⅱ/Ⅲ相試験では、主要評価項目とした最終評価時の腰椎平均骨密度変化率において、1日1回連日経口剤1mgに対する非劣性が検証されました。安全性に関しても特に問題はなく、副作用発現率においても1日1回連日経口剤1mgに対して大きな差は認められませんでした。この試験結果より、「リカルボン® 錠50mg/ボノテオ® 錠50mg」は、本薬の1日1回連日経口剤と同様の骨折防止効果を有していると考えられ、服薬頻度の低減により患者さんの利便性の向上に寄与できる製剤であると考えられます。

小野薬品とアステラス製薬は1日1回連日経口剤「リカルボン® 錠1mg/ボノテオ® 錠1mg」を発売以来、骨粗鬆症に苦しむ患者さんの骨折予防等への貢献に努めてまいりました。
「リカルボン® 錠1mg/ボノテオ® 錠1mg」に加えて月1回間歇経口剤「リカルボン® 錠50mg/ボノテオ® 錠50mg」が承認された際には、患者さんの服用方法の選択肢が広がり、骨粗鬆症の治療において、より一層の貢献ができるものと期待しています。
尚、発売時期、売上規模等は、確認でき次第、お知らせいたします。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/50mg50mg.html

効性の偏頭痛薬;ゾルミトリプタン経鼻剤の臨床試験に関するお知らせ - 米国における臨床第Ⅰ相試験の実施について -(2010/8/11)
当社が開発中のゾルミトリプタン経鼻剤(開発コード;TRZ)について、米国における臨床第Ⅰ相試験の実施許可申請に必要な非臨床試験が完了し、臨床試験に向けてのステップが進みましたことをお知らせいたします。
偏頭痛は、頭の片側からこめかみにかけて脈打つように「ずきずき」、「がんがん」と痛み、ひどいときには日常生活が妨げられるほどの強さの痛みや、吐き気を伴うとてもつらい頭痛であり、患者さんは速やかにその痛みを緩和できて、しかも注射に替わるタイプの製剤を強く望んでいます。本製剤の有効成分であるゾルミトリプタンは、既に臨床で広く使われている偏頭痛治療薬ですが、当社では、患者さんが注射をすること無く、速やかにしかも簡便な投与方法で偏頭痛を緩和させる新しいタイプの製剤開発を目指して、独自の経鼻投与技術(μcoTM system;ミューコシステム)を応用したTRZ を完成させました。
右図に示したとおり、本製剤(TRZ)は、霊長類(カニクイザル)を用いた前臨床試験において、その安全性と速やかで高い吸収性が確認されました。すなわち、市販のゾルミトリプタン錠経口剤に比べて、TRZは、投与直後から速やかに吸収が始まり、しかも高い吸収性が確認されました。このことから、患者さんの偏頭痛をより早く緩和させる新しい製剤となりえることが示唆されました。
今後、ヒトでの吸収性、忍容性及び安全性を確認する臨床第Ⅰ相試験を実施すべく、既に申請済の米国FDA とのPre-IND 会議*1 を経た後、年内にはIND 申請*2 を完了させ、来年3 月までに当該臨床試験のデータを取りまとめる予定です。
http://www.snbl.co.jp/pdf/ir/release100811-1.pdf

バイエルのリバロキサバンが深部静脈血栓症を対象とした長期の第III相臨床試験EINSTEIN-DVTで主要評価項目を達成(2010/8/6)
・ リバロキサバンは副次評価項目である総合有用性評価指標において標準治療に対する優越性を示す
・ 長期試験におけるリバロキサバンの良好な忍容性
・ フルデータを2010年の欧州心臓病学会におけるホットラインセッションで発表

2010年8月6日

ベルリン、2010年8月4日 ― バイエルは本日、第III相臨床試験EINSTEIN-DVTにおいて経口のリバロキサバンを用いた新規の簡便な単剤療法が、現在の深部静脈血栓症(DVT:deep vein thrombosis)の標準治療(最初にエノキサパリンを投与した後、ビタミンK拮抗剤を投与する方法)に対し、主要有効性評価項目において非劣性を示し、全体の相対リスクの低下を示したと発表しました。この非劣性試験には3,400人以上の患者さんが参加しており、主要有効性評価項目は、症候性再発性静脈血栓塞栓症(非致死性または致死性)の累積発生率でした。

リバロキサバンは標準治療と比べ、総合有用性評価指標、つまり、あらかじめ主要有効性評価項目と重大な出血事象を合わせて定義された副次評価項目を有意に改善しました。

バイエル ヘルスケア社の執行委員会メンバーで、チーフメディカルオフィサーのケマール・マリックは、「この試験結果は、リバロキサバンによる新規の簡便な単剤療法が、DVTに苦しむ患者の治療において現在の標準治療に取って代わり得ることを裏付けています」と述べました。

リバロキサバンは忍容性が良好で、主要安全性評価項目は重大な出血事象と、重大ではないが臨床的に問題となる出血事象の複合事象であり、その発現頻度は現在の標準治療と同等でした。この長期試験での総合的な安全性評価結果は、既存の臨床データに一致しており、改めてリバロキサバンの良好なベネフィット/リスクプロファイルを裏付けています。第III相臨床試験であるEINSTEIN-DVTのフルデータは、スウェーデンのストックホルムで開かれる欧州心臓病学会(ESC:European Society of Cardiology)で、代表研究者であるオランダ・アムステルダムのアカデミック・メディカルセンターのハリー・R・ビューラー博士が、2010年8月31日11:00~12:30(中央ヨーロッパ標準時)のホットラインセッションで発表されます。


EINSTEIN試験プログラムについて
EINSTEINは、患者8,000人以上が参加する3つの臨床試験(EINSTEIN-DVT、EINSTEIN-PE、EINSTEIN-Extension)で構成されるグローバル臨床開発プログラムです。これら試験のうち2試験は、急性の症候性深部静脈血栓症(EINSTEIN-DVT)または肺血栓塞栓症(EINSTEIN-PE)の患者が登録されました。2試験では、最初の3週間は経口リバロキサバン15mgを1日2回投与した後、リバロキサバン20mgを1日1回投与した患者と、最初にエノキサパリンを投与した後、ビタミンK拮抗剤を投与した患者とを比較しました。

国際共同第III相臨床試験EINSTEIN-DVTは、3,400人以上の急性症候性DVT患者(症候性肺血栓塞栓症患者は含まれず)が参加した無作為化、オープンラベル、盲検下評価、非劣性試験で、リバロキサバンを用いた新規の単剤療法による治療を、標準治療と比較検討しました。DVTを含む静脈血栓塞栓症(VTE:venous thromboembolism)の標準治療として、現在、低分子量ヘパリンの皮下注射後にビタミンK拮抗剤を投与するという2つの薬剤が使われます。安全のため、ビタミンK拮抗剤の投与に際し、国際標準化比(INR:International Normalized Ratio)で表されるプロトロンビン時間による定期的モニタリングが必要です。

患者さんは、経口リバロキサバン、または体重により投与量を調整したエノキサパリンの投与に続き、ワルファリンかアセノクマロールの投与を受けました。ワルファリンとアセノクマロールは、3カ月、6カ月または12カ月間にわたり、INR(管理目標2.5、範囲2.0~3.0)が治療域に維持されるように用量調整されました。EINSTEIN-DVTの主要有効性評価項目は、症候性再発性VTEと、非致死性・致死性肺血栓塞栓症(PE:pulmonary embolism)の累積発生率です。主要安全性評価項目は、重大な出血事象と、重大ではないが臨床的に問題となる出血事象です。

3つ目の試験EINSTEIN-Extensionは、6カ月または12カ月の治療完了後、予防的治療を6カ月または12カ月延長することにより、再発性症候性静脈血栓症の2次予防におけるリバロキサバンの有効性と安全性をプラセボと比較しました。第III相臨床試験EINSTEIN-Extensionの結果は、米国ニューオリンズで開かれた第51回米国血液学会(ASH:American Society of Hematology)で2009年12月に発表されました。この試験で、経口リバロキサバン20mg 1日1回投与は、DVTまたはPEの治療を受けた患者さんにおいて、プラセボと比較して症候性VTEの再発リスクを82%有意に減少させることが示されました。また、重大な出血事象の発現率は低いものでした。
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2010%2Fnews2010-08_06.html

慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬として 「インダカテロールマレイン酸塩」を日本で承認申請(2010/8/3)
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷 宏幸)は、7月30日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬として、長時間作用性吸入気管支拡張剤である「インダカテロールマレイン酸塩(一般名、以下:インダカテロール)」(開発コード:QAB149)の製造販売承認申請を行いました。

インダカテロールは、吸入5分後から気管支拡張効果が発現し、1日1回の吸入で呼吸機能改善効果が24時間持続することが示された新しい長時間作用性β2刺激剤です。COPD患者を対象とした国内外の臨床試験結果から、インダカテロールは、1日1回の吸入で、優れた呼吸機能の改善効果を示しました。さらに、日常生活の活動度が改善するといったQOLの向上が認められ、良好な安全性も確認されたことから、臨床的に有用な薬剤であることが示唆されました。インダカテロールは、即効性と持続性の両特性を兼ね備えた新しい気管支拡張剤となる可能性があります。

COPDは、たばこの煙などの有害物質を長期間にわたり吸入することで発症する肺の慢性疾患です。気管支や肺の慢性的な閉塞症状をきたし、主な症状は、咳、痰や息切れなどで、その症状は徐々に進行して肺の機能が失われ、呼吸不全を起こす命にかかわる病気です。

厚生労働省の2008年の患者調査によると、医療機関でCOPDと診断された患者数は17万3000人ですが1、2000年に実施された疫学調査によるとCOPD患者数は約530万人と推定されており2、多くの潜在患者がいることが示唆されています。また、喫煙率が高く、喫煙開始年齢が若年化している日本では、今後さらに患者数が増えることが懸念されています。

Onbrez® Breezhaler®の製品名で、欧州連合(EU)、スイス、オーストリアをはじめ世界30カ国以上で承認されている(2010年7月現在)インダカテロールは、有効性、安全性、および1日1回投与という利便性の面から有用な薬剤であり、今後日本でも、COPDの治療において重要な選択肢の一つとなるものと期待しています。
http://www.novartis.co.jp/news/2010/pr20100803.html
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/08/index.html

c-Met阻害剤ARQ 197の非小細胞肺癌を対象とする第3相臨床試験への移行を決定(2010/8/3)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「第一三共」)とArQule社(本社:米国マサチューセッツ州)は、両社で共同開発中のc-Met阻害剤ARQ 197の非小細胞肺癌を対象とする第Ⅲ相臨床試験の実施を決定しましたのでお知らせします。この決定に従い、ARQ 197とエルロチニブ併用群とエルロチニブとプラセボ併用群を比較する第Ⅲ相臨床試験の臨床試験計画評価(Special Protocol Assessment: SPA)を米国食品医薬品庁(以下、「FDA」)に申請する予定です。



SPAとは、新薬の販売承認申請のために必要と考えられるデータを提供するため、臨床試験のデザイン、主要及び副次評価項目や解析計画を事前に確立させるために、FDA との間で合意する制度であり、FDAとの合意後、第一三共とArQule社は第Ⅲ相臨床試験を進めてまいります。

第一三共とArQule社は、2008年12月、日本、中国(香港含む)、韓国、台湾を除く全世界でARQ 197の共同開発・商業化のライセンス契約を締結しております。



c-MetとARQ 197について

ARQ 197は、経口可能な低分子のc-Met受容体チロシンキナーゼ選択的阻害剤です。

c-Met受容体のチロシンキナーゼが異常に亢進すると、癌細胞の増殖、生存、血管新生、浸潤、転移など様々な細胞内シグナル伝達に関与することが知られております。非臨床試験の結果から、ARQ 197は、ヒト癌細胞株のc-Met活性化を阻害し、複数のヒト腫瘍異種移植片に対して抗腫瘍活性を示すことが明らかとなっております。これまでの臨床試験では、ARQ 197投与による忍容性は良好であり、複数の投与量にてさまざまな癌腫で抗腫瘍効果や腫瘍の増大を抑える期間の延長が確認されております。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/003753.html

次世代インテグレース阻害薬「S/GSK1349572」の第3相臨床試験を実施 HIV インテグレース阻害薬「S/GSK1349572」の第3相臨床試験の実施について(2010/7/22)
塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、Shionogi-ViiV Healthcare LLC(本社:米国デラウェア州)を通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬S/GSK1349572(塩野義製薬 開発番号:S-349572)について、第3相臨床試験に進めることを決定しましたので、お知らせいたします。

 この決定は、後期第2相臨床試験であるSPRING-1およびVIKING試験の結果を受けたものです。これらの臨床試験は、抗HIV薬での治療を受けたことがない患者、ならびにラルテグラビル(インテグレース阻害薬として承認済み)では良好な治療結果が得られなかった患者に対するS/GSK1349572の治療効果を探索した試験です。SPRING-1およびVIKING試験の結果については、オーストリアのウィーンにて7月18日から23日まで開催されます国際エイズ学会(AIDS2010)で発表される予定です。

 優れた抗ウイルス活性とウイルス耐性プロファイルを有し、患者さまにとって服用し易いHIV感染症治療薬が早急に求められていることから、塩野義製薬は、引き続きShionogi-ViiV HealthcareLLC を通じてS/GSK1349572の開発を進めるとともに、今後も画期的なHIV感染症/AIDS治療の研究開発に取り組んでまいります。
http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/100722.pdf

HIVインテグレース阻害薬「S/GSK1349572」の第3相臨床試験の実施について(2010/7/21)
 塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、Shionogi-ViiV Healthcare LLC(本社:米国デラウェア州)を通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬S/GSK1349572(塩野義製薬 開発番号:S-349572)について、第3相臨床試験に進めることを決定しましたので、お知らせいたします。

 この決定は、後期第2相臨床試験であるSPRING-1およびVIKING試験の結果を受けたものです。これらの臨床試験は、抗HIV薬での治療を受けたことがない患者、ならびにラルテグラビル(インテグレース阻害薬として承認済み)では良好な治療結果が得られなかった患者に対するS/GSK1349572の治療効果を探索した試験です。SPRING-1およびVIKING試験の結果については、オーストリアのウィーンにて7月18日から23日まで開催されます国際エイズ学会(AIDS2010)で発表される予定です。

 優れた抗ウイルス活性とウイルス耐性プロファイルを有し、患者さまにとって服用し易いHIV感染症治療薬が早急に求められていることから、塩野義製薬は、引き続きShionogi-ViiV HealthcareLLC を通じてS/GSK1349572の開発を進めるとともに、今後も画期的なHIV感染症/AIDS治療の研究開発に取り組んでまいります。
http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/100721.pdf

選択的アルドステロンブロッカー セララ錠(エプレレノン) 慢性心不全に対する第3相臨床試験を開始(2010/7/15)
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梅田一郎)は、選択的アルドステロンブロッカー セララ錠(一般名:エプレレノン)の慢性心不全に対する第3相臨床試験を開始します。

この国内第3相試験は、New York Heart Association(NYHA)心機能分類2以上の慢性心不全患者を対象とした多施設共同、無作為化、並行群間、プラセボ対照、二重盲検比較試験です。心血管系の複合評価項目(心血管死または心不全による入院)を主要評価項目として、標準療法にエプレレノンを追加した群の有効性及び安全性を、標準療法にプラセボを追加した群と比較することを目的として実施し、試験期間は約4年間を予定しています。

エプレレノンは、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」によって開発が必要であると判断された109品目のうちの1品目で「心筋梗塞後の心不全」の開発要請を受けておりますが、より適応範囲の広い「慢性心不全」としての適応拡大に着手します。

エプレレノンの治験調整委員会委員長である山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学教授松﨑益德先生は、第3相臨床試験を開始するにあたって次のように述べています。
「エプレレノンは,海外の適応症である心筋梗塞後の左室機能不全および心不全患者を対象としたEPHESUS試験,及び慢性心不全患者を対象としたEMPHASIS-HF試験で,総死亡、および心血管イベントによる死亡等のリスクを低下させることが確認されていますが,残念ながら日本人患者でのエビデンスは未だありません。本試験によって,日本人慢性心不全患者におけるエプレレノンの有効性及び安全性が明らかになると期待しています。」

慢性心不全とは
国内の心不全患者数は100~250万人と推定され、その患者数は年々増加していると予測されています。『循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2004年度合同研究班報告)、慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)』によれば、慢性心不全とは、“慢性の心筋障害により心臓のポンプ機能が低下し、末梢主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液量を絶対的にまた相対的に拍出できない状態であり、肺または体静脈系にうっ血をきたし生活機能に障害を生じた病態”とされています。近年の病態解析の進歩により、慢性心不全では交感神経系やレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系に代表される神経内分泌因子が著しく亢進し、その病態を悪化させていることが判明しています(慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)より)。
先月5月27日には、ファイザー社よりEMPHASIS-心不全試験*1に関して、選択的アルドステロンブロッカーのエプレレノン群の有効性に基づいて被験者募集を早期に終了することが発表されました*2。

エプレレノンの作用機序
エプレレノン(製品名:セララ)は、鉱質コルチコイド受容体に結合し、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)のホルモンであるアルドステロンの結合を阻害します。アルドステロンは腎などの上皮組織並びに心臓、血管及び脳などの非上皮組織における鉱質コルチコイド受容体に結合し、ナトリウム再吸収及びその他の機序を介して血圧を上昇させます。エプレレノンはこれらのアルドステロンの作用を阻害することで降圧作用を発揮するものと考えられています。

厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」について
ファイザー株式会社では、厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」によって、医療上の必要性があると判断されて開発要請を受けたのは以下の7品目で、対応  状況は、治験実施中、承認審査中、承認申請準備中ならびに 公知申請*3の該当性を含め当局と相談中となっています。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2010/2010_07_15.html

選択的アルドステロンブロッカー セララ錠(エプレレノン) 慢性心不全に対する第3相臨床試験を開始(2010/7/15)
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梅田一郎)は、選択的アルドステロンブロッカー セララ錠(一般名:エプレレノン)の慢性心不全に対する第3相臨床試験を開始します。

この国内第3相試験は、New York Heart Association(NYHA)心機能分類2以上の慢性心不全患者を対象とした多施設共同、無作為化、並行群間、プラセボ対照、二重盲検比較試験です。心血管系の複合評価項目(心血管死または心不全による入院)を主要評価項目として、標準療法にエプレレノンを追加した群の有効性及び安全性を、標準療法にプラセボを追加した群と比較することを目的として実施し、試験期間は約4年間を予定しています。

エプレレノンは、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」によって開発が必要であると判断された109品目のうちの1品目で「心筋梗塞後の心不全」の開発要請を受けておりますが、より適応範囲の広い「慢性心不全」としての適応拡大に着手します。

