減少傾向 薬局業界


薬局とドラッグストア
 薬学科(6年制)卒業生のほぼ半数が薬局とドラッグストアに就職します。
 この2つの業界は、薬学部6年制の卒業生の大きな受け皿となってきました。
 2021年3月の卒業生では50.5%にも達し、半数を超えたのです。
 しかし、グラフを見ると2023年3月の卒業生では就職者・比率とも減少に転じています。

気になる薬局には早めの行動を
 採用数を減らした業界上位の薬局は、店舗の新規開店要員としての採用は行うが、中途採用は原則として行わないといいます。これからも減少が続きそうです。この状況を見て、薬学科出身者の進路はますます狭まってきたという人がいます。
 とはいえ薬局業界に新卒薬剤師は必要な存在です。人気がある上位企業であっても平均勤続年数は約7年ですから、従業員の新陳代謝は生じます。採用数の減少はあっても無くなることはありません。
 ただし人気がある薬局は、採用の始まりが早く、採用活動も早期に終了します。気になる会社は早めにプレエントリーしておくといいですね。

薬局・ドラッグストアに就職した先輩の推移