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2023/03/04


地域連携薬局と専門医療機関連携薬局

調剤薬局業界は、厚労省「0402通知」の実現に向けた対応が求められています
大きな流れは、調剤薬局業務の「モノ(調剤)」から「ヒト」への移行です。服薬指導を充実させるなど患者中心の薬学的管理を強化するもの。そのひとつが認定薬局制度でしょう。
認定薬局の定義は以下のURLを確認してください。
https://yakkei.jp/contents/jiten/nintei/ninteigaiyo.pdf
地域連携薬局には、調剤薬局に求める基本的な業務や実績の提示を求めています。
専門医療機関連携薬局は、がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる薬局を認定するもの。がん区分に関する専門資格はいくつかありますが、専門医療機関連携薬局の実施を見越して作られたのが日本医療薬学会の「地域薬学ケア専門薬剤師」と「地域薬学ケア専門薬剤師(副領域:がん)」です(2020年1月)。
こ病院薬剤師が取得を目指す「がん専門薬剤師」が認定施設での研修を求めるのに対し、調剤薬局薬剤師が取得しやすい仕組みになっています。薬局で勤務しながら指導薬剤師が在籍する基幹施設(病院)の指導を受けて認定取得が目指せるのです。
今回、2023年3月現在の認定薬局の状況を調べてみました。
https://yakkei.jp/contents/jiten/nintei/prefnintei.pdf
認定を受ける調剤薬局が増えていますが、専門医療機関連携薬局はハードルが高いため認定を受けた施設は少数にとどまっています。
しかし、「がん等の専門」とあるように、今後、領域はがん以外にも広がっていくでしょう。
認定を受けている調剤薬局一覧は、yakkeiメンバーのページをご覧ください。


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