エプレレノンの治験調整委員会委員長である山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学教授松﨑益德先生は、第3相臨床試験を開始するにあたって次のように述べています。
「エプレレノンは,海外の適応症である心筋梗塞後の左室機能不全および心不全患者を対象としたEPHESUS試験,及び慢性心不全患者を対象としたEMPHASIS-HF試験で,総死亡、および心血管イベントによる死亡等のリスクを低下させることが確認されていますが,残念ながら日本人患者でのエビデンスは未だありません。本試験によって,日本人慢性心不全患者におけるエプレレノンの有効性及び安全性が明らかになると期待しています。」

慢性心不全とは
国内の心不全患者数は100~250万人と推定され、その患者数は年々増加していると予測されています。『循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2004年度合同研究班報告)、慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)』によれば、慢性心不全とは、“慢性の心筋障害により心臓のポンプ機能が低下し、末梢主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液量を絶対的にまた相対的に拍出できない状態であり、肺または体静脈系にうっ血をきたし生活機能に障害を生じた病態”とされています。近年の病態解析の進歩により、慢性心不全では交感神経系やレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系に代表される神経内分泌因子が著しく亢進し、その病態を悪化させていることが判明しています(慢性心不全治療ガイドライン(2005年改訂版)より)。
先月5月27日には、ファイザー社よりEMPHASIS-心不全試験*1に関して、選択的アルドステロンブロッカーのエプレレノン群の有効性に基づいて被験者募集を早期に終了することが発表されました*2。

エプレレノンの作用機序
エプレレノン(製品名:セララ)は、鉱質コルチコイド受容体に結合し、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)のホルモンであるアルドステロンの結合を阻害します。アルドステロンは腎などの上皮組織並びに心臓、血管及び脳などの非上皮組織における鉱質コルチコイド受容体に結合し、ナトリウム再吸収及びその他の機序を介して血圧を上昇させます。エプレレノンはこれらのアルドステロンの作用を阻害することで降圧作用を発揮するものと考えられています。

厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」について
ファイザー株式会社では、厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」によって、医療上の必要性があると判断されて開発要請を受けたのは以下の7品目で、対応  状況は、治験実施中、承認審査中、承認申請準備中ならびに 公知申請*3の該当性を含め当局と相談中となっています。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2010/2010_07_15.html

「サーバリックス®」、最も悪性度の高い子宮頸がんに 関与するHPV45型への予防効果が確認される(2010/7/14)
子宮頸がん予防ワクチンの有効性に関する最大規模の臨床試験の結果が、第26回国際ヒトパピローマウイルス学会(IPC)にて発表されました。それによると、子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス®」により、ヒトパピローマウイルス(HPV)16、18型2,3と並んで最も悪性度の高い子宮頸がんに関連するウイルス型であるHPV45型1に対する予防効果も得られることが確認されました。

この試験の結果からは、「サーバリックス®」は世界的に子宮頸がんから多く検出される5種類の発がん性HPV型(16、18、31、33、45型)への予防効果があることが示されました*1,4。特にHPV16、18および45型は、若い女性から比較的多く検出される上に検診では発見されにくく、最も悪性度の高い子宮頸がんである腺がんに関与していることから、これらの型に対する予防効果が得られることは特に重要です2,3。これら3つのウイルス型に対する予防効果が得られるワクチンによって、この悪性度の高い子宮頸がんの発症を大幅に減らせることが期待できます5。

試験結果について、試験担当医師であるアルバータ大学のDrバーバラ・ロマノウスキー氏は次のように述べています。「『サーバリックス®』は、2種類のHPV型(16、18型)の予防を目的に設計されたワクチンですが、この試験結果からは、このワクチンにより少なくとも5つの型の発がん性HPVに対する予防効果が得られることが示されました。これは当初期待されていたよりも幅広い予防効果であり、しかも最も悪性度の高いタイプの子宮頸がんに対して顕著な予防効果が示されることから、女性にとって素晴らしいニュースです。」

IPCにおいてはまた、世界的に販売されている2つの子宮頸がん予防ワクチンの免役原性および安全性を比較した初の大規模試験(HPV010試験)について、接種開始24ヶ月後のデータが発表されました。その結果、初回開始24ヶ月後時点で「サーバリックス®」はガーダシル™と比較して、HPV16型と18型に対して引き続き有意に高い免疫反応が維持されたことが示されました6。ワクチンによる免疫反応と有効性の決定的な相関関係は確立されているわけはありませんが、高い免役反応は、ワクチンによる長期の予防効果を予測するものであると、多くの専門家は考えています7-11。

*ワクチンの有効性は、HPVの型(16、18、31、33、45)や、コホート群、エンドポイントによって異なります。


<参考資料>
HPV008試験(PATRICIA:PApilloma TRIal Cervical cancer In young Adults)について

このフェーズIIIの多施設共同無作為化二重盲検試験は、欧州、アジア太平洋地域、南米、北米の14カ国において15-25歳の女性18,644人を対象に行われました12。
被験者は、無作為に「サーバリックス®」投与群および対照群(A型肝炎ワクチンを投与)に分けられ、以下のコホート群で解析が行われました。
ATP-E群:有効性の検討を行うプロトコール遵守したコホート群。(ワクチン群=8093; 対照群=8069)
TVC群:ワクチン接種者全員のコホート群(ワクチン群=9319, 対照群=9325)。
TVC-naïve群:ワクチン接種者のうち、細胞診で異常がなく、過去に発がん性HPVに感染していないコホート群(ワクチン群=5822; 対照群=5819)。
ATP-E群は、ワクチン接種の要件を満たし、臨床試験のプロトコールを遵守し、3回全てのワクチン接種を受けた全ての被験者です12。
TVC群は、1回以上のワクチン接種を受けた全ての被験者です。この群には、ワクチン接種時に発がん性HPVに感染している(感染したことがある)被験者や、細胞診で高度異形成が確認された被験者も含まれます。この群は、性活動のある若い女性一般を代表することを目的としています12。
TVC-naïve群は、1回以上のワクチン接種を受けた被験者で、ワクチン接種時に発がん性HPVの感染歴がなかった被験者です。この群は、性交経験のない若い女子を代表することを目的としています12。
HPV008試験の有効性および安全性に関する中間解析結果および、発症した症例に基づいた最終的な解析結果は、ランセット誌に掲載されています12。

HPV-010試験について

このフェーズIIIの無作為化二重盲検試験は、米国の40施設において18-43歳の女性1,106人を対象に行われました。
現在販売されている2つの子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス®」およびガーダシル™の免疫反応、忍容性および安全性を比較するために行われた、初の比較臨床試験です。
試験では、子宮頸がんから女性を守るための長期的な有効性を示す指標と考えられている中和抗体および記憶B細胞を調べています7-11。
どの年齢層においても(18-45歳)、発がん性HPVであるHPV16型、18型両方に対し、「サーバリックス®」の方がガーダシル™と比較してより高い中和抗体反応および記憶B細胞反応が得られました6。
接種開始24ヶ月間を通じ、両ワクチンともに良好な忍容性が認められました6。

その他の「サーバリックス®」関連データ
IPCにて発表された「サーバリックス®」に関連するその他のデータには、米国立癌研究所(NCI)の支援により若年および成人女性におけるワクチンの有効性および免疫原性についてコスタリカにおいて行われた試験の結果等がありました。

「サーバリックス®」について
「サーバリックス®」は、子宮頸がんに対する長期間の予防効果を得ることを目的に開発されたワクチンであり、高い抗体価を維持させるための新規アジュバント(AS04)が使用されています13。本ワクチンには、全般的に良好な忍容性が示されています。ワクチン接種後に最も頻繁に認められる症状は、接種部位の疼痛・発赤・腫脹、倦怠感、発熱、関節・筋肉痛、頭痛、痒み、発疹、胃腸症状などです14。

「サーバリックス®」は、EU加盟の27カ国、米国、日本、オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、台湾、南アフリカなど、世界105カ国で承認されています。また、10カ国以上で承認申請中です。GSKはまた2009年7月に、WHO(世界保健機関)からこのワクチンの事前認定(pre-qualification)を取得しています。

日本において「サーバリックス®」は、10歳以上の女性を対象として2009年10月に承認され、2009年12月より販売されています。

グラクソ・スミスクライン バイオロジカルズ社について
GSKバイオロジカルズ社は、革新的技術のリーダーとして認められている世界規模のワクチンメーカーです。同社ではワクチンの研究開発の分野に積極的に取り組んでおり、30種類以上のワクチンを製造し、20種類以上の予防および治療ワクチンを開発しています。GSKバイオロジカルズ社は、本社をベルギーに置き、全世界に15の生産拠点を戦略的に配置しています。2009年には、GSKバイオロジカルズ社は、先進国と途上国の182カ国に13億回分以上のワクチンを供給しました(うち1億3500万回分はH1N1インフルエンザ用ワクチン)。

GSKバイオロジカルズ社では、世界中のすべての世代の人々の健康に貢献できる新しい画期的なワクチンを見出すための活動に専心しています。

「サーバリックス®」は、グラクソ・スミスクライングループの登録商標です。ガーダシル™は、メルク社の商標です。
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2010_07/P1000640.html

経口抗Xa剤「エドキサバン」の第3相臨床試験結果を国際血栓症学会議で発表(2010/7/12)
経口抗Xa剤「エドキサバン」の第3相臨床試験結果を国際血栓症学会議で発表

-膝関節全置換施行患者の静脈血栓塞栓症の発現率を対照薬と比べて有意に低減-

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、第21回国際血栓症学会議(International Congress on Thrombosis:ICT、ミラノ)において、当社が創製した経口抗Xa剤(抗凝固薬)エドキサバン(JAN: エドキサバントシル酸塩水和物)の膝関節全置換施行患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験のデータが発表されましたことをお知らせします。

本試験は、716名の患者さんを対象として、エドキサバンの30 mg 1日1回投与群の有効性の検証および安全性の検討を目的に、エノキサパリンナトリウムの2,000IU(*)1日2回投与(皮下注射)群を対照とした二重盲検比較試験を日本と台湾で実施いたしました。その結果、エドキサバンは、有効性の主要な評価指標である静脈血栓塞栓症の発現率をエノキサパリンナトリウムと比べて46.8%低減させ、非劣性が検証されたのみならず、優越性が確認されました。また、安全性の評価指標である重大な出血および臨床的に重要な出血の発現率について、両群間で有意な差は認められませんでした。

当社は、本試験結果を申請資料の主要データの一つとして、下肢整形外科手術患者における静脈血栓症の予防適応で国内製造販売承認申請を既に行っております。

なお、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防についての試験(ENGAGE AF-TIMI48)、および深部静脈血栓症、肺塞栓症患者における静脈血栓塞栓症の二次予防についての試験(HOKUSAI VTE)を、グローバル第Ⅲ相臨床試験として、現在、実施しています。

*IU(International Unit): 薬理学で用いられる生体に対する効力で、その量を示す単位
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/003727.html

スギ花粉症に対する舌下減感作(免疫)療法薬の国内第Ⅲ相臨床試験にかかる決定について(2010/7/8)
鳥居薬品株式会社(本社:東京都中央区)は、このたび、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の国内第Ⅲ相臨床試験の実施を決定しましたのでお知らせします。

スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の
国内第Ⅲ相臨床試験計画概要

対象患者         スギ花粉症患者
デザイン         プラセボ対照二重盲検比較試験
試験実施期間(予定) 約2年間
試験開始時期(予定) 2010年 秋

現在のところ、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法は健康保険の適用外ですが、この投与方法を用いた臨床研究は、スギ花粉症患者を対象として既に国内の大学病院等の複数の医療機関で実施されており、その一部の結果は公表され、有効性と安全性が示唆されています。これらの結果を参考に、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の有効性と安全性を、プラセボと比較して検証します。

当社では、長年にわたる経験を生かし、スギ花粉症に対する減感作(免疫)療法薬の研究開発に取り組んでおります。スギ花粉症に対する舌下減感作(免疫)療法薬は、スギ花粉症に苦しむ多くの患者さんのQOL(Quality Of Life)の向上に貢献する薬剤として期待しております。

以 上

<スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬について>

スギ花粉アレルゲンエキスを用いた減感作(免疫)療法は、根治あるいは長期寛解が期待される治療法として、昭和40年代から、皮下注射による方法で耳鼻科の専門医を中心に実施されてきました。その有効性は一定の評価を得ておりますが、まれに起こり得る強いアレルギー反応への懸念と皮下注射後の持続的な痛み、そして頻回の通院という不便のために、最近では治療を受ける患者さんは減少傾向にあります。

一方で、強いアレルギー反応の懸念が少なくなり、皮下注射の痛みから解放され、通院回数の削減が可能になる舌下投与による減感作(免疫)療法が、皮下注射での治療に代わる新しい減感作(免疫)療法として欧州を中心に諸外国で急速に普及してきています。

これらの動向等を踏まえ、当社は、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の開発を行うこととしました。
http://www.torii.co.jp/release/2010/100708.html

転移を有する骨・軟部腫瘍治療剤 MK-8669 第II相国内臨床試験 被験者公募の実施地域追加について(2010/7/5)
万有製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:マーク・ティムニー、以下「万有製薬」)は、2009年11月から実施している転移を有する骨・軟部腫瘍の維持療法*を目的とした治療剤 MK-8669(Ridaforolimus)の第II相国内臨床試験の被験者公募を実施する地域として、これまでの大阪府、三重県に加え、北海道、東京都、千葉県、愛知県、石川県を追加いたしました。

MK-8669は、mTOR(mammalian target of rapamycin)と呼ばれる細胞内シグナル伝達に関与する分子の働きを阻害することにより治療効果を示す新しい種類の抗がん剤であり、本年5月5日に、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.が、共同開発先のARIAD Pharmaceuticals社から独占販売権を取得したことを発表しています。

現在海外では、転移を有する骨・軟部腫瘍患者に対して他の化学療法を実施した後の維持療法としてMK-8669を投与した際の、有効性及び安全性を評価する第III相試験が進行中です。本年5月25日には、本試験の第2回中間解析完了が発表され、独立データモニタリング委員会(Independent Data Monitoring Committee)により、本試験が治験実施計画書通りに最終解析まで継続することが推奨されました。本試験の被験者の登録は既に完了しています。また、米国では、MK-8669 は本年中に肉腫への適応申請が見込まれています。

なお、現在国内で実施中の臨床試験は、50名の患者さんの参加を目標としており、登録期間は2011年6月までを予定しています。臨床試験への登録は「コールセンター(フリーダイアル:0120-113-231)」で受け付けており、万有製薬HPで本臨床試験の概要を掲載しています。


維持療法*:ある治療法によって治療効果がみられた、または治療によって病状が安定した場合に、その治療法の効果をできるだけ長期間維持するために行う療法をいいます。白血病などの治療では標準療法として組み入れられていることが多いほか、最近では肺がんや乳がんなどで維持療法の臨床試験が実施されています。
http://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2010/research_0705.html

「アフィニトール®」、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんを対象とする 第III相試験において、無増悪生存期間を2倍以上に延長(2010/7/2)
•エベロリムスの投与により、プラセボと比較して無増悪生存期間の中央値が4.6ヶ月から11.0ヶ月に延長し、がんの進行リスクが65%減少1
•進行性膵内分泌腫瘍、治療選択肢が殆どない難治性で稀ながん2,3
•進行性膵内分泌腫瘍の患者さんに対する初のmTOR阻害治療薬として、世界各国でエベロリムスの承認申請を予定

2010年7月1日、バーゼル発 - ノバルティスは本日、膵原発の神経内分泌腫瘍である進行性膵内分泌腫瘍(pNET: pancreatic neuroendocrine tumor)の患者さんを対象とする第III相試験において、「アフィニトール®(一般名:エベロリムス)」の投与とベスト・サポーティブ・ケア*(BSC)を受けた患者さんでは、プラセボとBSCを受けた患者さんに比べ、無増悪生存期間、すなわち腫瘍の増殖が認められていない期間が2倍以上延長したと発表しました。今回第12回世界消化器癌学会議(the 12th World Congress on Gastrointestinal Cancer)で発表された「RADIANT-3(RAD001 In Advanced Neuroendocrine Tumors)」という名称の同試験は、進行性の神経内分泌腫瘍の患者さんを対象とした臨床試験としては最大規模の試験の一つ1です。

*ベスト・サポーティブ・ケア=最適な支持療法

RADIANT-3試験の結果では、エベロリムスがプラセボと比較して、無増悪生存期間の中央値を4.6ヶ月から11.0ヶ月に延長することが実証されました。また、がんの進行リスクを65%減少させることも明らかとなりました(ハザード比=0.35、95%信頼区間0.27~0.45;p<0.0001)1。

テキサス大学医学部M.D.アンダーソンがんセンター准教授であるジェームズ・ヤオ医師(James Yao, MD, Associate Professor of medicine, The University of Texas MD Anderson Cancer Center) は次のように述べています。「mTOR経路を標的としたエベロリムスによる治療が、プラセボと比較して進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの無増悪生存期間に有意な延長をもたらすことが明らかになり、心強く思います。これらの結果から、これまでの試験の正当性が確認され、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんに対するエベロリムスの潜在的なベネフィットが証明されました」。

膵内分泌腫瘍は急速に増殖する可能性があり、約60%の患者さんは、すでにがんが身体の他の部分に広がり、治療がさらに困難な進行した状態で診断されます2,3。進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの生存期間の中央値は24ヶ月であり4、現在の治療選択肢は手術と化学療法のみです2。

ノバルティス オンコロジー事業部のプレジデントであるエルベ・オプノーは次のように述べています。「進行性神経内分泌腫瘍の患者さんを対象としたものでは最大の試験の一つであるRADIANT試験プログラムを続けていくことは、この疾患の患者さんに対する当社のコミットメントを示すものです。この試験を通じ、ノバルティスは、こうした稀で治療が困難ながんに対する治療選択肢を患者さんに提供するという目標に向かって、さらに前進を続けていきます」。

RADIANT-3試験について

RADIANT-3は、進行性膵内分泌腫瘍(別名:膵島細胞腫瘍)の患者さんを対象に、エベロリムスとベスト・サポーティブ・ケア群と、プラセボとベスト・サポーティブ・ケア群とを比較した場合の有効性と安全性を検証した、第III相・前向き・二重盲検・無作為化・並行群間・プラセボ対照・多施設共同試験です。本試験の参加基準を満たした患者さん410名は、エベロリムス(10mg)1日1回投与群またはプラセボ群(連日経口投与)に1:1の割合で無作為割り付けされました。この試験には、日本の医療機関からも40名の患者さんが参加しています。

RADIANT-3の主要評価項目は、無増悪生存期間です。副次評価項目は、安全性、奏効率、および全生存期間です。RADIANT-3の詳細な結果は、今年後半にイタリア・ミラノで開催される欧州臨床腫瘍学会の第35回年次総会で発表される予定です。

