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2020/03/19


AIをエントリーシートや面接にも活用

今回は、ESや面接について紹介します。

○AIが履歴書をチェック
 人事担当者が履歴書データと、採用試験の合否判定結果を人材マッチングシステムに入力。AIが採用基準を学習して履歴書などから、AIが適切な人材を選びます。
 導入企業は少数ですが、AI面接につながるデータですから正確に記入してください。

○会社がエントリーシートに求めるもの
 企業がエントリーシートから何を読み取ろうとしているのかが分かれば、対策が可能になります。
①あなたという人物がもつ能力。
②業界や自社の知識、職種・仕事内容の理解度。
③総合的な人物評価と職業人としての資質。
 行った「自己分析」、「業界・職業の理解」、「業界・会社研究」が、エントリーシート対策に直結します。
 大量に寄せられるエントリーシートを企業の採用スタッフが短期間で読み、合否を下すのは困難です。そこで、誤字脱字、文章の構成など事務的に審査して候補者を絞り込むことが多いようです。
 「文章全体に矛盾がないか」
 「誤字脱字はないか」
 「外国語の使用に間違いはないか」
 「単語が正確に使われているか」
 これらが予備段階のチェックポイント。
 大量のエントリーシートへの対処など、企業の採用活動をサポートする専門会社があります。そんな会社のスタッフが一次チェックを行うことが多くなっています。
 一次チェックが終わったエントリーシートを採用スタッフが読み、会社説明会や筆記試験に進む学生を選びます。

○総務・人事の仕事にマッチしているAI
 AIの活用が進み、目覚しく進化し続けています。AIは総務・人事の業務支援に適しており、履歴書やエントリーシート、面接の評価に積極的に使われるようになるでしょう。上記のような、専門会社を使った人海戦術は減少していくと考えられます。
 AIの活用により、人事担当者の経験や勘に頼る採用ではなく、定めた採用基準を満たす人材が選ばれるようになるでしょう。

○就活で、コピペは不可
 エントリーシートは、自分とはどんな人間か、これから何をやっていきたいのかを伝えるものです。自分で考え、組み立てていくことが大切です。
 エントリーシートの例文を紹介する出版物やホームページがあります。エントリーシートはあなた自身のことを表現するものですから、他人が考えた文章をコピペできるものはありません。
 模範解答のエントリーシートが合格しても、面接で「エントリーシートとは違う」と判断されることになるでしょう。
 AIを導入している会社であれば、どの出版物から引用したか見抜いてしまいます。自己分析結果をベースにエントリーシートを作成しましょう。

○AI面接、デジタル面接
 AIを用いた面接も定着してきました。大企業ほど導入率が高くなっています。AI面接官は、企業の採用基準を学習し、豊富なデータを蓄積しています。
 AIを早期に導入した会社は、社員を人財と考える会社であり、成長する可能性がある会社です。
 AIが適正使用されれば客観的な評価、人の勘や好み、性差などを排除した公平な判断が示されるでしょう。企業側は、採用の精度を高めることができ、またWEBを使った面接はいつでもどこでも受けられるため学生にとってもメリットがあります。
 デメリットは、採用の最終判断を人間がすることです。多くの男性を不採用とした場合、AIは学習して男性の評価を低くするなどの弊害があります。
 反対にAIが弾いた履歴書が本当にダメなのかを人が確認するケースもあるようです。試行錯誤(学習)しながら、AI面接が発達しているようです。

終活辞典より


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