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2023/09/17


薬学部生の就職【調剤薬局・ドラッグストア】

【薬局・ドラッグストアへの就職が拡大】

 薬学部生の進路で薬局・ドラッグストアに就職する学生が大幅増といわれます。
 調剤薬局・ドラッグストアが医療分野で果たす役割が大きくなり、やりがいのある仕事になってきました。
 一方で、すでに薬剤師飽和の時代になり、都市部では経験者の中途採用は激減しています。「新卒の採用は新規店舗の開設のため」という上位薬局の採用担当者が言います。
その調剤薬局上位の企業は、「やっと一般の企業のような採用ができるようになった。配置も会社の意向で行える」と言います。
 また「内定を出すから就職活動を終わらせなさい」という、いわゆるオワハラを聞くようにもなりました。
 今でも給料が上がらないといわれる業界ですが、今後は採用側の力がさらに強くなり薬剤師の収入が下がるかもしれません。本給ではなく、手当の減額です。一定の年齢になると住宅手当の支給を終了したり、薬剤師手当の減額も考えられます。
 大手ドラッグストアが合併した時の話です。それまで毎年200名の薬剤師を採用してきましたが、合併先から「薬剤師はいらない。採用数を30名にするように」との指示があったと言います。
 私立大学で薬局・ドラッグストアに70名以上、あるいは卒業生の50%以上が就職した大学に赤枠をつけてみました。ほとんどの大学が薬局・ドラッグストアへの就職を拡大させています。


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