本試験におけるエベロリムスの安全性プロファイルは、本薬剤に関する以前の試験のプロファイルと一致していました。エベロリムス投与群で観察された有害事象(20%以上)には、口内炎(53.9%)、発疹(52.5%)、下痢(46.6%)、疲労感(43.6%)、末梢性浮腫(35.8%)、悪心(31.9%)、頭痛(29.9%)、発熱(29.4%)、食欲減退(28.9%)、嘔吐(28.4%)、体重減少(27.9%)、腹痛(23.5%)、貧血(22.1%)、咳(21.6%)、鼻出血(21.1%)などがありました1。

NET(神経内分泌腫瘍)について

NETは、身体機能を調節するさまざまなホルモンを生成・分泌する細胞から生じる腫瘍です。NETには多くの種類があり、身体のどの部位にも発生しますが、多くは消化器、膵臓、肺によくみられます3。比較的稀な腫瘍であるため、所定の検査法がなく、正確な診断を受けるまでに5~7年かかることがあります4,5。このため、NETの患者さんは診断時にすでに進行しているケースが多くあります。希少がんではあるものの、NETは過去30年で約4倍と急速に増加しています3。

「アフィニトール®」について

「アフィニトール」は、日本で根治切除不能又は転移性の腎細胞癌(RCC)の患者さんの治療薬として本年1月に承認、4月に発売されています6。
【効能又は効果】根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
(1) スニチニブ又はソラフェニブによる治療歴のない根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
(2) 本剤の術後補助化学療法としての有効性及び安全性は確立していない。
http://www.novartis.co.jp/news/2010/pr20100702.html

新規抗がん剤エリブリン (E7389) 日本で優先審査品目に指定(2010/6/23)
 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、手術不能または再発乳がんを適応として日本で承認申請を行った当社創製の新規抗がん剤 エリブリン (E7389) に関して、2010年5月18日に厚生労働省より優先審査品目に指定された、と発表しました。

 本剤は、2010年3月30日に日本、米国、欧州の各当局に対して、同時に承認申請を行いました。また、スイスとシンガポールの各当局に対しても 2009年7月に承認申請を行っています。
 米国では、2010年5月28日(米国東部時間)に、米国食品医薬品局(FDA)より優先審査品目に指定されています。

 今回の日本の申請に用いた主なデータは、グローバルで実施した第III相試験(EMBRACE試験:Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Physician's Choice Versus E7389)と、日本で実施された第II相試験(221試験)です。
 EMBRACE試験は、少なくとも2種のがん化学療法(アントラサイクリンおよびタキサン系抗がん剤を含む)による前治療歴のある、局所再発性・転移性乳がんの患者様762名を対象とした、多施設、無作為化、非盲検、並行2群間比較試験です。本試験では、エリブリン投与群は、主要評価項目である全生存期間において、治験医師選択療法施行群を2.5カ月上回る中央値(13.12カ月 vs. 10.65カ月、p値:0.04)を示しました。また、エリブリン投与群において良好な忍容性プロファイルを認めました。
 221試験は、アントラサイクリンおよびタキサン系抗がん剤による前治療歴のある進行・再発乳がんの患者様を対象とした、多施設共同による非盲検の試験です。本試験では、奏効率21.3%(評価対象80例中、奏効例17例)と高い奏効を示すとともに良好な忍容性プロファイルを認めました。

 乳がんは依然として、女性のがんによる主な死亡原因の1つです。新しい抗がん剤の開発によりその治療法は年々進歩していますが、手術不能または再発乳がんでは治療の選択肢も決して十分とは言えません。当社は、乳がん患者様および医療従事者のアンメット・メディカル・ニーズを充足することを目的として、本化合物の開発に取り組んでまいりました。

 当社は、がん領域を重点領域と位置づけ、エリブリンをはじめとした新規抗がん剤や支持療法に用いられる薬剤の開発に注力しています。これらの取り組みにより、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。
http://www.eisai.co.jp/news/news201032.html

第64回 薬価専門部会 資料(2010/6/23)
1 平成22年度薬価制度改革の概要及び次期薬価制度改革に向けた検討事項等について
2 いわゆる2010年問題について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/s0623-2.html
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0623-2f.pdf

欧米における慢性腎疾患に伴う貧血患者を対象とした Hematide™の臨床第3相試験の速報結果について(2010/6/21)
Affymax, Inc. (本社:Palo Alto、カリフォルニア州、以下「Affymax社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)が共同開発している腎性貧血治療薬Hematide™(一般名:peginesatide)について、このたび、欧米における慢性腎疾患に伴う貧血患者を対象とした臨床第3相試験の速報結果が得られましたのでお知らせします。

Hematideの臨床第3相試験は、epoetin(一般名:epoetin alfaおよびepoetin beta)およびdarbepoetin(一般名:darbepoetin alfa)を対照として、4本の試験が実施されました(EMERALD 1、EMERALD 2、PEARL 1およびPEARL 2)。有効性の主要評価項目であるヘモグロビン(Hb)値のベースラインからの平均変化量については、全ての試験において統計学的に非劣性が示され、本薬が、対照薬であるepoetinおよびdarbepoetinと同様に、Hb値を目標範囲内に改善または維持することが確認されました。

また、4本の試験結果を合わせて検討した心血管系イベントに関する複合エンドポイント(死亡、脳卒中、心筋梗塞、うっ血性心不全、不安定狭心症および不整脈)においても、統計学的に非劣性が示されました<ハザード比:1.06、90%信頼区間:(0.91、1.22)>。
なお、4本の試験における追跡調査期間の中央値は1.3年です。
透析期患者を対象としたEMERALD 1およびEMERALD 2のサブ解析では、Hematide群とepoetin群でイベント(死亡、脳卒中、心筋梗塞、うっ血性心不全、不安定狭心症および不整脈)の発現率に差はありませんでした<ハザード比:0.95、90%信頼区間:(0.79、1.13)>。
一方、保存期腎不全患者を対象としたPEARL 1およびPEARL 2のサブ解析では、Hematide群において、イベント(死亡、脳卒中、心筋梗塞、うっ血性心不全、不安定狭心症および不整脈)の発現率が、darbepoetinと比較して高いことが確認されました(Hematide群:21.6%、対照群:17.1%<ハザード比:1.34、90%信頼区間:(1.03、1.73)>)。

Affymax社の社長兼CEO Arlene M. Morrisは、「4本の臨床第3相試験の完了は重要なマイルストンであり、FDAとの申請前協議を行っていきたいと考えています。今回の試験結果、特に保存期腎不全患者さんにおけるデータの評価を引き続き行い、申請時期への影響の有無を検討してまいります」と述べています。

武田薬品の100%子会社である武田グローバル研究開発センター株式会社の社長 Azmi Nabulsiは、「当社とAffymax社は、患者さんのニーズにお応えする医薬品を開発することが重要であると考えています。今後も引き続き、慢性腎疾患を伴う貧血患者さんと治療に携わる医療関係者の皆さんに本薬をお届けできるよう尽力していきます」と述べています。



<慢性腎疾患に伴う貧血患者を対象としたHematideの臨床第3相試験概要>
計2,609 例が参加した臨床第3相試験は、米国および欧州で実施された4本の無作為割付非盲検比較試験(EMERALD 1およびEMERALD 2:透析期患者対象試験、PEARL 1およびPEARL 2: 保存期腎不全患者対象試験)で構成されています。いずれの試験においても、Hematideは4週に1回、対照薬は、承認された用法・用量に従い、epoetinが週1~3回、darbepoetinは2週間に1回投与されました。また、目標Hb値については、透析期患者は10-12 g/dL、保存期腎不全患者は11-12 g/dLです。
http://www.takeda.co.jp/press/article_37661.html

「リフレックス®錠」の線維筋痛症患者を対象とした臨床試験開始のお知らせ(2010/6/17)
明治製菓株式会社(代表取締役社長 佐藤尚忠 本社:東京都中央区)は、うつ病治療薬「リフレックス®錠」 (一般名:ミルタザピン)の適応拡大を検討しておりましたが、この度、線維筋痛症に対する有効性、安全性を検討する目的で、前期第II相臨床試験(探索的試験)を行うことを決定しましたので、お知らせいたします。

線維筋痛症は原因不明の全身性の疼痛疾患であり、全身性の痛みに加え、疲労感、不眠、不安感、抑うつ症状などの身体、精神症状や、過敏性腸症候群、膀胱炎様症状、頻尿など、多彩な随伴症状を呈することがあります。厚生労働省研究班の疫学調査によると、有病率は1.7%と高く国内の推定患者数は200万人以上とされております。長期間にわたる激しい痛みにより、患者の生活機能やQOLは著しく低下するため、社会的にも大きな問題となっております。

線維筋痛症には現在のところ根本的な治療法はなく、国内で線維筋痛症を適応として承認されている医薬品もありません。しかしながら一部の抗うつ薬は、国内外を問わず線維筋痛症の治療に広く使われております。ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA: Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant)である本剤は、セロトニン及びノルアドレナリン系の両神経伝達を促進し、これらの神経系を介して下行性疼痛抑制系を賦活し鎮痛効果を発揮するとともに、線維筋痛症患者の睡眠障害や抑うつ状態を改善することも期待されます。

当社は、「リフレックス®錠」の適応拡大を目指し、新たな薬物療法を一日も早く医療の場に提供できるように、開発を進めてまいります。
http://www.meiji.co.jp/corp/news/2010/0617.html

ネクサバール®、進行性非小細胞肺癌に対する1次療法としての第III相臨床試験において、主要評価項目である全生存期間を延長せず。(2010/6/16)
・ 副次評価項目である無増悪生存期間を延長。
・ 肺癌を対象に、臨床試験プログラムを継続中。

ベルリン 、2010年6月14日 ― 独バイエル ヘルスケア社とオニキス・ファーマシューティカル社は、本日、非扁平上皮癌優位の進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者さんを対象に、ネクサバール®を一次療法として評価した第III相臨床試験NExUS(NSCLC research Experience Utilizing Sorafenib)の最終解析の結果、主要評価項目である全生存期間(OS:overall survival)が延長されなかったことを発表しました。NExUS試験は、ゲムシタビンとシスプラチンの化学療法剤との併用において、ネクサバール®をプラセボと比較評価したものです。本試験の副次評価項目である無増悪生存期間(PFS:progression free survival)には、改善が見られました。3剤併用療法における安全性と忍容性は、概ね予測通りであり、新たな予期せぬ有害事象は認められませんでした。本試験結果は、今後開催予定の学術会議で発表される予定です。

ネクサバール®は現在、進行性腎細胞癌及び肝細胞癌を適応症として、世界中で販売されています。

NExUS試験への患者さんの登録は、2007年2月に開始されました。NExUS試験に先行して非小細胞肺癌患者さんを対象に、ネクサバール®による一次療法を評価していた別の第III相臨床試験の結果に基づき、2008年にNExUS試験のプロトコールが修正され、扁平上皮癌患者さんへの投薬及び試験への登録を中止しました。プロトコール修正前にNExUS試験へ登録されていた扁平上皮癌患者さんのサブグループの死亡率は比較的高めでしたが、この結果は、先行の第III相臨床試験での結果と一致していました。

バイエル社とオニキス社は、これらの解析結果について更なる検討を行い、これらの結果が、ネクサバール®の安全性と有効性を評価する現在進行中の他の臨床試験に及ぼす影響があるかどうかを究明してまいります。

バイエル ヘルスケア社の抗がん剤領域の臨床開発副責任者、ディミトリス・ヴォリオティス氏は「バイエル社とオニキス社は、この試験結果を残念に思っています。とりわけ、この致死的な疾患に苦しむ患者さんがいらっしゃることを思い、落胆しています」と語っています。また、ヴォリオティス氏は、以下のように述べています。「我々は、肺癌を含むさまざまな種類のがんに対するネクサバール®の可能性を追求する包括的な臨床開発プログラムに、自信を持っています。最近発表された有望なバイオマーカーや有望な結果を示した肺癌を対象とした第Ⅱ相臨床試験の画期的なデータを受け、肺癌患者さんを対象とした2次療法以降の治療期において、ネクサバール®と他の分子標的薬との併用療法や単剤療法の評価を続行していくことが重要であると考えています」。

両社は治験医師と共に、非小細胞肺癌の患者さんを対象としたさまざまな治療期におけるネクサバール®の評価を引き続き行ってまいります。その中には、3次又は4次療法としての単剤療法の第III相臨床試験や、他剤と併用する2次療法としての第Ⅱ相臨床試験が含まれています。




NExUS試験について
この第III相臨床試験は、無作為化二重盲検プラセボ比較試験であり、未治療の非扁平上皮癌優位の進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者さんを対象に、ネクサバール®(一般名:ソラフェニブ)を化学療法剤ゲムシタビンとシスプラチンの併用において評価しました。主要評価項目は全生存期間であり、副次評価項目は、無増悪生存期間、奏功率、安全性などでした。患者さんは、ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法に加えて、最長6サイクルまで、ネクサバール400mg又は外観上見分けのつかないプラセボを1日2回、経口にて服用する群に無作為に割り付けられました。その後、患者さんは維持療法として、ネクサバール®又はプラセボを単剤で継続投与されました。本試験には、欧州、南米、アジア太平洋、中東地区より約900名の患者さんが参加しました。



非小細胞肺癌(NSCLC)について
非小細胞肺癌(NSCLC)は、肺癌と診断されたケースの85-90%にのぼり、悪性(癌)細胞が、肺の組織内に形成される疾患です。非小細胞癌は、扁平上皮癌、腺癌、大細胞癌などいくつかのタイプに分けられ、それぞれ増大、転移の特性に違いがあります。
毎年世界中で140万人が肺癌と診断されています。毎年、米国では約20万5千人、欧州では約37万5千人の方が、新たに肺癌と診断されています。米国では毎年16万人、欧州では毎年34万2千人の方が非小細胞肺癌で亡くなっていると推定されています。



ネクサバール®について
経口抗癌剤「ネクサバール」は現在、肝細胞癌及び腎細胞癌に対して90カ国以上で承認されています。ネクサバールは欧州では、肝細胞癌とインターフェロン・アルファあるいはインターロイキン2による治療が無効であるか、医師がこれらサイトカイン療法に不適当と認めた進行性腎細胞癌に対して、承認されています。
ネクサバールは、腫瘍細胞増殖と腫瘍血管新生の両者を抑制します。非臨床試験において、ネクサバールは腫瘍の増殖に重要な役割を果たす細胞増殖と血管新生のそれぞれに関与するキナーゼ群 (Rafキナーゼ、VEGFR-1、VEGFR-2、VEGFR-3、PDGFR-B、KIT、FLT-3、RETなど)に作用することが示されました。
ネクサバールは、バイエル社とオニキス・ファーマシューティカル社によって共同開発されており、複数の企業、国際研究グループ、政府機関、医師主導により、さまざまな種類の癌腫を対象に、単剤療法または幅広い種類の抗がん剤との併用療法が検討されています。それらには、肺癌、甲状腺癌、乳癌、卵巣癌及び結腸直腸癌、さらに腎細胞癌や肝細胞癌に対するアジュバント療法が含まれています。
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2010%2Fnews2010-06-16.html

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A. 臨床試験中の不眠症治療薬MK-4305の第IIb相試験結果を発表(2010/6/14)
米国睡眠医学合同学会(APSS)第24回年次総会「SLEEP 2010」でデータを報告

米テキサス州サンアントニオ発、2010年6月9日–  Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A、は本日、不眠症治療用として臨床試験中のデュアルオレキシン受容体拮抗薬MK-4305の第IIb相試験結果を発表しました。試験の結果はMK-4305が原発性不眠症患者に対し、プラセボを投与した患者に比べ治療期第1日夜および第4週時夜において、総合的な睡眠効率の有意な改善(p<0.005)が見られたことを示しています。本臨床試験においてMK-4305は概ね良好な忍容性を示しました。オレキシンは視床下部に存在する特定の神経細胞から放出される神経ペプチド(化学伝達物質)で、脳の睡眠・覚醒プロセスで重要な調節機能を果たしていると考えられています。今回の臨床試験結果は、米国睡眠医学合同学会(APSS)の第24回年次総会「SLEEP 2010」で初めて発表されたものです。

MK-4305は現在、高齢および非高齢の不眠症患者における有効性および安全性に関する第III相試験が実施されており、当社では2012年中の規制当局への承認申請を見込んでいます。

当社のニューロサイエンス臨床研究担当バイスプレジデント、デビッド・ミケルソン医師は、「オレキシンが発見され、睡眠・覚醒システムにおける重要な要素であることが解明されて以降、当社ではこの10年間、積極的にオレキシン受容体を対象とした睡眠障害治療薬の発見と開発に取り組んできました。原発性不眠症患者に対するMK-4305の明らかな効果が示された今回の第II相試験結果は、当社にとって大いに勇気づけられるものです」と述べ、「第III相試験で、MK-4305の安全性・有効性に関してさらに詳細な分析が行われ、新薬として承認されれば、不眠症治療に新しいクラスの治療薬を提供できるようになります」と語りました。

MK-4305について
MK-4305は臨床試験中のデュアルオレキシン受容体拮抗薬(DORA)であり、OX1RとOX2Rの2種類の受容体に結合する2つの神経ペプチド、オレキシンAおよびオレキシンBの作用を阻害すると考えられています。2つの神経ペプチドは視床下部に存在する神経細胞によって産生され、脳の睡眠・覚醒プロセスの制御に深く関わっており、オレキシン拮抗薬は、脳の覚醒システムに対する刺激を阻害するとされています。

試験デザイン
本日報告された結果は、多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照交差用量反応試験によるものです。この試験では、小児・成人の全精神疾患を網羅した米国精神医学会発行のマニュアル「精神疾患の分類と診断の手引(DSM-IV版)」の診断基準に基づき定義された原発性不眠症患者に対し、 MK-4305 を4種類の用量(10, 20, 40, 80mg)で投与し、安全性と有効性を評価しました。睡眠の開始または維持の困難、または非回復性の睡眠が、少なくとも1カ月以上継続していることが診断の基準に含まれています。

試験対象となった254人の患者は無作為に割り付けられ、243人は4種類のうちいずれかの用量のMK-4305 (10mg n=62, 20mg n=61, 40mg n=59, 80mg n= 61)の投与を受け、249人はプラセボの投与を受けました。主要エンドポイントは、プラセボ投与と比較した場合の治療期第1日夜および第4週時夜における睡眠効率(8時間の就床時間に対する総睡眠時間の割合)の改善とし、入眠後の中途覚醒時間 (WASO)および持続性睡眠潜時(LPS)の改善を副次的エンドポイントとしました。エンドポイントの評価には全て、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG、睡眠検査ともいう)での計測が用いられ、睡眠中の生物生理学的変化が全て記録されました。

