yakkei編集部のコメント

2018/05/10


文章作成で気をつけたいこと

フォーマットを使った文章づくりはどうでしたか。
少し細かな内容ですが、気をつけたいことを書いてみます。

○素晴らしい内容でも評価されないことがある
提出した文章が評価されないのは、文章がお粗末だからとは限りません。
誤字脱字もダメです。
そのカラクリを少し紹介しましょう。
大手の企業は採用活動をアウトソーシングすることが多いようです。
企業の採用担当者は、数名あるいは2〜3名という会社が多く、全てのエントリーシートに目を通すにはマンパワーが足りません。
そのため業務の一部を外部に委託する会社があります。
委託された会社は、業務を事務的に処理するため誤字脱字、難解な文書を弾きます。
残ったエントリーシートを採用担当者に提出して評価のステージに上ります。
内容が素晴らしいエントリーシートでも初期段階で弾かれては残念です。
それらを考えて何回も見直しましょう。
見直して文章の簡素化、言い回しなどを修正していけばいいのです。

○長い文章は分解する
評価されない文章の一つに長い文書があります。研究論文は仮説をたてて推測、結論、まとめと書いていきます。
よく見られるのが研究論文の長い文章です。
「、」でつながる文章は、途中で主語が変わるなど難解な文章になることがあります。
できれば40文字以内で区切るようにします。

○なぜ研究論文を例にしたと思いますか。
研究論文は誰を対象に書いているでしょう。
就職活動では、研究概要を提出します。読む相手を研究員と想定すれば専門用語を多用します。
面接はその研究概要をもとに質問されます。
研究所で行われる面接にも採用担当者が同席することが多いようです。
長く難解な内容であれば初期段階で弾かれるでしょう。
それでもユニークな研究内容が研究者の目に止まることがあります。
面接で専門用語が飛び交えば、文系出身の採用担当者には理解不能になってしまいます。
当然、採用担当者の評価は「×」となり内定を得ることができません。
研究論文や研究概要、そしてエントリーシートも分かりやすい文章にすることが大切です。
とくに面接では、分かりやすい言葉で丁寧に答えることです。

ちゃんと書いているのに…、それでもエントリーシートが通らない。
どうしてか。次回は会員ページで考えてみます。

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