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2020/03/20


WEB面接も対面の面接と同じ。しかし学生側の準備が大切。

新型コロナウイルスの蔓延で、多くの会社がテレワークを行なっています。テレビ会議システムを使ったコミュニケーションも活発に行われて、うまく機能しているといいます。
新型コロナウイルスにより、採用活動でもWEB面接が増える環境になりました。
今回は、面接の注意点について取り上げます。

まず、一般的な面接。

○時間厳守
 面接会場には、交通機関の遅れなどを考慮して早めに到着するようにします。会社から「14時にお待ちしています」と案内されたため10分前に受付に到着しました。しかし同時刻にアポイントを入れている訪問者が並ぶことがあります。規模が大きな会社はありがちです。会社に到着していても人事担当者との約束の時間を守れません。状況を見て早めに受付に向かう心がけも大切です。

○面接の3大質問
 ①自己PR 
 ②志望動機
 ③学生時代に頑張ったこと
  ③は、一次面接から三次面接まで毎回聞く会社があります。それほど企業が重視する項目です。
 
○企業側のチェックポイント
 ①事業・志望職種の理解度
 ②業務内容への理解度
 ③志望度の高さ(熱意)
 ④社会人の心構え
 ⑤性格(人柄)や価値観
 ⑥コミュニケーション能力
  など

○質問の背景にある意図を考える
 「全国勤務可能ですか?」の質問の背景には、「勤務可能な人を採用したい」という意向があります。質問の背景がみえれば返答しやすくなります。
 面接では即答が必要ですから、想定できる範囲で事前準備しておきます。
 勤務先は、全国勤務が可能か、地元に近い勤務地を希望、エリア限定かなどをご家族と相談しておくことも大切です。
 
○どんな質問にも、丁寧に答える
 素直に自分の意見を話します。笑顔で応えるなどプラスになるように配慮したいものです。
 エントリーシートや履歴書に書いてあることでも丁寧に答えてください。「履歴書に書いてありますので、そちらをご覧ください」は絶対禁止です。
 「エントリーシートに書いたこと」や「面接参考書の例文」を丸暗記して、そのまま話すのも禁止です。
 
○アイコンタクト
 話し方や態度もチェックされています。相手の目を見て話す、他の人の話しを聞く姿勢などもチェック項目です。

○言葉遣い
 丁寧に話そうとするあまり必要以上の敬語を使ったり、学生言葉が出ないように注意しましょう。語尾は曖昧にしないで「です」や「ます」と最後まで続けます。

以上、終活辞典より

○WEB面接について
 WEB面接は、企業規模が大きくなるほど活用度が高買ったのですが、新型コロナウイルスへの対応で活用する企業が増加する傾向があります。中には動画の提出を求める企業もあります。
 学生側は、自宅で面接が受けられるため交通費や移動時間がかからないメリットがあります。
 一方でデメリットも指摘されています。
 自宅で面接を受けると背景が映り込む可能性があります。予定が書き込まれたカレンダーなど見られてはまずいものもあるでしょう。日常生活の一片がみられてしまう懸念もあります。背景は、証明写真のように白無地が理想です。模造紙などで背景作りをするといいでしょう。WEBといえど本番ですから服装もスーツ着用です。上下とも着用します。
 また照明は明るめ、周囲の音が入らない場所がいいと思います。
 スマホの場合はテーブルに置くと、面接者はあなたの顔を下から見上げる状態になります。目線を相手と同じ高さにするため台に載せるといいでしょう。段ボール箱で十分ですが、揺れたり倒れないように固定できればベスト。余裕があればスマホホルダーを用意すると安心です。
 準備ができたら、スマホで自身の姿を録画してみます。背景、目線や室内の明るさなどもチェックして問題点があれば修正してください。
 企業によって使用するコミュニケーション・アプリが異なるかも知れません。会社がスカイプを利用するのであれば、学生側もスカイプの設定をします。その場合、お友達感覚のアカウント名は避けた方が無難です。
 電波が不安定であれば、安定した場所を探しましょう。面接中に接続が乱れたり、切れては大変です。そのためWEB面接にはPCがふさわしいという人がいます。PCは電波の状態に左右されず安定しているからです。
 ラップトップPCは移動できますが、デスクトップPCは設置した場所からの移動が難しいケースがあり背景の処理が難しくなります。モニターとの一体型、さらにカメラやスピーカーが内蔵されているタイプなら移動が楽かも知れません。
 さてWEB面接の本番です。面接の基本的な流れは対面の面接と同じ。時間厳守も同じです。
 予定時間の10分前には指定先にログインして待機します。

○第一印象
 第一印象はとても大切です。
 最初の0.5秒から5秒で第一印象が決まってしまうといいます。
 人によっては、第一印象からその人の性格などもイメージするといいます。
 そして与えてしまった第一印象は、なかなか変えさせることが難しいのです。
 第一印象を良くし、好感度を上げるテクニックはなんといっても「笑顔」。笑顔の人は、魅力的に感じます。
 例えば人事担当者は、笑顔が素敵な人が多いと思います。
 人事担当者のイメージから「この会社で働いてみたい」と思う学生が多いといいます。
 スマホの準備をするとき、「よろしくお願いします」の挨拶から「面接の3大質問」を想定した仮想面接を録画してみてはいかがでしょう。自分の顔をチェックして、笑顔度を評価。
 またハキハキと伝わりやすい声で話しているか、正しい姿勢を保っているかもチェックポイントです。面接の終わりの挨拶まで気を抜かないで頑張ります。
 WEB面接の設定が、笑顔づくりの練習に使えますね。

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