試験結果
MK-4305の全ての用量において、睡眠効率(SE) の治療期第1日夜(最小二乗平均の差(%):10mg = 6.2%, 20mg = 6.6%, 40mg = 11.6%, 80mg = 12.2%)及び第4週時夜(10mg = 4.7%, 20mg = 10.4%, 40mg = 7.9%, 80mg = 7.7%)の2つの主要エンドポイントについて、プラセボ投与に比べ、ベースラインの睡眠効率(SE) からの有意な改善(p値 <0.005)が見られました。

入眠および睡眠維持の評価項目においても、用量依存的に有効性が認められました。MK-4305の投与は全ての用量において睡眠維持の改善が客観的に計測され、副次的エンドポイントのWASOにおいても、プラセボ投与に比較してベースライン補正後、治療期第1日夜(最小二乗平均の差(分):10mg = -26.9 分, 20mg = -22.9分, 40mg = -33.2分, 80mg = -37.9分)、第4週時夜(10mg = -23.0 分, 20mg = -26.9分, 40mg = -32.3分, 80mg = -28.4分)といずれも有意な短縮(p値 <0.0005)が認められました。

MK-4305は睡眠開始についても有意な改善が客観的に計測され、副次的エンドポイントのLPSにおいて、プラセボ投与に比較してベースライン補正後、治療期第1日夜(LSによる平均差(分):80mg = -21.3分)、第4週時夜(80mg = -10.7 分)といずれも有意な短縮(p値<0.05)が認められています。データはMK-4305の他の用量投与も睡眠開始に効果があったことを示唆しているものの、両方の計測時期での効果は認められず、名目的p値< 0.05が認められたのは、治療期第1日夜(最小二乗平均の差(分):40mg = -21.6分)、第4週時夜(20mg = -24.0 分)でした。ただし、この第IIb相試験はもともとLPSの最終的な評価を目的とした試験ではなく、LPSの評価には、主要エンドポイントの睡眠効率の評価に必要とされた患者数よりもはるかに多くの患者が必要であるという点にご注意ください。

本臨床試験においてMK-4305は概ね良好な忍容性を示し、重篤な有害事象の報告はありませんでした。MK-4305の患者への投与期間中、最も一般的に報告された(一回以上の投与での発現例≥ 3%)有害事象は、上気道感染症、尿路感染症、肝ALTの増加、クレアチニンホスホキナーゼの増加、めまい、覚醒時の眠気、頭痛、鎮静作用、傾眠、鮮明な夢見でした。

不眠症について

不眠症は全人口の約1割が罹患しているとされる睡眠障害で、寝つきが悪い(入眠障害)、眠っても途中で何度も目が覚め、その後なかなか寝付けない(中途覚醒)など、睡眠に関し1つ以上の問題を抱え、翌日の生活機能に支障をきたすこともあります。不眠症患者は男性よりも女性に多く、どの年代でも発症する可能性がありますが、加齢とともに罹患率が上がっています。
http://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2010/merck_0614.html

メルクセローノ、 アービタックス(R)の頭頸部扁平上皮がんへの適応拡大に向け 放射線治療併用による国内第II相臨床試験への患者組入れを完了(2010/6/14)
 メルクセローノ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マーク・スミス、以下、メルクセローノ)は、セツキシマブ(遺伝子組換え)(国内製品名「アービタックス(R)注射液100mg」(以下、アービタックス))の初発の局所進行頭頸部扁平上皮がん(SCCHN)を対象とした国内第II相臨床試験への患者組入れを完了したことを発表しました。

 本試験の目的は、アービタックスおよび同時追加照射法による放射線治療(以下、放射線治療)との併用療法の忍容性(治療完遂率)、および安全性と有効性を評価する多施設共同オープン試験です。年内の治験の完了を見込んでおり、迅速な開発を進める予定です。

 2006年、欧州及び米国で、局所進行の頭頸部扁平上皮がん(SCCHN)に対し、アービタックスと放射線治療との併用療法が承認され、現在、76カ国で承認を受けています。海外で実施され、2006年に発表された無作為化第III相臨床試験の成績では、局所制御期間中央値が放射線治療単独群14.9ヵ月に対し、アービタックスとの併用治療群で 24.4ヵ月、また、全生存期間中央値が放射線治療単独群29.3ヵ月に対し、アービタックスとの併用治療群で49.0ヵ月でした。また、アービタックスとの併用治療により、無増悪生存期間の有意な延長が認められました。アービタックスとの併用治療は、頭頸部に対する放射線治療に伴う一般的な副作用を増強させることなく、局所での進行を抑制し、死亡率を低下させたと報告しています。(*1)

 メルクセローノ株式会社の代表取締役社長マーク・スミス(Mark Smith, MD)は次のように述べています。
 「海外で大腸がんの1次治療薬としても実績のあるアービタックスですが、3月末、国内でも1次治療薬として使用が開始されました。頭頸部がんの治療薬を待ち望んでおられる日本の患者様にも一刻も早く、この製品を提供できるよう、今後も開発に取り組んで参ります」

 「アービタックスは、国内において2008年9月19日、治癒切除不能な進行・再発結腸直腸がんの治療薬として発売され、2010年3月23日、添付文書が改訂され、KRAS野生型の転移性結腸・直腸がん患者における1次治療(ファーストライン)薬として使用が可能になりました。メルクセローノ株式会社と販売提携先のブリストル・マイヤーズ株式会社は、アービタックスの適正使用推進のために、医療関係者を対象としたアービタックスの情報サイト「ERBITUX.JP」(http://www.erbitux.jp)を開設し、全例調査の実施状況や副作用発現情報等、アービタックスに関する最新の安全性情報を掲載しています。

 第III相無作為化試験であるEXTREME試験は、白金製剤をベースとするファーストライン化学療法へのアービタックス上乗せ効果の総合的な利点を強調しており、白金製剤をベースにする化学療法にアービタックスを上乗せすることで、再発性および転移性頭頸部扁平上皮がん患者のQOLに影響を与えることなく(Annals of Oncology, 2010)、その生存期間を有意に延長することを実証しました (Lancet, 2008)。
http://www.merckserono.co.jp/cmg.merckserono_jp/ja/images/20100614_release_tcm114_54596.pdf

新規経口直接トロンビン阻害剤ダビガトラン エテキシラート、人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防で、エノキサパリンと同等の有効性と安全性を示す -主要なVTEとVTEに起因する死亡の複合エンドポイントでは有意な低下を認める-(2010/6/11)
・ 人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防で、ダビガトラン エテキシラート(以降ダビガトランと記載)220 mg 1日1回投与群は、エノキサパリン40 mg群と同等の有効性および安全性を示す1

・ ダビガトランは主要なVTEとVTEに起因する死亡の複合エンドポイントでは、エノキサパリンと比べ有意な低下を認める1

・ ダビガトランに関連した出血リスク、および、安全性プロファイルはエノキサパリンと同様1

第15回欧州血液学学会(EHA)でこのほど、RE-NOVATE® II 試験のデータが発表されました。ダビガトラン220 mg 1日1回投与が、人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防で、エノキサパリン40 mgと同等の有効性と安全性を示すデータでした。また、ダビガトランはエノキサパリンと比べ、主要なVTEとVTEに起因する死亡の複合エンドポイントを有意に低減しました。

RE-NOVATE® II はランダム化二重盲検非劣性試験で、2,055名の患者が登録されました。ダビガトラン220 mg 1日1回投与群について、人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防で、術後28~35日以上にわたり、エノキサパリン40 mg群と同等の有効性を得られるかどうかを評価し、両治療群の安全性プロファイルを比較しました1。

人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)を予防するために、既承認のエノキサパリンなどヘパリン類では、定期的な注射投与が必要です。しかし、VTEの発症数を大幅に減少させるために2長期間予防投与をする場合、患者にとって注射での投与は利便性の問題があります。ダビガトランといった経口投与が可能な抗凝固薬は、患者ケアの向上に寄与すると期待されています。

今回示された試験結果の詳細は次の通りです:1

・ ダビガトラン群は、全静脈血栓塞栓症(VTE)(静脈造影により診断または症候性のもの)、および、死亡の複合エンドポイントについて、エノキサパリン群と同等の有効性を示しました。発症率について、ダビガトラン投与群では7.7%、エノキサパリン投与群では8.8%(絶対リスク差-1.1%(95%CI、-3.8%~1.6%):p<0.0001非劣性検定)でした。

・ ダビガトラン群は、エノキサパリン群と比べ、主要なVTE(近位深部静脈血栓症および非致死性肺塞栓症)、および、VTEに起因する死亡の複合エンドポイントについて、有意に低減しました。発症率はダビガトラン投与群で2.2%、エノキサパリン投与群で 4.2% (絶対リスク差 -1.9%、相対リスク減少率 -46% (95% CI、-3.6% ~ -0.2%) :p=0.03 優越性検定)でした。大出血イベント*の発症率はダビガトラン投与群で1.4%、エノキサパリン投与群で0.9%、両治療群で同等でした(p=0.40)。

*大出血の定義:以下のいずれかの出血事象; 死亡に至る、重要な臓器の出血、治験担当医の予測を超える2g/dL以上の臨床的に明らかなヘモグロビン減少、治験担当医の予測を超える臨床的に明らかな2単位(日本の4.5単位に相当)以上の輸血または全血輸血の実施、治験薬投与の中止を必要とする、再手術を必要とする

テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター整形外科のマイケル・フオ(Michael Huo)医学博士は次の通り述べています。「RE-NOVATE® II 試験と類似のデザインで実施されたRE-NOVATE® 試験と併せ5,000名以上の患者の複合データでの肯定的な結果により、ダビガトラン1日1回投与が、人工股関節全置換術後の静脈血栓塞栓症(VTE)予防でエノキサパリン投与と同様の同様の出血リスクと安全性プロファイルであることが確認されました。今回、RE-NOVATE® II 試験から新たに、ダビガトランが主要なVTEとVTEに起因する死亡を有意に低減させるとの新たな有力な知見が得られました。」

静脈血栓塞栓症(VTE)は、深部静脈血栓症(DVT)や肺血栓塞栓症(PE)を含みます。欧州では、毎年750,000件近くのVTEが報告されていますが、およそ300,000件が致死性であるなど3、深刻な公衆衛生問題となっています。整形外科の大手術後、抗凝固薬を用いた治療を行わない場合5名中3名にDVTが発症します4。人工股関節全置換術後では、抗凝固薬による5~11日間の予防治療を実施した場合でも患者の5名中1名がDVTを発症します4。このような状況を改善するために、新たな抗凝固薬が必要とされています。

マイケル・フオ医学博士はさらにこのように述べています。「外来で予防治療を受ける患者にとって、経口抗凝固薬のダビガトランはエノキサパリンなど注射剤よりも使用しやすい。この利点は医療費の削減にも結び付きます。英国では、予防治療期間を延長した際に、経口抗凝固薬のダビガトランは注射剤のエノキサパリンと比べて医療費を大幅に削減したとの実績もあります。

ダビガトランは臨床使用で望まれる有力な治療選択肢であると考えられます。」 ダビガトランは、急性または慢性の血栓塞栓症の予防と治療で、未だ満たされていない大きな医療ニーズに対応すると期待され注目を集める、新世代の経口抗凝固薬/直接的トロンビン阻害薬(DTIs)5です。現在、心房細動患者の脳卒中予防を含む他の数々の適応症で研究・開発が進められています。

RE-NOVATE® について:6

RE-NOVATE® II  試験に先立ち、RE-NOVATE® 試験が実施されています。この試験は欧州、南アフリカおよびオーストラリアで、人工股関節全置換術後の患者3,494名を登録した多国籍ランダム化二重盲検非劣性試験です。患者は、手術の12時間前から経口ダビガトラン150 mgまたは220 mg 1日1回経口投与する群もしくはエノキサパリン40 mg 1日1回皮下投与する群のいずれかに割り付けられました。治療期間の中央値はすべての投与群ともに33日間でした。

全静脈血栓塞栓症(VTE)、および、全死亡の複合エンドポイントについて、成績はすべての投与群において同等で、ダビガトラン150 mgまたは220 mg 1日1回投与群もしくはエノキサパリン40 mg 1日1回投与群での発症率はそれぞれ8.6%、6.0%および6.7% となりました。試験に参加した3,463 名の患者で安全性評価が実施されましたが、投与群間で大出血の発症率に有意な差は見られませんでした(それぞれ1.3%、2.0%および1.6%)。治療中および追跡期間中の肝酵素上昇および急性冠動脈イベントの発現について、投与群間で有意な差は見られませんでした。

ダビガトラン エテキシラートについて

ダビガトランは、急性または慢性の血栓塞栓症の予防と治療において、未だ満たされていない大きな医療ニーズに対応することが期待される新世代の経口抗凝固薬/直接的トロンビン阻害薬(DTIs)5として注目されています。

直接トロンビン阻害剤は、血液の凝固過程で主要な役割を担うトロンビン(遊離トロンビンならびにフィブリン結合トロンビン)の働きを特異的に阻害することで、強力な抗血栓作用を示します。さまざまな経路、さまざまな凝固因子を介して作用するビタミンK拮抗薬とは対照的に、ダビガトランは予測可能で一貫した有効性を示します。薬物相互作用の可能性は低く、食物と薬物相互作用もありません。定期的な血液凝固作用のモニタリングや投与量の調節も必要もありません。

ダビガトランは、人工股関節全置換術または人工膝関節全置換術を受けた成人患者の静脈血栓塞栓症(凝血)の一次予防を適応として、現在50ヵ国以上で承認され広く用いられています(国内未承認)。また、心房細動患者での脳卒中発症予防を適応に、開発が進められています。

ダビガトランの臨床試験プログラム

ダビガトランの有効性および安全性を評価するため、ベーリンガーインゲルハイムは以下を目的とした臨床試験プログラムを実施しています:

・人工股関節全置換術または人工膝関節全置換術を受けた患者の静脈血栓塞栓症の一次発症抑制
・急性静脈血栓塞栓症の治療
・静脈血栓塞栓症の二次発症抑制
・急性冠症候群患者での心血管イベントの二次発症抑制
・心房細動患者における脳卒中発症抑制
http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/com/Home/Newscentre/pressrelease/news_detail.jsp?paramOid=11366

VALISH Study 日本人高齢者を対象としたディオバン®の大規模臨床試験 高齢者における有用性を確立(2010/6/8)
高齢の日本人高血圧患者(70~84歳/平均76.1歳)3260例を対象とした高血圧治療薬「ディオバン®(一般名:バルサルタン)」を用いた大規模臨床試験VALISH Study(Valsartan in Elderly Isolated Systolic Hypertension Study)の結果が、本日、Hypertensionのonline Journalに掲載されました1。

今回の試験では、AT1受容体ブロッカー(ARB)の「ディオバン」を基本治療薬とした厳格降圧群(目標収縮期血圧:140mmHg未満)と緩徐降圧群(目標収縮期血圧:140mmHg以上150mmHg未満)ともに、血圧は良好にコントロールされました。特に、厳格降圧群の収縮期血圧は平均で33mmHgの低下と、強い降圧効果が示されました1。心血管イベントの発現率は両群とも約3%と極めて低いもので、両群間には差はありませんでした1。また本試験において、副作用により投与中止に至ったのは、厳格降圧群で1.9%、緩徐降圧群で1.2%と両群間に有意差はありませんでした1。これらのことから、「ディオバン」の高齢者における降圧効果と高い忍容性が証明されました。

VALISH Studyは慶應義塾大学の猿田 亨男先生および大阪府立急性期・総合医療センターの荻原 俊男先生を運営委員長とし、日本全国の461施設が参加して実施された試験で、収縮期高血圧症の高齢者を対象としたものです。この試験では、これらの患者を厳格降圧群と緩徐降圧群に無作為に割付け、それぞれ140mmHg未満と140mmHg以上150mmHg未満を降圧目標値として、「ディオバン」で治療した場合の心血管イベントの発症率を比較検討しました。

本試験の運営委員長の荻原 俊男先生は次のように述べています。「VALISH Studyにより、収縮期血圧値を140mmHg未満まで安全に下げることができたことで、今までエビデンスのなかった後期高齢者における降圧目標値について、日本高血圧学会が高血圧治療ガイドラインで提唱している、150mmHg未満を中間目標とし、最終的には140mmHg未満とする降圧目標値は妥当であることが確認されました。今回対象薬として『ディオバン』を選んだ理由は、世界で最も処方されているARBであり2、降圧効果や心血管イベントの抑制など多くのエビデンスを持った薬剤だからです。この試験では、『ディオバン』は高齢者においても副作用発現を増やすことなく厳格な目標降圧値を達成できることが証明され、厳格降圧群の6割近くが『ディオバン』単剤で降圧目標値を達成できました。このことから、『ディオバン』は、高齢者における高血圧治療の第一選択薬となりうることが確認されたと考えています」。

本試験の結果に対して、ノバルティス ファーマ株式会社 社長の三谷宏幸は次のように述べています。「高齢者の高血圧治療において、『ディオバン』が高齢者の第一選択薬としてその有用性が確認されたことは、高齢の高血圧患者さん、ならびに臨床医にとって、非常に大きな意義があると思います。またひとつ新たに、日本人における『ディオバン』のエビデンスが確立され、ディオバンファミリーがこれからの高血圧治療にさらに貢献できることを期待しています」。

VALISH Studyについて

VALISH Studyは、高血圧学会の理事で構成された運営委員会によって企画・設計・実施された医師主導の臨床試験です。試験には全国461施設が参加しました。本試験の観察期間は平均2.85年(中央値 3.07年)でした1。

ディオバンについて

「ディオバン」は、血圧の上昇に関与しているアンジオテンシンIIのタイプ1受容体(AT1)を選択的にブロックする薬剤(ARB: Angiotensin II Type1 Receptor Brocker)で、高血圧治療の第一選択薬として世界約100カ国で承認されています。日本では、2000年に発売されて以来、優れた降圧作用と心血管保護作用を示す大規模臨床試験による豊富なエビデンスにより、日本の高血圧治療に貢献しています。
http://www.novartis.co.jp/news/2010/pr20100608.html

新規抗がん剤「エリブリン」局所再発性・転移性乳がん患者様を対象とした第III相試験において全生存期間を延長(2010/6/7)
グローバルEMBRACE試験結果と治験医師選択療法の比較

 エーザイ株式会社(本社:東京、社長:内藤晴夫)は、第46回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)年次総会で口頭発表される自社創製の新規抗がん剤エリブリンに関する第III相試験の結果、重度の前治療歴のある局所再発性・転移性乳がんの患者様において、治験医師選択療法 (TPC) に比較し、有意に全生存期間(overall survival)の中央値を延長したことが紹介された、と発表しました。

