yakkei編集部のコメント

2024/02/28


就活事典2025が完成しました。

薬学科の新5年次生、薬科学科の新3年次生を対象にした「就活事典」が完成しました。「就活事典」は、各薬学部が発行する就職ガイドブックとして利用してもらっています。
 掲載する項目が多いので内容を深く掘り下げることができないのですが、それでも毎年リニューアルしながら進化し続ける媒体です。
 例えば、今回新しく加えたのがP20の「人的資本開示(有価証券報告書)」。
 人的資本とは、企業にとって重要な付加価値を生み出す人材を「人的資本」と考え、2023年の決算から開示が義務付けられました。
 P77の「人的資本情報とESG」も人的資本開示と内容が似ています。
 ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)の頭文字から作られたもの。
 企業が長期的に成長するために必要な3項目(ESG)への取り組みが必要と考えられています。
 代表的な企業として3社のESGを紹介しています。
○クオールのESG https://www.qolhd.co.jp/sustainability/esg/
○日本調剤のESG https://www.nicho.co.jp/corporate/sustainability/esg/
○アインHDのESG https://www.ainj.co.jp/corporate/assets/upload/news/esgdata_2023.pdf

 クオールホールディングスと日本調剤株式会社のESGは、会社案内のような内容です。
 人的資本情報は、投資家向けの情報開示と思われますが、あまりに魅力的なデータにすると弊害があります。現在勤めている社員の皆さんが「うちの会社ってこんなにいいの?」と思うかもしれません。そんな心配から会社案内のような内容になるのではないでしょうか。
 アインホールディングスのESGは、2023年度の報告書「ESGデータブック 2023」としてまとめられています。会社研究として利用する上でも、年度ごとに平均年収や平均年齢などが数値化されており参考になります。

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