yakkei編集部のコメント

2013/12/26


フォーラム参加企業紹介・ノボ ノルディスクファーマ

 ノボ ノルディスクファーマは、実務実習を体験しなければ知ることがなかった社名かも知れませんね。同社は、糖尿病薬のスペシャリティファーマとして知られ、実務実習でその製品に触れた人は多いでしょう。
 同社のノボペン(インスリンペン型注入器)に信頼感を持つ医療機関は多く、この領域の情報量も豊富にもっているため医療機関が頼りにしています。
 しかも世界レベルでは、アステラス製薬や第一三共よりも上位(17位)の売上げを誇ります。
http://www.utobrain.co.jp/news/20130624.shtml

 業界の新薬トレンドは、各社が提出する治験届での件数でみることができます。PMDAのホームページで届出に関するデータが公表されています。
http://www.pmda.go.jp/operations/shonin/info/chikenkanren/chikentodoke.html
 このうち代表的な領域をグラフにまとめると次のようになります。
http://yakkei.jp/contents/1/chiken02-12.pdf
 トップは「がん関連」の薬剤ですが、「その他(糖尿病用剤など)」は4番目に多い領域です。糖尿病用剤だけをみても2012年の届出は30件です。

 同社はスペシャリティファーマのため、従業員数はメガファーマと比較すると少なめ。 しかし同社は全従業員のうちMR職が61%(約600人)を占め、メガファーマのMR比率が25%~35%ですから、MR比率の高い会社であることも分かります。しかもその全員が糖尿病薬の専門MRです。
 今回の企業研究フォーラムでは、MRと臨床開発職の採用について話があると思います。

ノボ ノルディスクファーマの企業研究フォーラム「会社データ」は下記をご覧ください。
http://yakkei.jp/contents/1/2014novo-nol.pdf

※前回のノバルティスファーマの紹介で、「販促会社レベル」と「販売会社レベル」の違いについて質問がありました。
●販売会社レベル
 新薬だけでなく長期収載品などを含む医家向け全体の売上げです。そのため利益の薄い製品も含まれます。
●販売会社レベル
 MRが販促活動を展開して得た売上げです。MRがプロモーションする製品は新薬が中心。会社が今一番売りたい製品=新薬ですから、編集部では販促会社レベルのデータを用いています。

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