 詳細なデータは、ASCO最終日 6月8日(火)9時30分より口頭発表されます。また、この発表は、ASCO年次総会のあとサンフランシスコ、ボストン、その他の国々で開催される「2010 Best of ASCO® Meetings」*の発表演題に選出されました。

 この第III相試験(EMBRACE試験:Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Physician’s Choice Versus E7389)では、エリブリン投与群が、主要評価項目である全生存期間において、治験医師選択療法施行群を2.5カ月上回る中央値(13.12カ月 vs. 10.65カ月、p値:0.04)を示しました。また、二次評価項目である無増悪生存期間 (progression free survival) と奏功率 (overall response rate) においても、エリブリン投与群が、治験医師選択療法群と比較して優れた結果を示しました。

 本試験では、患者様をエリブリン投与群と治験医師選択療法施行群を2対1の割合で無作為に割り付け、エリブリン投与群に対しては、21日間を1クールとし、各クールの第1日目と第8日目に、エリブリンを2分間から5分間かけて静脈内投与 (1.4 mg/m2) しました。治験医師選択療法は、単剤化学療法、ホルモン療法、生物学的薬剤療法、苦痛緩和療法あるいは放射線療法と定義されました。患者様の年齢の中央値は55歳(27~85歳)、患者様762名のうち、HER2陽性の乳がん患者様が16%、エストロゲン及びプロゲステロン、HER2受容体陰性の乳がん患者様が19%でした。なお、エリブリン投与群患者様から報告されたグレード3または4の主な有害事象は、無気力/倦怠感(7.6%)、好中球または白血球数減少(44%)、末梢神経障害または無感覚や手足等の痺れ(8.4%)でした。

 世界中で毎年100万人を越える女性が乳がんと診断されています。この患者様の約50%が15年以内に再発性・転移性乳がんと診断され、転移性乳がんの患者様が5年以上生存できるのは5人に1人と言われています。

 エリブリンは、当社創製の新規化合物であり、クロイソカイメンから単離された天然有機化合物ハリコンドリンBの全合成誘導化合物です。微小管の伸長を阻害することによって細胞周期を停止させる新規メカニズム、微小管ダイナミクス阻害剤です。当社は、本剤について、2010年3月30日に、局所再発性・転移性乳がんの適応で、日本、米国、欧州の各当局に対して承認申請を行いました。また、本剤は、2010年5月28日に米国食品医薬品局(FDA)により優先審査品目に指定されました。
http://www.eisai.co.jp/news/news201026.html

「アフィニトール®」、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんを対象とする 第III相ピボタル試験において主要評価項目を達成(2010/6/7)
•RADIANT-3試験において、進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの無増悪生存期間の有意な延長が示される
•進行性膵内分泌腫瘍は、治療選択肢が殆どない1,2難治性で稀ながん
•詳細な試験結果は、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)の年次総会で発表予定
2010年に世界各国の規制当局への承認申請を予定

2010年6月3日、バーゼル発 - ノバルティスは本日、膵原発の神経内分泌腫瘍である進行性膵内分泌腫瘍(pNET: pancreatic neuroendocrine tumor)の患者さんを対象とする第III相試験において、「アフィニトール®(一般名:エベロリムス)」の投与とベスト・サポーティブ・ケア*を受けた患者さんで無増悪生存期間の有意な延長が示され、主要評価項目が達成されたと発表しました。「RADIANT-3 (RAD001 In Advanced Neuroendocrine Tumors)」という名称の同試験は、神経内分泌腫瘍(NET)の患者さんを対象とした臨床試験としては最大規模の試験の一つです。

*ベスト・サポーティブ・ケア=最適な支持療法エベロリムスは、血管内皮成長因子(VEGF: vascular endothelial growth factor)を標的とした分子標的療法による治療中または治療後に疾患が進行した転移性腎細胞がんの患者さんの治療薬として、「アフィニトール®」という販売名で承認されています。

膵内分泌腫瘍は、急速に増殖する可能性があり、約60%の患者さんは、すでにがんが身体の他の部分に広がり、治療がさらに困難な進行した状態で診断されます1,2。進行性膵内分泌腫瘍の患者さんの生存期間の中央値は17ヶ月であり2、現在承認されている治療選択肢は手術と化学療法のみです1。

ノバルティス オンコロジー事業部のプレジデントであるエルベ・オプノーは次のように述べています。「エベロリムスは、NETを含む様々ながんの治療において重要な標的であるmTORタンパクの阻害剤として開発されました。RADIANT-3の結果は、エベロリムスがアンメット・ニーズの高い進行性膵内分泌腫瘍の患者さんにとって重要な治療選択肢となる可能性を示すものです。今回の試験結果は、進行性膵内分泌腫瘍の治療薬としてエベロリムスを世界で承認申請するための基礎となるもので、患者さんに新しい治療法を提供するという目標に、さらに一歩近づいたことになります」。

RADIANT-3の詳細な結果は、10月にイタリア・ミラノで開催される欧州臨床腫瘍学会の年次総会で発表される予定です。ノバルティスでは、世界各国で2010年の承認申請を目指しています。

試験の詳細

RADIANT-3は、進行性膵内分泌腫瘍(別名:膵島細胞腫)の患者さんを対象に、エベロリムスとベスト・サポーティブ・ケア群と、プラセボとベスト・サポーティブ・ケア群とを比較した場合の有効性と安全性を検証した、第III相・前向き・二重盲検・無作為化・平行群間・プラセボ対照・多施設共同試験です。本試験の参加基準を満たした患者さん410名は、エベロリムス(10mg)1日1回投与群またはプラセボ群(連日経口投与)に1:1の割合で無作為割り付けされました。この試験には、日本の医療機関からも40名の患者さんが参加しています。

RADIANT-3の主要評価項目は、無増悪生存期間です。副次評価項目は、安全性、奏功率、および全生存期間です。

NET(神経内分泌腫瘍)について

NETは、身体機能を調節するさまざまなホルモンを生成・分泌する細胞から生じる腫瘍です。NETには多くの種類があり、身体のどの部位にも発生しますが、多くは消化器、膵臓、肺によくみられます3。比較的まれな腫瘍であるため、所定の検査法がなく、正確な診断を受けるまでに5~7年かかることがあります3,4。このため、NETの患者さんは診断時にすでに進行しているケースが多くあります。希少がんではあるものの、NETは過去30年で約4倍と急速に増加しています3。

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、将来の結果が現在の予想と異なる場合があることをご了解下さい。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照下さい。
http://www.novartis.co.jp/news/2010/pr20100607.html

c-Met阻害剤ARQ197の非小細胞肺癌に対する第2相試験結果を米国臨床腫瘍学会で発表(2010/6/7)
~ARQ197とエルロチニブとの併用により無増悪生存期間および全生存期間が示唆され、有効性に期待~

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「第一三共」)とArQule社(本社:米国マサチューセッツ州)は、2010年米国臨床腫瘍学会(American Society of Oncology ASCO)年次総会において、エルロチニブとの併用によりARQ197が化学療法剤に無効な進行性の非小細胞肺癌患者さんにおいて全生存期間の延長が期待できる第2相臨床試験結果を発表したのでお知らせします。

本試験は、EGFR(上皮増殖因子受容体)阻害薬による治療を受けておらず、少なくとも初回の化学療法剤による治療が無効となった167名の患者さんを対象とした無作為化二重盲検第Ⅱ相比較試験です。患者さんは、エルロチニブとARQ197もしくは、プラセボどちらかとの併用治療を受けました。

プラセボとエルロチニブ併用治療群の患者さんの全生存期間の29.4週に対して、ARQ197とエルロチニブの併用治療群の患者さんでは36.6週で、24%の延長(未補正ハザード比=0.88、p=0.50)が認められたとの試験結果をTexas Southwestern Medical Center の血液腫瘍学部門長のJohn H.Schiller博士が発表しました。

あらかじめ規定していた非扁平上皮細胞癌患者さんのサブグループ(117名)を対象とした解析では、ARQ197とエルロチニブの併用治療群の患者さんの全生存期間の中央値は43.1週で、プラセボとエルロチニブ併用治療群の患者さんでの29.4週と比べて47%の生存期間延長(未補正ハザード比=0.72、p=0.19)が認められました。患者背景情報のうち、予後決定因子であるEGFRおよびKRASの遺伝子変異の有無で両群の患者数を比較すると、プラセボ群に有利な条件であったため、両群間の主な予後因子の不均衡を補正した後、このサブグループを探索的にコックス回帰分析したところ、ARQ197併用治療群の全生存期間中央値はプラセボ併用治療群に対して統計的に有意(p<0.05)に延長したことが認められました。

以前、ArQule社が発表したように、log-rank test による解析では、プラセボとエルロチニブとの併用治療に対して、ARQ197とエルロチニブとの併用治療により本試験の主要評価項目である無増悪生存期間中央値を66%延長させましたが、統計学的に有意差は認められませんでした(ハザード比=0.81)。あらかじめ規定していた非扁平上皮細胞癌患者さんのサブグループ(117名)を対象とした解析では、ARQ197投与による無増悪生存期間の延長はより顕著でした。

c-MetとARQ197について
ARQ197は、経口可能な低分子のc-Met受容体チロシンキナーゼ阻害剤です。エルロチニブはタルセバTMの商品名で販売されているEGRFチロシンキナーゼ阻害剤です。

ARQ197は、c-Met関連性の軟部組織肉腫、肝細胞癌、膵臓腺癌、胚細胞腫瘍、結腸直腸癌などの複数の癌種に対する効果を単剤および他剤との併用の臨床試験で確認しているところです。

C-Met受容体のチロシンキナーゼが異常に亢進すると、癌細胞の増殖、生存、血管新生、浸潤、転移など様々な細胞内シグナル伝達に関与することが知られております。非臨床試験の結果から、ARQ197は、ヒト癌細胞株のc-Met活性化を阻害し、複数のヒト腫瘍異種移植片に対して抗腫瘍活性を示すことが明らかとなっております。これまでの臨床試験では、ARQ197による治療は忍容性がよく、複数の癌種や用量で腫瘍反応や安定状態の延長が確認されております。

2008年12月、第一三共とArQule社は、日本、中国(香港含む)、韓国、台湾を除く全世界でARQ197の共同開発・商業化のライセンス契約を締結しております。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/003706.html

進行性ホルモン治療抵抗性前立腺がん患者さんにおける第III相試験の生存期間に関する最新の結果がASCOで発表される(2010/6/3)
サノフィ・アベンティス(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY)は同日、ドセタキセルによる化学療法を受けた後に病勢が進行した転移性ホルモン治療抵抗性(去勢抵抗性)前立腺がんの患者さんにおいて、治験薬のcabazitaxelとプレドニゾン/プレドニゾロンを併用すると、ミトキサントロンとプレドニゾン/プレドニゾロンを併用する欧米で承認されている化学療法と比較して、全生存期間が統計的有意に改善することを示す第III相試験のTROPICスタディの最新結果を発表しました。
http://www.sanofi-aventis.co.jp/l/jp/ja/layout.jsp?scat=029CA86D-A78D-4C21-A26E-D4C7CD4629DF

変形性関節症治療薬ポリ硫酸ペントサンの前期第II相臨床試験開始について(2010/5/26)
 旭化成ファーマ株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:浅野 敏雄 以下、旭化成ファーマ)は、ポリ硫酸ペントサンナトリウム(以下、ペントサン)に対する、変形性膝関節症の国内前期第II相臨床試験を開始しましたのでお知らせいたします。

 旭化成ファーマは、株式会社レクメド(東京都町田市 代表取締役社長:松本 正 以下、レクメド)及びbene pharmaChem GmbH & Co.KG (ドイツ・ゲレツリード Managing Director:ヘラルド・ベネン 以下、ベーネ)と2008年6月にライセンス契約を締結し、ペントサンの日本での独占的な開発・販売の実施権の許諾を受けております。国内の前期第II相臨床試験開始に伴い、本ライセンス契約に基づきレクメドとベーネに、開発の進捗に応じた支払いが行われます。また、本試験を通じて早期にペントサンの臨床効果が確認され、今後の開発がスピードアップされると考えています。

 ペントサンは、ヨーロッパ・ブナから抽出された多糖類に化学的修飾を加えた半合成化合物で、変形性関節症への適応に関しては、動物薬として海外及び国内で承認・販売されており、また、人に対しても、豪州や国内の大学で実施された臨床研究で有用性が示唆されています。本剤は、海外では抗血液凝固剤や間質性膀胱炎治療薬として承認・販売されていますが、これらの適応症とは異なる薬理作用から変形性関節症への効果が期待され、新たに開発が進められております。

 変形性膝関節症は骨・関節疾患の中で最も発生頻度の高い疾患の一つであり、発症原因としては加齢が最も強く関連しており、50歳以上の有病率は男性44.6%、女性66.0%で、この結果を2004年の日本人の年齢別人口をもとに患者数を概算すると、わが国における変形性膝関節症の患者数は、男性840万人、女性1,560万人の計2,400万人と推定されています(2007年 東京大学医学部22世紀医療センター発表)。

<株式会社レクメドの概要>
バイオベンチャーと製薬企業をつなぐ架け橋的機能をめざし、1998年5月に設立。現在、提携及び事業開発コンサルティング、バイオベンチャーへの投資、POCの早期取得と付加価値の増大をめざした医薬品の開発を手がけている。(www.reqmed.co.jp)

<bene pharmaChem GmbH & Co., KG の概要>
1947年にペントサンを抗血液凝固剤として開発して以来、欧州を中心に医薬品を販売しているドイツのDr. W. Benend GmbH & Co.,KG のグループ企業で、ペントサンの新規医薬品用途の開発と医薬品原料としてのペントサンの全世界への供給を行なっている。(www.bene-pharmachem.de)
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2010/me100526.html

米国臨床腫瘍学会年次総会で新規抗がん剤「エリブリン」の局所再発性・転移性乳がんに対する最新の第III相試験結果を中心にエーザイのがん領域の開発品・製品に関する最新試験データを発表(2010/5/24)
 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、2010年6月4日から8日まで米国シカゴで開催される「第46回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)年次総会」において、当社の開発品・製品に関する転移性乳がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、転移性脳腫瘍、T細胞性リンパ腫等の最新試験データ15報の発表が受理されたことを公表しました。

 特に注目すべきは、新規抗がん剤「エリブリン(一般名)」についてグローバルで実施された第III相試験(EMBRACE試験:Eisai Metastatic Breast Cancer Study Assessing Physician’s Choice Versus E7389)に関する最新試験データの口頭発表です。本試験は、少なくとも2種類のがん化学療法(アントラサイクリンおよびタキサン系抗がん剤を含む)による前治療歴のある局所再発性・転移性乳がんの患者様を対象に、エリブリン投与群と治験医師選択療法施行群の2群に分けて実施された、多施設、無作為化、非盲検、並行2群間比較試験です。

 当社は、かねてよりがん関連領域を重要なフランチャイズ領域と位置づけて、重点的に資源配分をしてきました。今回のASCOでの発表は、当社のがん関連領域における開発品・製品のポートフォリオ戦略、および近年の前臨床・臨床での研究成果の集大成となります。

 当社は、患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献するというヒューマン・ヘルス・ケア(hhc)理念に基づき、がん関連領域においてグローバルな研究開発、生産に積極的に取り組むことで、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。
http://www.eisai.co.jp/news/news201023.html

閉経前乳がん患者に対し、アリミデックス抗腫瘍効果を示す(2010/5/21)
本日、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:加藤益弘)は、閉経前乳がん患者を対象とした第Ⅲ相並行群間比較試験STAGE (Study of Tamoxifen or Arimidex given with Goserelin to compare Efficacy and Safety) において、アリミデックス(一般名:アナストロゾール)はタモキシフェンよりも、主要評価項目である術前投与24週間の抗腫瘍効果(最良総合効果奏効率)が有意に高かったと発表しました。


STAGE試験は、国内の閉経前乳がん患者197人を対象に、アリミデックスとタモキシフェンの有効性及び安全性を直接比較した試験です。アリミデックスは、ホルモン感受性閉経後乳がん患者に対する標準治療薬と位置付けられており、本邦のみならず全世界でも有効性と安全性が確立している薬剤です。今回の結果から、アリミデックスは閉経後乳がんだけでなく、LH - RHアゴニストであるゾラデックス(一般名:ゴセレリン)によって卵巣機能を抑制した状態下の閉経前乳がんに対しても有効であることが示されました。本試験の詳細は、年内に開催される国際学会で発表する予定です。

STAGE試験の治験調整委員会委員長 大阪大学大学院医学系研究科乳腺・内分泌外科教授の野口眞三郎氏は「閉経後乳がんにおけるアリミデックスの有用性は既に確立しているが、閉経前乳がんにおける有用性は長らく不明であった。今回の臨床試験によって、閉経前乳がんにおいてもゾラデックスによって卵巣機能を抑制しホルモン環境を閉経後と同様にすることによってアリミデックスがタモキシフェンに優る抗腫瘍効果を発揮することが明らかとなった。閉経前乳がんにおけるアリミデックスの有用性を明確に示した本研究は世界的にも高く評価されるべき研究であり、その成果が今後、Total Estrogen Blockade療法(アリミデックス+ゾラデックス療法)の確立と普及に貢献することが期待される」と述べました。

アストラゼネカは今後、STAGE試験のデータベースをもとにさらなる解析を進め、得られた知見を公表していきます。
http://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/2010/10_05_21.html

フレッシュCRAのための治験セミナー2010 治験は、医療機関で行われます。 医療機関のことを知りたくありませんか?(2010/5/18)
開催日時 平成22年7月2日(金) 9:00~17:00
会  場  グランパーク プラザ棟3階301会議室
       〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目4-1
       ・JR田町駅(徒歩5分)
       ・地下鉄都営浅草線・三田線 三田駅(徒歩7分)
参 加 費  20,000円(税込)
対  象  製薬企業とCRO勤務の経験浅いCRAなど(年齢は問いません)
申込方法 当ホームページ「新規参加登録」ボタンよりお申し込み下さい。
申込締切 平成22年6月18日(金)
      但し、定員になり次第締め切らせていただきます。
主   催 日本病院薬剤師会 臨床試験対策委員会
https://www.jshp.jp/2010cra/

レノックス・ガストー症候群(希少疾患)に対する てんかん治療剤「ルフィナマイド(一般名)」の第3相臨床試験を日本で開始(2010/5/7)
 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、希少疾患であるレノックス・ガストー症候群(Lennox Gastaut Syndrome:LGS)を対象としたてんかん治療剤「ルフィナマイド(一般名)」の第3相臨床試験を日本で開始します。

 本剤は、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の前身である「未承認薬使用問題検討会議」において、早急にLGSに対する臨床開発を開始するべきとの方向性が示され、当社は国内における開発に向けて取り組んでまいりました。

