TOPICS

2019/07/10


これからの薬局薬剤師

2019年4月1日、厚生労働省から文書が出ました。
「調剤業務のあり方について - 厚生労働省」
https://www.mhlw.go.jp/content/000498352.pdf#search=%27
という文章です。
ここで「薬剤師だけに認められてきた調剤の一部を薬剤師以外の者に行わせ、最終的に薬剤師が責任をもてばいい」というものでした。資格がなくてもお薬をピッキングできるということを保険薬局業界は前向きに捉えています。
引き続き、2019年7月9日の日本経済新聞に、「患者の継続指導、薬剤師に義務化 服用状況など確認」という記事が掲載されました。
これは2018年11月22日の1「厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」で提案されていたもの。秋の国会に法案が提出され、可決される見通しと伝えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000406514.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000406516.pdf(13ページに掲載)
保険薬局業界は、テクニシャンの導入で薬剤師採用などの負担が軽くなるとみていたかもしれません。
患者に対する継続指導の義務化。その実現には、かかりつけ薬剤師・薬局を充実させ、薬剤師に継続指導に必要な知識を身につけさせる教育が必要になります。また患者が在宅に移行すれば、在宅医療への対応も必要になります。2018年11月にはわかっていたこと、準備が進んでいる薬局はあるのでしょうか。説明会などの機会に質問するといいですね。
いよいよ薬を出すだけの薬剤師はいらなくなるのでしょう。
薬剤師教育に資本と時間が投入できる会社が、就職先を考える目安になるかもしれません。

戻る

トップページへ戻る