 LGSは重篤な難治性のてんかん症候群のひとつであり、日本における患者数は1000人未満と推定されています。また、複数のてんかん発作型を示しコントロールが極めて困難とされており、患者様とそのご家族のQOLに影響を及ぼす疾患です。当社はヒューマンヘルスケア(hhc)企業として、希少疾患の医療ニーズの充足に向けて、1日でも早く患者様にお届けするため、日本における第3相臨床試験を開始します。

 ルフィナマイドは、新規構造のトリアゾール誘導体であり、てんかん発作の原因となる過剰電荷を帯びている脳内ナトリウムチャネルの活動を調節することにより、ナトリウムチャンネルの不活性状態を延長し、抗てんかん作用を示すと考えられています。本剤は欧州では「Inovelon®」として2007年1月、米国では「Banzel®」として2008年11月に、「4歳以上の小児および成人における、LGSに伴うてんかん発作の併用療法」の効能効果で承認を得ており、発売中です。

 当社は、レノックス・ガストー症候群に対するルフィナマイドの臨床試験を進めることで、患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。

<参考資料>

1. レノックス・ガストー症候群(LGS)について

 LGSは希少かつ重篤なてんかん症候群のひとつであり、その多くは脳症など何らかの脳の器質障害を有し、通常は就学前の小児で発症します。複数のてんかん発作型を示し、発作が頻回に発生することに加え、知的発達の遅れやパーソナリティ障害を伴うことがこの疾患の特徴です。ほとんどの症例で強直発作(筋肉の攣縮)、脱力発作(突然の筋緊張の弛緩)および欠神発作(短時間の意識消失)が認められます。強直間代発作(大発作)やミオクロニー発作(突発的な筋肉の攣縮)などを発現する場合もあります。中でも強直発作や脱力発作は、転倒発作と呼ばれるLGSに特徴的な発作のひとつで、突然激しく倒れ、しばしば外傷を負います。LGSの患者様は外傷予防のために顔面保護機能付きのヘルメットを装着することもあります。LGSの治療は抗てんかん薬による薬物治療が主体となりますが、薬物治療で発作の抑制が困難な重症例には外科的手術が行われる場合もあります。日本での患者数は1000人未満と推定されています。

2. ルフィナマイド(一般名)について

 ルフィナマイドは、新規構造のトリアゾール誘導体であり、てんかん発作の原因となる過剰電荷を帯びている脳内ナトリウムチャネルの活動を調節することにより、ナトリウムチャンネルの不活性状態を延長し、抗てんかん作用を示すと考えられています。
 当社は、双極性障害、不安障害、眼科領域疾患を除き、ヒト治療用として、全世界における本剤の独占的開発、使用、製造および販売に関するライセンス契約を2004年にノバルティス社と締結しました。本剤は欧州では「Inovelon®」として2007年1月、米国では「Banzel®」として2008年11月に、「4歳以上の小児および成人における、LGSに伴うてんかん発作の併用療法」の効能効果で承認を得ており、発売中です。
http://www.eisai.co.jp/news/news201017.html

「治験119番 質問・見解集」は、3月26日以降に受け付けました3件の質問を新たに追加しました。(2010/5/7)
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/tiken119/

米国における高血圧症治療薬TAK-491の販売許可申請について(2010/4/28)
当社の100%出資子会社である武田グローバル研究開発センター株式会社(米国イリノイ州)は、このたび、高血圧症治療薬TAK-491(一般名:アジルサルタン メドキソミル)の販売許可申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出しましたのでお知らせします。TAK-491は、当社が創製した新規アンジオテンシンⅡ 受容体拮抗薬(ARB)であり、血圧を上昇させるホルモンであるアンジオテンシンⅡの働きを阻害することで血圧を低下させます。

今回の申請は、5,900例以上を対象に実施された7本の臨床第3相試験の結果に基づいており、高血圧症の治療として、単独またはクロルタリドン[1]やアムロジピンベシル酸塩[2]といった他の降圧剤との併用による1日1回の経口投与で、有効性および安全性を確認するとともに、オルメサルタン メドキソミル[3]、バルサルタン[4]、ラミプリル[5]との比較試験も実施しています。

なお、TAK-491の臨床第3相試験6本の試験結果については、本年5月1日から5月4日に、ニューヨークで開催される米国高血圧学会(ASH) 第25回年次学術集会において発表される予定です。

当社の医薬開発本部長 Nancy Joseph-Ridgeは、「TAK-491の申請は優れた臨床試験成績に基づくものであり、タケダは大きな前進を果たすことになります。今回の申請が、タケダがグローバルに培ってきた心血管疾患治療領域の強化と、高血圧症患者さんや医療関係者の皆さんに対する貴重な治療オプションの提供につながることを期待しています」と述べています。

以 上

[1] クロルタリドン:サイアザイド系利尿剤
[2] アムロジピンベシル酸塩:カルシウム拮抗剤
[3] オルメサルタン メドキソミル:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
[4] バルサルタン:アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
[5] ラミプリル:アンジオテンシン変換酵素阻害剤
http://www.takeda.co.jp/press/article_36492.html

治験中核病院・拠点医療機関等協議会 第5回治験中核病院・拠点医療機関等協議会配付資料(2010/4/27)
議事次第

資料1. 「連絡事項」厚生労働省
(1~2ページ(PDF:259KB)、3ページ(PDF:681KB)、4ページ(PDF:718KB)、5~6ページ(PDF:361KB)、全体版(PDF:1,361KB))

資料2. 「新たな治験活性化5カ年計画の中間見直しに関する検討会」報告
(1~24ページ(PDF:506KB)、25~37ページ(PDF:501KB)、38~40ページ(PDF:385KB)、41ページ(PDF:537KB)、42~52ページ(PDF:484KB)、全体版(PDF:1,096KB))

資料3. 平成21年度 治験・臨床研究体制進捗報告
(1~51ページ(PDF:511KB)、52~104ページ(PDF:508KB)、105~158ページ(PDF:509KB)、159~169ページ(PDF:341KB)、全体版(PDF:1,064KB))

資料4. グローバル臨床研究拠点「北里大学臨床薬理研究所」(PDF:391KB)

資料5. グローバル臨床研究拠点「慶應義塾大学医学部」(PDF:304KB)

資料6. 事前アンケート結果(PDF:255KB)

資料7. 日本製薬工業協会資料(PDF:393KB)

資料8. 日本医療機器産業連合会資料(PDF:102KB)

資料9. 橋渡し拠点資料(PDF:195KB)

参考資料1 治験中核病院・拠点医療機関等協議会設置要綱(PDF:236KB)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/s0323-14.html

脳梗塞急性期治療薬「AT-877注」の第III相臨床試験の成績について(2010/4/27)
 旭化成ファーマ株式会社(東京都千代田区 社長:浅野 敏雄)は、このたび、「AT-877注」(一般名:ファスジル塩酸塩水和物、製品名:エリル点滴静注液30mg、以下、本剤)の脳梗塞急性期を対象とした第III相臨床試験の開鍵を行いました。
 その結果、本剤の有効性について期待した成績が得られませんでした。

 当社は、今回得られた成績について、今後詳細な解析を実施し、本剤の開発継続の可否について最終的な判断を致します。

 なお、本剤は、「くも膜下出血術後患者の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善」を効能・効果として、「エリル点滴静注液30mg」の製品名で販売されていますが、これらの効能・効果については変更ありません。

<ご参考>
1. ファスジル塩酸塩水和物
 Rhoキナーゼ阻害作用という従来の治療剤にはない新しい作用機序を有しており、血管平滑筋の収縮および好中球(白血球の一種で炎症に関与している)の活性化を抑制します。

2. 開鍵
 投与している薬が治験薬か対照薬かを、医師からも患者からも不明にして行う二重盲検試験の場合に、データの固定後に薬剤割付結果を明らかにすること。
 治験終了後、データがすべて集まり、データベースの変更ができないようにしたデータ固定状態で、治験薬投与か、対照薬投与かの割付情報を開鍵(キーオープン)することによって、比較試験の結果が明らかになります。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2010/me100427.html

「委員会からのお知らせ」の医薬品評価委員会・資料集に「医療機関からの治験体制等の情報発信に関する検討」を掲載しました。(2010/4/26)
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/sending.html

進行性前立腺がん治療剤MDV3100 ~第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験で良好な結果Lancet誌に掲載~(2010/4/16)
アステラス製薬株式会社(社長:野木森雅郁、以下「アステラス製薬」)と米国のバイオ医薬品会社メディベーション社(英名:Medivation, Inc. 本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Dr. David Hung)は、第二世代の経口抗アンドロゲン剤であるMDV3100の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の良好な結果が、現地時間4月15日の英国医学専門誌「The Lancet」(以下「Lancet誌」)オンライン版に公開されましたのでお知らせします。

今回掲載された論文には、MDV3100のホルモン療法に抵抗性となった進行性前立腺がん患者における忍容性と、前立腺特異抗原(PSA)レベル、X線所見、循環腫瘍細胞数(CTC)などを指標とした抗腫瘍効果が記載されました。

アステラス製薬は2009年10月にメディベーション社とMDV3100について、全世界での開発・商業化に関する契約を締結し、現在、ドセタキセルによる化学療法の治療歴を有する進行性前立腺がん患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験(AFFIRM)を共同で進めています。

  本件につきましては、メディベーション社が4月14日(米国時間)に対外発表しており、本資料はその要約です。

■ 第Ⅰ相/Ⅱ相臨床試験概要
試験デザイン:
ホルモン療法抵抗性患者140名(化学療法治療歴あり:75名、なし:65名)を対象にした非盲検用量漸増試験。 (MDV3100 30mg-600mg/日を投与)。
結果:
下記の数値、所見において、MDV3100の抗腫瘍効果があることが確認された。
1. 前立腺特異抗原(PSA)レベルの低下
2. 軟部組織および骨に転移した腫瘍の退縮および安定
3. 循環腫瘍細胞数(CTC)の低下
総じて化学療法治療歴のない患者のみならず、化学療法治療歴のある患者においても忍容性および有効性が確認された。また、MDV3100は240mg/日まで高い忍容性が示された。最も頻度 の高い有害事象は倦怠感であった。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/mdv3100lancet.html

経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤 「フェントス(R)テープ(開発コード:HFT-290)」 新薬承認取得に関するお知らせ(2010/4/16)
 協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松田 譲)は、去る2008年6月に久光製薬株式会社(本社:佐賀県鳥栖市、社長:中冨博隆)が開発中であった経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤 「フェントス(R)テープ(開発コード:HFT-290)」に関しまして、国内における共同販売契約を締結致しておりました。この度、本製剤が2010年4月16日に国内製造販売承認を受けましたので、ご案内申し上げます。

 「フェントス(R)テープ」は、鎮痛効果の高い合成麻薬であるフェンタニルクエン酸塩を、TDDS(Transdermal Drug Delivery System:経皮薬物送達システム)技術を用いて、1日1回貼付に適した薬物放出特性を有するテープ剤として開発された医療用の麻薬性鎮痛剤です。
 本剤は24時間ごとに痛みの評価と副作用の有無を確認し、時刻を決めて規則正しく投与するというオピオイド鎮痛薬の基本原則(by the clock)を守りやすいという臨床上のメリットを有していることから、安定した鎮痛効果を維持することが期待されます。

 今後当社におきましては、がん治療及びがん性疼痛治療に携われる医療従事者の方々に対して本剤の適正な情報提供活動を行うことにより、がんの痛みに苦しむ患者様のQOL向上に少しでも貢献してまいりたいと考えております。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2010/pdf/20100416_01.pdf

GCPと臨床研究に関する倫理指針の関係について(2010/4/12)
平成20年に改正された「臨床研究に関する倫理指針」では、平成21年度より臨床研究を実施する研究者に倫理指針の研修を義務付けています。
「臨床研究に関する倫理指針」では、治験は対象外と扱われているが共通する項目・内容も多々あります。そこで、両者の関係を整理し、治験と臨床研究の理解を促進する資料を作成しましたので、ご活用ください。
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/pdf/gcp_rinri.pdf
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/gcp_rinri.html

「治験の疑問に答えます」は、5件のQ&Aを新たに追加しました。(2010/4/12)
治験啓発パンフレット:治験の疑問に答えます
一般市民の方が治験に興味を持たれた際に、治験とはどんなものかを理解していただけるように、治験をなるべくわかりやすく紹介したQ&A形式のパンフレットを作成しました。

本パンフレットは適宜ダウンロードして、ご活用ください。
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/tiken/pdf/tiken.pdf
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/tiken/index.html

東京大学医学部付属病院 「臨床研究支援センター」が4月から始動(2010/4/5)
―臨床研究の院内実施の支援に加えて、
東大病院が実施主体として多施設共同研究を行うことが可能に―

東京大学医学部附属病院(東大病院)では、院内で実施する治験を含む臨床研究の支援だけではなく、当院が実施主体となって多施設共同研究などを実施する組織として「臨床研究支援センター」を設置し、4月から稼働させました。これは、これまで院内の臨床研究の支援を行っていた旧臨床試験部を母体に、大学内の生物統計家等や関係部門を組織化し、さらにオペレーション部門等を新設して研究者を支援する体制を整備したものです。各部門には治験の経験者を多数配置し、国際拠点化も目指しています。また、臨床研究支援センターでは、治験と治験以外の臨床研究を同一組織で支援し、臨床研究から治験へのシームレスな支援を可能とします。今回の整備によって、東大病院は倫理性・科学性・信頼性が確保された欧米なみの臨床研究実施体制を強化し、世界の主要な臨床医学雑誌に掲載される質の高い研究をさらに推進していきます。
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?newsid=659
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/upload/r1.pdf20100405135628.pdf

重症敗血症治療剤「エリトラン(E5564)」の第3相試験を継続(2010/3/26)
 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、現在グローバルで進行中の重症敗血症治療剤「エリトラン(E5564)」の第3相試験について、独立データモニタリング委員会(Data Monitoring Committee: DMC)による、1500例での本化合物の有効性と安全性に関する中間解析評価の結果、2010年3月25日(英国時間)、DMCより目標症例数である2000例まで本試験を継続することを推奨されました。また、DMCは、本試験を継続する上で、本化合物の安全性については問題が認められなかったとしています。

 今回の推奨を受け、当社は、当初の計画通り、2000例の目標症例数を達成するまで本試験を継続いたします。

 敗血症は、感染に対する過剰な全身性炎症反応が生じた重篤な病態です。重症例では、敗血症性ショックや血管内凝固症候群、臓器不全を引き起こすため、死亡率が非常に高くなります。現在、重症敗血症の治療は選択肢も限られており、米国では毎年20万人以上の患者様が重症敗血症で命を落としていると言われています。

 エリトランは、当社が創製したエンドトキシン拮抗剤です。本化合物は、細菌から放出されたエンドトキシンがその受容体であるTLR4(toll-like receptor 4)に結合することを阻害することにより、TLR4が活性化すると引き起こされる受容体シグナルの伝達を防ぎます。その結果、炎症性サイトカインの遊離が阻害され、敗血症症状の発現が抑制されます。

当社は、死亡リスクが非常に高い重症敗血症のアンメット・メディカル・ニーズの充足を目的として本化合物の開発に取り組んでいます。今回のDMCの推奨に従い、当社は、1日も早く本化合物を世界の患者様および医療従事者にお届けできるよう症例登録を進めてまいります。
http://www.eisai.co.jp/news/news201010.html

日本における2型糖尿病治療薬アログリプチンのスルホニルウレア系薬剤との併用効能および ビグアナイド系薬剤との併用効能に関する追加申請について(2010/3/25)
当社は、本日、厚生労働省に、2型糖尿病治療薬アログリプチン(一般名、開発コード:SYR-322)について、スルホニルウレア系薬剤との併用効能およびビグアナイド系薬剤との併用効能に関する追加申請を行いましたのでお知らせします。

アログリプチンは、武田サンディエゴ株式会社(米国カリフォルニア州、当社の100%子会社)が創製した1日1回投与のDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)阻害薬であり、インスリン分泌を高めるホルモンであるGLP-1[※]とGIP[※]を選択的に分解する酵素、DPP-4を阻害することにより、それらの血中濃度を維持して血糖値を下げる薬剤です。

アログリプチンとスルホニルウレア系薬剤またはビグアナイド系薬剤との併用療法が承認されれば、糖尿病の患者さんおよび医療関係者の方々により幅広い糖尿病の治療オプションをご提案することが可能になります。
当社では糖尿病治療剤として、国内においてアクトス、ベイスン、グルファストを既に販売しておりますが、糖尿病領域におけるさらなる薬剤の研究開発に今後も取り組んでまいります。

なお、当社は国内で、2008年9月に、アログリプチンの単独療法およびα-グルコシダーゼ阻害剤との併用療法の製造販売承認申請を、2009年6月にチアゾリジン系薬剤との併用療法の効能追加申請ならびにアログリプチンとピオグリタゾン(一般名、製品名:アクトスR)との合剤の製造販売承認申請を行っております。

[※] GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)およびGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)は食物摂取により消化管から分泌され、膵臓のβ細胞を刺激し、インスリン分泌を増加させるとともに、β細胞自体の機能を改善することが確認されています。
http://www.takeda.co.jp/press/article_36111.html

抗悪性腫瘍剤「ハーセプチンR」「ゼローダR」 HER2陽性の進行・再発胃がんを効能・効果とした承認申請について(2010/3/19)
中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/社長:永山 治](以下、中外製薬)は、抗HER2ヒト化モノクローナル抗体抗悪性腫瘍剤トラスツズマブ(遺伝子組換え)-販売名『ハーセプチンR注射用60、同150』(以下、「ハーセプチンR」)、および経口フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤カペシタビン-販売名『ゼローダR錠300』(以下、「ゼローダR」)の併用療法について、HER2陽性の進行・再発胃がんに対する効能追加の承認申請を厚生労働省へ行いましたのでお知らせいたします。

HER2陽性の進行・再発胃がん患者さんを対象として実施された国際共同第Ⅲ相臨床試験(ToGA試験)では、フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤(「ゼローダR」または静注5-FU)とシスプラチンを併用した化学療法群と、この化学療法に「ハーセプチンR」を併用した群で比較検討を行いました。「ハーセプチンR」を「ゼローダR」または静注5-FU、シスプラチンと併用することで、HER2陽性の進行・再発胃がん患者さんの全生存期間を有意に延長することが確認されました。また、安全性についてはこれまでに「ハーセプチンR」および併用した化学療法で報告されている範囲内のものであり忍容性が認められました。

海外での「ハーセプチンR」のHER2陽性の進行・再発胃がんに対する効能に関しては、Roche社が欧州医薬品審査庁に2009年9月に効能追加の承認申請を行い、本年1月に承認を取得しています。

胃がんは日本、韓国、中国などのアジア諸国、南米で多く発現しています。日本では、胃がんは悪性腫瘍部位別死亡数第2位(男性:第2位、女性:第3位)の疾患であり、2010年の年間新規胃がん罹患患者数は110,000人と推計されています*。

がん領域を重点領域の一つとして位置付けている中外製薬では、医療関係者および患者さんに早期に新たな治療選択肢が提供できるよう、承認取得に向けて取り組んでまいります。
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20100319160000.html

欧州におけるアクトスとメトホルミン徐放製剤の合剤にかかる 販売許可申請の取り下げおよび開発中止について(2010/3/19)
当社の100%子会社である武田グローバル研究開発センター(欧州)株式会社(英国・ロンドン、以下「TGRD(EU)社」)は、このたび、2型糖尿病治療薬であるアクトス(一般名、ピオグリタゾン塩酸塩)とメトホルミン徐放製剤の合剤について、欧州での販売許可申請を取り下げるとともに、欧州における本合剤の開発を中止することを決定しましたのでお知らせします。

TGRD(EU)社では、アクトスとメトホルミン徐放製剤の合剤(1日1回投与)について、欧州での販売許可申請を行っていましたが、欧州医薬品審査庁(EMA)の下部組織である欧州医薬品評価委員会(CHMP)より、本合剤に使用しているメトホルミン徐放製剤の長期投与時の有効性に関する追加データ提出が必要なことから肯定的意見を採択することが難しいとの見解が示されました。これを受けて、当社は本申請を取り下げ、欧州における本合剤の開発を中止することにしました。

なお、今回のCHMPからの指摘事項はアクトスとメトホルミン徐放製剤の合剤 (1日1回投与)を対象としたものであり、欧州で販売中のアクトスとメトホルミン速放錠の合剤(1日2回投与、欧州製品名:Competact)への影響はありません。
また、アクトスとメトホルミン徐放製剤の合剤 (1日1回投与)の開発中止による2009年度業績見込への影響はありません。

以 上

<アクトスとメトホルミン速放錠の合剤(欧州製品名:Competact)について>
アクトスは、当社が世界に先駆けて発見したチアゾリジンジオン骨格を有する糖尿病治療薬で、2型糖尿病患者に特徴的な病態であるインスリン抵抗性を改善することにより効果を発揮する薬剤です。一方、メトホルミンは主に肝臓での糖の産生を抑制する薬剤であり、作用機序の異なる両剤の併用により、2型糖尿病患者さんの血糖コントロールに有効な治療法を提供することになります。
アクトスとメトホルミン速放錠の合剤は、米国においては2005年8月に承認され、ACTOPlus metという製品名で販売中であり、日本においては2008年10月に厚生労働省へ製造販売承認申請を行い、現在審査中の状況です。
http://www.takeda.co.jp/press/article_36037.html

日本における骨粗鬆症治療剤「リセドロン酸ナトリウム水和物」月1回投与製剤の 臨床第3相試験開始について(2010/3/16)
味の素株式会社(本社:東京都、社長:伊藤雅俊)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪府、社長:長谷川閑史、以下「武田薬品」)は、骨粗鬆症治療剤「リセドロン酸ナトリウム水和物」の月1回投与製剤について、このたび、日本における臨床第3相試験を開始しましたのでお知らせします。

リセドロン酸ナトリウム水和物は、ビスフォスフォネート系骨粗鬆症治療剤で、現在では世界90カ国以上で承認されています。また、海外では月1回投与製剤が承認され、服用方法の選択肢を広げています。

日本では、2002年5月に1日1回投与製剤、2007年6月に週1回投与製剤の販売を開始し、現在、エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)より「アクトネルR」、武田薬品より「ベネットR」のブランド名で販売しています。

月1回投与製剤とすることで、1日1回や週1回投与製剤と比較して服用頻度が減り、患者様にとって利便性が高まることが期待されます。また、様々な剤形をご提供することで、患者様のライフスタイルに合致した幅広い選択が可能となります。
http://www.takeda.co.jp/press/article_36005.html

「治験実施チェックリスト」を更新しました。(2010/3/9)
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/check/index.html

「治験実施チェックリスト」を更新しました。(2010/3/9)
治験責任医師のための
治験実施チェックリスト
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/allotment/check/contents.html

「治験119番 質問・見解集」(2010/3/8)
「治験119番 質問・見解集」は、1月18日以降に受け付けました3件の質問を新たに追加しました。
【治験119番】での治験・GCP質問の受付

医療機関、CRO、SMO、製薬企業からの治験・GCPに関する質問に対して見解を示し、治験の円滑かつ適正な実施の推進に寄与することを図っています。

お受けする質問は治験またはGCPに関係する事項で、お受けできない質問は費用、医師主導の治験、個別特有の案件に関する事項です。質問は、可能な限りその背景も記載し、所属、氏名と共にe-mailによって事務局宛(メールアドレス:chiken119@jpma.or.jp)に送信してください。2週間程度で見解を返信します。なお、質問・見解の掲示にあたっては、質問者の所属、氏名はわからないようにします。
http://www.jpma.or.jp/about/board/evaluation/tiken119/

米国Amylin社と武田薬品による抗肥満薬Pramlintide/Metreleptinの開発状況について(2010/2/23)
Amylin Pharmaceuticals, Inc.(米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下「アミリン社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、アミリンアナログであるPramlintideとレプチンアナログであるMetreleptinの併用療法に関し、臨床第3相試験へ進めることを決定いたしました。本決定は、52週間投与の臨床第2相二重盲検プラセボ対照試験において、Pramlintide/Metreleptin併用療法により、持続的かつ顕著な体重減少という重要な評価基準を満たす良好な結果が得られたことを受けたものです。

アミリン社の医薬開発部門のVice PresidentであるChristian Weyerは、「肥満症の治療に関しては、患者さんの身体的負担および関連疾患の医療費を軽減するという点で、大きなアンメット・ニーズが存在します。当社は、武田薬品との全世界を対象とした共同開発・販売契約を通じ、より優れた肥満症の管理方法を必要としている何百万もの人々を支援する革新的な治療法の開発に注力しています。本決定は、当社がこの使命を果たすための重要な一歩となります」と述べています。

武田薬品の医薬開発本部長であるNancy Joseph-Ridgeは、「Pramlintide/Metreleptin併用療法に関する臨床第2相試験の結果を大変嬉しく思います。この新たな治療法により、当社は肥満症管理の実現に向けて邁進いたします」 と述べています。

28週間投与の臨床第2相用量設定試験の延長試験である52週間投与の本試験において、Pramlintide/Metreleptinによる治療を継続した群では、持続的な体重減少が示されたのに対し、プラセボ投与群では、ほぼ全ての患者さんにおいて体重減少は見られませんでした。本延長試験では、28週間投与の試験結果と同様に、BMIが35kg/m2未満の患者さんにおいて、Pramlintide/Metreleptin併用療法の極めて高い有効性が確認されました。
また、本併用療法は52週間にわたって概ね良好な忍容性を示し、投与初期に多い悪心や注射部位反応などの副作用に関しては、投与継続とともにその発現は減少する傾向が見られました。

なお、28週間投与の臨床第2相試験結果については既に報告しております。この試験を完了した患者さんは、PramlintideとMetreleptinの様々な用量の組み合わせの長期投与時における安全性および有効性を、合計52週間まで評価する延長試験に参加することができ、約275名(28週間投与試験を完了した患者さんの75%)が延長試験に参加しました。52週間投与の延長試験の結果は、今後、学会等で報告する予定です。

<Davalintideの最新状況について>
アミリン社は、第2世代アミリンアナログである抗肥満薬Davalintideの臨床第2相試験も完了しました。当該試験において、Davalintideの体重減少効果および忍容性については、Pramlintide単独療法およびPramlintide/Metreleptin併用療法より優れた結果が得られませんでした。従って、アミリン社と武田薬品は、共同開発・販売契約に基づき、現時点ではDavalintideの開発を中断することに決定しました。

<肥満症について>
肥満症は、全世界で4億人以上が罹患し、いくつかの疾患の罹患リスク上昇と関連する慢性疾患です。米国肥満学会によると、肥満症は米国において2番目に回避可能な死亡原因とされています。米国では体重過多および肥満症およびその関連疾患の治療に要する総コストは年間で1,400億ドルに達しています。肥満症は、先進緒国や発展途上国で急速に増加しており、大きな社会問題となってきています。

<アミリン社について>
アミリン社は、米国カリフォルニア州サンディエゴに本社を置き、革新的な医薬品の創薬、開発および販売を通じて患者さんに貢献するバイオ医薬品会社で、画期的な糖尿病治療剤であるSYMLINR (一般名:pramlintide acetate)注射剤とBYETTAR (一般名:exenatide)注射剤を開発、承認を取得しています。同社は、代謝疾患領域での高い専門性を活かし、有望な糖尿病および肥満症治療薬の研究開発活動を進めています。
詳細についてはhttp://www.amylin.com/をご覧ください。
http://www.takeda.co.jp/press/article_35984.html

新たな治験活性化5ヶ年計画の中間見直しに関する検討会報告について(周知依頼)(2010/2/22)
全国病院協会にリンク
http://www.ajha.or.jp/about_us/activity/zen/100223.pdf

日本における慢性腎疾患に伴う貧血患者を対象とした Hematide™の臨床第3相試験開始について(2010/2/18)
当社は、Affymax, Inc. (本社:Palo Alto、カリフォルニア州、以下「Affymax社」)とライセンス契約を締結している腎性貧血治療薬Hematide™について、このたび、日本での臨床第3相試験を開始しましたのでお知らせします。

Hematide™は、赤血球産生を促進するホルモンであるエリスロポエチンの受容体に作用する合成ペプチドで、4週間に一回の投与で赤血球を増加させる作用を有しています。

当社の医薬開発本部長 Nancy Joseph-Ridgeは、「Hematide™の開発が順調に進み、日本で臨床第3相試験を開始できることを大変嬉しく思います。腎性貧血で苦しむ日本の患者さんに、新たな治療オプションとしてHematide™を1日でも早くお使いいただけるよう、今後も引き続き、開発を進めてまいります」と述べています。

なお、当社とAffymax社は、欧米で実施しているHematide™の慢性腎疾患に伴う貧血効能を対象とした臨床第3相試験について、2010年1月に患者への投薬が終了しました。欧米での臨床第3相試験の結果については、2010年度第1四半期に公表し、2010年後半に米国において販売許可申請を行う予定です。

詳細は下記
http://www.takeda.co.jp/press/article_35973.html

抗がん剤 Glufosfamide の米国における第Ⅲ相臨床試験の再開について(2010/2/18)
この度、当社グループが米国NASDAQ上場企業であるバイオベンチャーThreshold
Pharmaceuticals, Inc.(以下「スレッシュホールド社」という。)と共同開発を行っております抗がん剤Glufosfamide(以下「グルフォスファミド」という。)について、米国での臨床試験に進展がありましたので、下記のとおりお知らせいたします。

グルフォスファミドについては、スレッシュホールド社がその開発及び販売権を保有しておりますが、この度、米国における開発及び販売権を米国バイオベンチャーEleison Pharmaceuticals, Inc.(以下「エリソン社」という。)に譲渡し、エリソン社が米国でのすい臓がんに対する有効性を確認する第Ⅲ相臨床試験を再開する準備を終え、米国食品医薬品局(FDA)にSPA(Special Protocol Assessment)を提出いたします。
当社グループにおきましては、平成16 年12 月にスレッシュホールド社との間で、日本を含めたアジア地域においてグルフォスファミドの開発及び販売を行うための「共同開発契約」を締結し、国内第Ⅰ相臨床試験を終了しておりますが、スレッシュホールド社との「共同開発契約」は引き続きエリソン社に引き継ぐことに合意しております。今回の米国における第Ⅲ相臨床試験の再開により、グルフォスファミドのさらなる開発進展の可能性が高まっており、中国を含めたアジア諸国の製薬メーカー等に積極的な共同開発あるいはライセンスアウト等の交渉を行っていく予定であります。
なお、本件による当社グループの平成22 年12 月期の連結業績に与える影響については、現時点においては軽微であると考えております。
(ご参考)
<Eleison Pharmaceuticals, Inc.(エリソン社)>
所在地 103 Carnegie Center, Suite 300 Princeton, NJ 08540
代表者 CEO Edwin Thomas
U R L http://eleison-pharma.com/
http://www.medibic.com/pdf/100218-1-rtsrethn.pdf

インフルエンザ治療薬「T-705」(ファビピラビル)米国での臨床第Ⅱ相試験開始のお知らせ(2010/2/15)
富士フイルムグループの富山化学工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:菅田益司、以下、富山化学)は、米国においてインフルエンザ治療薬「T-705」(一般名:ファビピラビル)の臨床第Ⅱ相試験を開始しましたのでお知らせします。

米国では2007年3月より臨床試験を開始していますが、今回の臨床第Ⅱ相試験では、A型あるいはB型のインフルエンザに感染した患者さんを対象に、T-705の高用量および低用量と偽薬(プラセボ)との二重盲検試験を実施します。

日本国内では、臨床第Ⅱ相試験において、新規メカニズムであるRNAポリメラーゼ阻害剤がヒトでも薬効を示すことを確認しており、2009年10月29日から新型を含むインフルエンザの患者さんを対象に臨床第Ⅲ相試験を実施しています。

これまでのインフルエンザ治療薬は、ウイルスが細胞から遊離するのを阻害し他の細胞への感染拡大を防ぐものですが、直接ウイルスの遺伝子複製を阻害するという新しいメカニズムを有するT-705は、近年問題となっている耐性化への対策としても、インフルエンザ治療に新しい選択肢を提供することになり、極めて有用であると考えています。

富山化学は研究開発型企業として「新薬開発を通じて世界の医療の発展に貢献する」ことを目指しています。
http://www.toyama-chemical.co.jp/news/detail/100215.html

経口抗Xa剤「エドキサバン」の静脈血栓塞栓症の予防に関する第3相臨床試験の開始について(2010/2/3)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区)は、この度、エドキサバンの深部静脈血栓症(deep vein thrombosis: DVT)、肺塞栓症(pulmonary embolism: PE)患者における静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE)予防について第3相臨床試験を開始しましたので、お知らせします。
 エドキサバンは、血管内での血液凝固に関与するXa因子を直接阻害する作用メカニズムを持つ経口の抗凝固剤で、血栓塞栓症治療剤として開発中です。既に、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防についてグローバル第3相臨床試験を、下肢整形外科手術施行患者のVTE予防について国内で第3相臨床試験を推進しています。

【今回開始した第3相臨床試験の概要】
 ・試験名:HOKUSAI  VTE
 ・試験デザイン:
  エドキサバン(60mg1日1回)+ワルファリンのプラセボ投与群とエドキサバンのプラセボ+ワルファリン投与群の2群間における
無作為、二重盲検比較試験。初期治療として全ての患者にヘパリンあるいはエノキサパリンを最低5日間投与する。
 ・登録患者数:約7,500名
 ・試験規模:世界40か国、約450施設の国際共同試験   
・ 投与期間:12か月
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/yymmdd_nn.html?b_newsrelease_n1.detail[id]=1268.5&b_newsrelease_n1.year_selector[id]=1268.5&b_newsrelease_n1.category_selector[id]=1268.5

抗インフルエンザウイルス薬CS-8958の国内製造販売承認申請のお知らせ(2010/2/1)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区)は、抗インフルエンザウイルス薬CS-8958について、日本国内におけるA型またはB型インフルエンザ感染症治療の適応に関して、製造販売承認申請を行いましたのでお知らせいたします。

 CS-8958は、laninamivirのプロドラッグ体であり長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害剤で、第一三共が創製した「純国産ノイラミニダーゼ阻害剤」です。インフルエンザウイルスの感染部位である気道において直接作用を発揮する吸入治療剤で、これまでの臨床試験成績から成人、小児のA型またはB型のインフルエンザウイルスに感染した患者について、1回の投与で治療効果を示すことを確認しています。更には新型インフルエンザ(H1N1)および強毒型鳥インフルエンザ(H5N1)に対して非臨床レベルでの効果を確認しており、将来のインフルエンザ治療に広く貢献するものと期待されます。

 なお、昨年11月より日本での予防適応取得に向けた第3相臨床試験を実施しております。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/yymmdd_nn.html?b_newsrelease_n1.detail[id]=1261.2&b_newsrelease_n1.year_selector[id]=1261.2&b_newsrelease_n1.category_selector[id]=1261.2

抗インフルエンザウイルス薬CS-8958の国内製造販売承認申請のお知らせ(2010/2/1)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区)は、抗インフルエンザウイルス薬CS-8958について、日本国内におけるA型またはB型インフルエンザ感染症治療の適応に関して、製造販売承認申請を行いましたのでお知らせいたします。

 CS-8958は、laninamivirのプロドラッグ体であり長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害剤で、第一三共が創製した「純国産ノイラミニダーゼ阻害剤」です。インフルエンザウイルスの感染部位である気道において直接作用を発揮する吸入治療剤で、これまでの臨床試験成績から成人、小児のA型またはB型のインフルエンザウイルスに感染した患者について、1回の投与で治療効果を示すことを確認しています。更には新型インフルエンザ(H1N1)および強毒型鳥インフルエンザ(H5N1)に対して非臨床レベルでの効果を確認しており、将来のインフルエンザ治療に広く貢献するものと期待されます。

 なお、昨年11月より日本での予防適応取得に向けた第3相臨床試験を実施しております。
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/yymmdd_nn.html?b_newsrelease_n1.detail[id]=1261.2&b_newsrelease_n1.year_selector[id]=1261.2&b_newsrelease_n1.category_selector[id]=1261.2

平成22年3月期第3四半期決算を発表(2010/1/28)
平成22年3月期第3四半期決算を発表しました。
研究開発活動・「研究開発パイプライン」更新
http://www.mt-pharma.co.jp/ir/data/mtpc/2203/pdf/2009_3rdQ.pdf
http://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=../develop/pipeline/index.html

がん治療薬ECI301のカルタヘナ申請に関するお知らせ(2010/1/22)
当社開発中の癌治療薬「ECI301」に対応した「遺伝子組換え生物等の第二種使用等拡散防止措置確認」(カルタヘナ申請)をかねてより準備しておりましたが、独立行政法人医薬品医療機器総合機構での書類確認を終え、1月21日に厚生労働省に申請しましたのでお知らせいたします。
「ECI301」は遺伝子組換え酵母を宿主として製造されたタンパク製剤です。遺伝子組換え生物等から構成される医薬品を国内で生産して産業利用する場合、カルタヘナ法*1に基づき、あらかじめ厚生労働大臣の確認を受けた拡散防止措置*2を執る義務があります。当社はECI301の製造を旭硝子株式会社に委託生産しており、今回のカルタヘナ申請も旭硝子株式会社を通して行っております。
「ECI301」は現在、米国NIH/NIAで第Ⅰ相臨床試験を進めておりますが、日本の厚生労働大臣のカルタヘナ申請確認により日本国内の病院等医療機関で臨床研究*3の実施が可能になります。
http://eir.eol.co.jp/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=767332&code=4567&ln=ja&disp=simple

転移を有する骨・軟部腫瘍治療剤 MK-8669 第Ⅱ相国内臨床試験の開始ならびに一部施設での被験者公募のお知らせ(2010/1/18)
万有製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:マーク・ティムニー)は、2009年11月より転移を有する骨・軟部腫瘍の維持療法を目的とした治療剤 MK-8669の第II相国内臨床試験を開始し、このたび一部の施設で被験者の公募を開始することとなりました。

悪性骨・軟部腫瘍は肉腫(サルコーマ)の一種であり、肉腫はその患者数の少なさから「忘れられたがん」とも呼ばれております。そして、抗悪性腫瘍療法の進歩にも関わらず、進行性の骨・軟部腫瘍は治療抵抗性を示すため、新たな治療法の開発が望まれています。

MK-8669は、mTOR(mammalian target of rapamycin)と呼ばれる細胞内シグナル伝達に関与する分子の働きを阻害することにより治療効果を示す、新しい種類の抗がん剤です。海外で実施された第II相試験において、骨・軟部肉腫に対する有効性が示唆されています。この治験薬の特徴は腫瘍の増殖を抑制することであることから、現在海外では、転移を有する骨・軟部腫瘍患者に対して本治験薬を、他の化学療法を実施した後の維持療法*として投与した際の、有効性及び安全性を評価する第III相試験が進行中です。

国内での臨床試験は、2009年11月より全国の医療機関で実施し、50名の患者さんの参加を目標としております。被験者の公募を行うのは当初大阪府、三重県の2施設に限りますが、状況に応じて公募施設の追加を検討いたします。登録期間は、2011年6月までを予定しています。

本臨床試験への応募受付けは当社委託の外部機関「治験お問い合わせセンター(0120-113-231)」が行います。また、弊社HPでは本治験の概要を公開しております。

維持療法*:ある治療法によって治療効果がみられた、または治療によって病状が安定した場合に、その治療法の効果をできるだけ長期間維持するために行う療法をいいます。血液領域では標準療法として組み入れられていることが多いほか、最近では肺がんや乳がんなどで維持療法の臨床試験が実施されています。
http://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2010/research_0118.html

米国リアタ ファーマシューティカルズとの 日本を含むアジア地域におけるバルドキソロンメチルのライセンス契約締結について(2010/1/8)
― バルドキソロンメチルは、リアタ ファーマシューティカルズが臨床開発中の低分子医薬で、糖尿病性腎症患者を対象に現在、米国で第II相臨床試験(フェーズII)段階です。 ―

 協和発酵キリン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:松田 譲 以下、「協和発酵キリン」)は、リアタ ファーマシューティカルズ(米国テキサス州アービング市、CEO:ウォーレン ハフ 以下、「リアタ社」 )との間で、米国において糖尿病性腎症患者を対象としリアタ社が第II相臨床試験(フェーズII)を実施中である低分子医薬品バルドキソロンメチルの日本、中国、台湾、韓国および東南アジア諸国における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

 今回のライセンス契約締結に伴い、当社はリアタ社に対し契約一時金として35百万ドル、開発の進捗に応じたマイルストンとして97百万ドルを支払います。また製品上市後には、リアタ社に対し、当社が権利を有する地域におけるバルドキソロンメチルの販売額に応じてマイルストンを最大140百万ドルおよび2ケタのロイヤルティを支払います。リアタ社は、当社がライセンスを受けた地域を除いた全世界における全ての開発・事業化権を保有します。

 バルドキソロンメチルは、体内の250以上もの抗酸化因子および解毒因子の産生を調節する遺伝子であるNrf2※1を活性化します。Nrf2の活性化は、細胞内の抗酸化因子の増加や炎症のシグナル経路の抑制により、組織を炎症から保護します。慢性の炎症は、II型糖尿病や、心血管疾患および慢性腎不全などの合併症を促進することが知られています。

 糖尿病性腎症(慢性腎不全の合併症を有するII型糖尿病)の患者さんを対象にリアタ社が米国で実施した2つの第II相試験において、バルドキソロンメチルは腎機能を有意に改善しました。治験に参加した患者さんの90%以上において、バルドキソロンメチルは腎機能のマーカーである糸球体濾過量(eGFR)※2を改善しました。その他の腎機能、血糖および心血管疾患の指標にも有意な改善が観察されました。

 当社は、「がん」「腎」「免疫疾患」を研究・開発の重点領域とし、新たな医療価値の創造に努めております。当社は、リアタ社との提携により腎分野での製品パイプラインを一層充実させ、患者さんおよび医療関係者に新たな治療選択肢を提供し、腎疾患領域での治療に貢献できるものと期待しております。

※1:Nrf2
各種の抗酸化因子および解毒因子の産生を促進する遺伝子です。Nrf2の活性化により、各種の細胞内の抗酸化因子が増加し、炎症性のシグナル経路(炎症性サイトカインの産生)が抑制され、組織が炎症から保護されると考えられています。

※2:eGFR
推定糸球体濾過量(estimated glomerular filtration rate:eGFR)の略。腎臓が1時間あたりに処理できる尿量を示すGFR(糸球体濾過量)を、計算式から求めたもの。血清クレアチン値、年齢、性別により算出される。腎機能の指標となるもので、腎症においては、eGFRは低下する。

【リアタ ファーマシューティカルズ(Reata Pharmaceuticals, Inc.)の概要】
設立: 2002年
所在地: 米国テキサス州アービング市 (Irving, Texas, USA)
社長: ウォーレン ハフ (Warren Huff)
従業員数: 約50人
業務内容: 新規の抗炎症作用に着目し、炎症性疾患の治療薬の開発を行っている。 バルドキソロンメチルは同社の最も開発の進んだ製品である。

リアタ社の詳細情報については、http://www.reatapharma.com/ をご参照ください。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2010/20100108_01.html

グローバル臨床研究拠点の選定結果について (平成21年度グローバル臨床研究拠点整備事業)(2009/12/25)
 グローバル臨床研究拠点とは、革新的な医薬品等の国際共同開発を推進するため、外国の研究機関と国内の臨床研究実施機関との共同研究の実施及び連携を図るための実施支援体制を有する臨床研究機関です。
 今般、グローバル臨床研究拠点としての体制を整備する臨床研究機関を2機関選定しましたので、公表いたします。

 【選定結果】  北里大学臨床薬理研究所
           慶應義塾大学医学部

1 経緯
 平成19年4月に策定された「新たな治験活性化5ヵ年計画」のその他の課題のひとつとして、国際共同治験・臨床研究の推進における、障害の解消を掲げております。グローバル臨床研究拠点の体制整備を含む国際共同研究等の推進方策に関する調査研究(厚生労働省科学特別研究事業)によれば、その障害の解消には、国際共同治験・臨床試験を実施する組織、実施を支援する組織、実施に必要な人材を育成する組織を構築することが必要であると指摘されております。
 また、平成20年5月に行われた対日投資有識者会議における「対日直接投資の抜本的な拡大に向けた5つの提言」を受けて、国際的な治験の拠点となる医療機関を選定し、それぞれに国内外の協力医療機関が連携する体制を組むことにより、国際共同治験の推進に取組むこととしております。
 その具体策のひとつとして、革新的な医薬品等の国際共同開発を推進するため、外国の研究機関と国内の臨床研究実施機関との共同研究の実施及び連携を図るための実施支援体制として、グローバル臨床研究拠点を整備することとしました。

2 事業の概要 
 グローバル臨床研究拠点となる臨床研究機関は、国際共同治験・臨床研究を自ら行い、又は連携機関における研究の支援を行うための体制の構築及び維持に必要な事項として、下記の事項を実施することとしております。
      ・本事業を実施するために必要な要員の確保
      ・国内外の臨床研究機関の間の連絡・調整
      ・国際共同治験・臨床研究を実施又は支援するために必要な人材の教育・研修



     補助期間等 ・平成21年度より3年間(予定)。
              ・1から2機関を選定。
              ・1機関あたりの補助金額の上限は、2億円(平成21年度)。

3 選定の過程
・平成21年10月16日から11月6日まで、本事業の応募申請を受付け、21機関からの応募申請がありました。
・事務局で選定対象外となる申請機関を確認したところ、選定対象となる申請機関の候補は16機関でした。
・専門家、有識者等第三者により構成された、グローバル臨床研究拠点評価会議の構成員に事前評価をして頂き、評価会議を開催しました。

・評価の観点は、下記の通りです。
  [1]国際共同治験・臨床研究推進への貢献度
  [2]申請機関の実施体制、実績、計画遂行能力
・評価会議における評価の結果、グローバル臨床研究拠点としての
体制を整備する臨床研究機関を、2機関選定しました。
  選定結果 ・北里大学臨床薬理研究所
         ・慶應義塾大学医学部
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000003c62.html

経口抗Xa剤「エドキサバン」の第3相臨床試験(術後静脈血栓塞栓症)の結果について(2009/12/11)
第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、経口抗Xa剤(抗凝固剤)エドキサバンに関し、日本と台湾で実施した膝関節全置換施行患者を対象とした術後静脈血栓塞栓症の予防効果を検証するための第3相臨床試験の結果を得ましたので、お知らせします。

 本試験は、エドキサバンの30 mg 1日1回投与群の有効性の検証および安全性の検討を目的に、エノキサパリンナトリウムの2,000IU(*)1日2回投与(皮下注射)群を対照とした二重盲検比較試験として実施いたしました。その結果、有効性の主要な評価指標である静脈血栓塞栓症の予防効果について、エノキサパリンナトリウム投与群に対するエドキサバン投与群の非劣性が検証されました。また、安全性の評価指標である重大な出血および臨床的に重要な出血の発現率について、両群間で有意な差は認められませんでした。

 なお、エドキサバンの術後静脈血栓塞栓症の予防については、日本国内で2010年中に製造販売承認申請を行なうべく準備を進めています。

*IU (International Unit): 薬理学で用いられる生体に対する効力で、その量を示す単位

1.エドキサバンの概要
血管内での血液凝固に関与する活性化第X因子を直接阻害する作用メカニズムを持つ経口抗凝固剤であり、血栓塞栓症の治療および予防を目的とした開発を進めています。

2.試験概要
目 的
膝関節全置換術施行患者を対象とし、エドキサバンの30 mg1日1回投与群(経口)の有効性の検証と安全性の検討

デザイン
エノキサパリンナトリウムの2,000IU 1日2回投与(皮下注射)を対照とした二重盲検比較試験

症例数 716例

投与期間 11~14日

有効性
膝関節置換術後の静脈血栓塞栓症の予防効果について、エドキサバン投与群のエノキサパリンナトリウム投与群に対する非劣性を検証

安全性
重大な出血および臨床的に重要な出血の発現率を比較
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/yymmdd_nn.html?b_newsrelease_n1.detail[id]=1247.2&b_newsrelease_n1.year_selector[id]=1247.2&b_newsrelease_n1.category_selector[id]=1247.2

閉経後ホルモン感受性進行再発乳がん患者を対象としたフルベストラント 500㎎、 250㎎よりも病勢コントロールを有意に延長 ~第Ⅲ相試験CONFIRMの初期データ発表より~(2009/12/10)
2009年12月10日、英国、マックルズフィールド:米国で開催中のサンアントニオ乳がんシンポジウムで閉経後ホルモン感受性進行再発乳がん患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験CONFIRM(COmparisoN of FASLODEX In Recurrent or Metastatic breast cancer)の結果が初めて発表され、フルベストラント500㎎は承認済のフルベストラント250㎎*よりも、忍容性を損なうことなく病勢コントロール期間を延長することを示しました1。

閉経後ホルモン感受性乳がんで、ホルモン治療を受けた後に再発や転移の見られた患者を対象とした無作為二重盲検、ダブルダミー**第Ⅲ相臨床試験CONFIRMより、フルベストラント500㎎***群(n=362)は250㎎群(n=374)よりも20%病勢進行リスク(病勢進行までの期間(TTP)で評価)を統計学上、有意に改善することが確認されました(HR 0.80; 95% CI 0.68-0.94, p=0.006)。その結果、試験開始から1年後にフルベストラント500㎎群では患者の34%に進行が見られず生存しており、フルベストラント250㎎群では25%でした1。また統計的有意差は得られなかったものの、副次的評価項目である死亡リスクの低減及びクリニカルベネフィット率とその期間においても500㎎群で良好な結果が示されました。500㎎群と250㎎群における忍容性プロファイルは同等で、500㎎への増量に伴う新たな安全性上の問題は見られませんでした。また500㎎への増量と有害事象あるいは生活の質に関連する有害な影響の発生の間に相関関係は認められませんでした1。

進行再発乳がんは治癒を望むことが極めて困難なことから、治療の主な目的は病勢の進行を抑制し、生活の質を維持することとなります。進行再発乳がんの治療薬としては、エストロゲン受容体に結合することでその作用を抑制するタモキシフェンが知られていますが、フルベストラントはタモキシフェンよりもエストロゲン受容体への親和性が高く、また、受容体の数を減少(ダウンレギュレーション)させることにより、より効果的にエストロゲンの作用を抑制することが確認されています2、3。また、これまでの臨床試験で、フルベストラント250mgは他のホルモン剤(アロマターゼ阻害剤)に比較して同等の効果があることが確認されています4、5。今回得られたフルベストラント500mgが250mgに比較して忍容性と生活の質を維持しつつ、効果がより長く持続したとの結果は、フルベストラントが薬剤耐性をより起こしにくい薬剤との期待がもたれます。
http://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/2009/09_12_11.html

再発白血病に対する治験において、遺伝子治療を開始(2009/12/2)
タカラバイオ株式会社(社長:仲尾功一)が国立がんセンター中央病院にて進めているHSV-TK遺伝子治療(開発コード:TBI-0301)の治験(第I相臨床試験)において、12月1日に第1例目の被験者への遺伝子導入細胞の投与が行われました。体外遺伝子治療の治験において遺伝子導入細胞の投与が行われるのは国内で初めてです。本治験は、非盲検試験で行い、被験者数は9例を予定しています。

現在、同種造血幹細胞移植後に再発した白血病など造血器悪性腫瘍の患者に対して、ドナーリンパ球輸注(DLI)療法が行われていますが、副作用として生じる移植片対宿主病(GVHD)が重大な問題となっています。本治験は、このGVHDを沈静化する手段を備えたDLI療法により再発造血器悪性腫瘍の治療を試みるものであり、レトロウイルスベクター(治験薬TBI-0301)を用いてHSV-TK遺伝子が導入されたドナー由来リンパ球が被験者に投与されます。GVHDが発症した際には、ガンシクロビルという薬剤を投与し、導入されたHSV-TK遺伝子の働きによってドナー由来のリンパ球のみを消滅させ、GVHDの沈静化を図ります。

当社では、国内初の体外遺伝子治療の商業化を目指し、引き続きHSV-TK遺伝子治療の臨床開発を推進していきます。
http://www.takara-bio.co.jp/news/2009/12/02.htm

日本において乳幼児のロタウイルス胃腸炎予防ワクチンを承認申請 国内初のロタウイルス予防ワクチン(2009/11/30)
グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・デュノワイエ、以下:GSK)は、11月27日付で、ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン(海外での製品名: Rotarix )の承認申請を行いました。申請したワクチンは、乳幼児のロタウイルス胃腸炎の早期予防を目的として使用される2回接種の経口ワクチンで、ロタウイルスに対するワクチンの承認申請は国内初となります。また、GSKにとってこのワクチンは10月に承認になった子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」、10月16日に申請した新型A(H1N1)インフルエンザワクチンに続くワクチンとなります。


ロタウイルス感染症は世界的に広く見られ、乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因になっています。 世界でのロタウイルス胃腸炎による年間死亡者数は60万人以上と推定され、死亡例の多くは、アフリカ、インド亜大陸、およびラテンアメリカなどの途上国で発生しています。

国内では医療体制が充実しているものの、ロタウイルス胃腸炎による死亡は毎年10人弱報告されています。 多くの乳幼児が罹患し、6歳未満の小児のうち年間約80万人(累積罹患率で見ると約2人に1人)がロタウイルス胃腸炎により外来受診していると推計されています。さらに、下痢や嘔吐による脱水症状といった重症化で、毎年5歳未満の小児約78,000人(累積罹患率で約15人に1人)が入院しているとの推計もあり、その多くが生後24ヵ月未満と報告されています。また、脳炎・脳症などの合併症の報告例もあります。

このように対象となる患者さんが小さいことから、ご本人はもちろんのこと、ご両親をはじめとするご家族の精神的、ならびに時間的負担も大きく、入院時の付き添いや通院、看病による社会的損失も大きいと考えられます。また、ロタウイルスは感染力が強いウイルスで、医療機関や保育施設などで、しばしば施設内感染が発生しており、医療現場にとっても大きな負担になっています。

このたび国内で承認申請した Rotarix はロタウイルスによる胃腸炎を予防する、弱毒化されたヒトロタウイルスの経口ワクチンです。5つの大陸に渡って実施された世界規模の臨床試験では、現在出現しているG9ロタウイルス株を含む最も流行しているウイルス株(G1および非G1ロタウイルス株)に対して予防効果が認められました。現在 Rotarix は、乳幼児を対象に凍結乾燥製剤あるいは液剤として世界116ヵ国で承認を取得しております。日本では液剤の製造販売承認申請を行いました。

Rotarix は、2009年6月5日にWHO(世界保健機関)から事前認定(prequalification)を取得しており、さらに各国のワクチン接種プログラムにロタウイルスワクチン接種を含むことがWHOの専門家による顧問団(Strategic Advisory Group of Experts、SAGE)により推奨されました。Rotarixは2回の接種により、生後早い時期からロタウイルス胃腸炎に対する予防が可能となります。

日本で承認申請を行うにあたり、2007年6月より国内臨床試験を実施し、765名の生後6~14週の健康な乳児を対象にワクチン接種群とプラセボ群とに分け、安全性と効果の検証を行いました。治験の期間は約22ヵ月(各被験者が2歳になるまで観察)です。

GSK社長のマーク・デュノワイエは次のようにコメントしています。
「ロタウイルス胃腸炎は乳幼児にとって深刻な疾患ですが、国内においてはその治療は対症療法のみであり抗ウイルス薬などの有効な治療法はありません。国内外の臨床試験成績からロタウイルス胃腸炎に対する高い予防効果が期待でき、世界で広く使用されている Rotarix は、ロタウイルス胃腸炎の予防ワクチンとして医療上の有用性は極めて高いものと考えています。」
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000596.html