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広島大学

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自閉症モデルマウスで発達期のセロトニン異常を発見 (治療法開発への貢献に期待)(2010/12/16)
JST 課題解決型基礎研究の一環として、広島大学 大学院医歯薬学総合研究科の内匠(たくみ) 透 教授らは、自閉症ヒト型モデルマウスを使った研究で、発達期にセロトニン異常が生じていることを発見しました。

自閉症に見られる社会性の行動異常は、臨床のデータなどからセロトニンとの相関関係があると知られていましたが、原因はほとんど分かっておらず、診断や治療法の開発のために、その病態解明が望まれていました。内匠教授らはこれまでに、染色体工学の手法を用いて、ヒト15番目の染色体の一部に相当する領域が重複した、ヒト染色体15q11-q13重複モデルマウス注1)の作製に成功しています。このマウスは、社会性の行動異常をはじめとする自閉症行動を示すだけでなく、自閉症の原因である染色体異常をヒトと同じように持つ世界初の自閉症ヒト型モデルマウスです。

本研究グループは今回、この自閉症ヒト型モデルマウスで脳内の異常を詳しく調べたところ、発達期において脳内のセロトニン濃度が減少していることを発見しました。また、神経細胞におけるセロトニンシグナルの異常もあることから、発達期におけるセロトニンの異常が社会性行動異常の原因となる可能性を明らかにしました。

この研究成果は今後、自閉症に対するセロトニン系を中心とした治療法の開発につながるものと期待されます。

本研究成果は、2010年12月15日(米国東部時間)発行のオンライン科学雑誌「PLoS ONE」に掲載されます。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20101216-2/index.html

2009年度 大学・研究機関 特許資産規模ランキング、広島大学が7位に急浮上(2010/5/31)
株式会社パテント・リザルトはこのほど、「2009年度 大学・研究機関 特許資産の規模ランキング」を集計いたしました(※1)。このランキングの特徴は、特許の注目度を指数化する「パテントスコア」を用いることで、単純な件数比較では見られない、質的な観点を取り入れた評価を行っている点にあります。各大学・研究機関が保有する特許資産の強さを、質と量の両面から総合的に評価しました。

 これによると、上位3機関は1位 産業技術総合研究所(産総研)、2位 科学技術振興機構(JST)、3位物質・材料研究機構(物材機構)と前年と同じでした。これらの機関は保有特許件数が多く、「量」の面で4位以下との差を付けています。ただし、1件当たりで見るとこれら3機関の得点は高くなく、注目度の低い特許も多いことが伺えます。
 最も順位を上げたのは、7位の広島大学です。同大学の保有特許件数は、137件と必ずしも多くはありませんが、質の面で得点を上げ、上位にランクインしました。同大学の注目度の高い特許には、「データの保持特性が高い半導体メモリ」に関する技術や「高効率のデータ圧縮処理」に関する技術、「癌細胞の増殖を抑制する方法」に関する技術などがあります。 
 このほか、10位の九州大学、17位の東京大学などが、昨年度から大きく順位を上げました。
 上位20機関中で1件当たりの特許資産の規模が最も高いのは九州大学、次いで、岡山大学、東北テクノアーチとなっています。

【大学・研究機関 特許資産規模ランキング】
下記URL参照
【大学・TLO 特許資産規模ランキング】
下記URL参照

(※1)【ランキングの集計について】
 特許資産の規模とは、各大学・研究機関などが保有する有効特許を資産としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。有効特許1件ごとに特許の注目度を評価する「パテントスコア」を算出した上で、スコアの高低が明確になるように重み付けを行い、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせて、各機関ごとに合計得点を集計しています。パテントスコアの算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報を用いています。経過情報には、出願人による権利化に向けた取り組みや、特許庁審査官による審査結果、競合出願人によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合出願人の3者が、それぞれの特許について、どれくらい注目しているかを客観的に測ることができます。2010年3月末時点において有効特許を1 件以上保有している大学・研究機関を対象に集計しました。
http://www.patentresult.co.jp/news/2010/05/20097.html

研究室取材 細胞分子生物学研究室(2010/5/12)
薬系進学2011で取材。
実務実習先への挨拶に出かけていた6年制の学生。帰ってくるとすぐに実験を続けます。実務実習が始まっても急いで戻って実験を続けると頑張っていました。
http://yakkei.jp/contents/links/hiroshima-s.pdf

地球の重力がほ乳類の正常な胚発生に必須の可能性を示す -人類は宇宙空間で繁栄することができるのか-(2009/8/25)
◇ポイント◇
人工の微小重力環境下で、ほ乳類の受精、胚発生の研究を初めて実現
マウス実験で、受精は微小重力環境下でも可能と判明
胚発生や出産率は約半分と大きく低下し、重力の必要性を示唆

1969年に人類が初めて月に降り立ってから40年、国際宇宙ステーションに日本の実験モジュール「きぼう」が結合し、宇宙空間に長期間滞在して、さまざまな実験を行える環境が整備されつつあります。人類の宇宙活動は、さらに拡大し、月面基地などの可能性が摸索され始めています。やがて広い宇宙で、地上のように人々が生活する時代がやってくるのかも知れません。

ところが、人類が過酷な宇宙空間で、繁栄し続けることができる確証はいまだ得られていません。魚類や両生類では、宇宙空間での受精や発生など生殖に関する研究が進み、子孫を生み出すことに微小重力は影響しないとされていますが、ほ乳類では、実験を行うことすらままならない状況が続いています。

発生・再生科学総合研究センターのゲノム・リプログラミング研究チームは、広島大学の生体環境適応科学教室と共同で、宇宙空間と同じ微小重力がマウスの初期胚発生を阻害する可能性のあることを発見しました。研究グループは、広島大学が開発した3次元重力分散型模擬微小重力装置(3D-クリノスタット)を使って、スペースシャトル内と同じ10-3Gの環境で、マウスの体外受精、初期胚の培養を行い、さらにメスの子宮への移殖で産仔の作出を試みました。

その結果、受精は正常に起こりましたが、受精卵をそのまま培養していくと、初期胚の成長速度が遅くなり、胎盤側への細胞分化が抑制されることが分かりました。胚移植後の産仔の出産成績も、約半分と大幅に低下してしまいました。3D-クリノスタットの高精度な微小重力環境は米国NASAも認めており、微小重力環境下の宇宙空間でほ乳類が子孫を生み出すことが困難である可能性を示したといえます。確かな実証には、実験環境が整いつつある宇宙ステーションなどでの本格的な実験が必要ですが、宇宙での人類の繁栄にはまだ解決すべき課題がありそうです。
詳細は下記
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2009/090825/detail.html

青枯れ病菌の新しい防除方法の開発(2007/1/15)
 広島大学生命分子情報学研究室(広島県東広島市)は、植物病原菌の一種である青枯れ病菌(Ralstonia solanacearum)に特異的に感染し、防除するバクテリオファージの単離に成功した。これらのバクテリオファージは青枯れ病菌の増殖を特異的に阻害することで、主にナス科の植物で問題となっている青枯れ病の防除を可能にする。製剤化したファージを圃場等に散布するなど、青枯れ病菌の新しい防除方法の開発に期待がかかる成果。
 また、ファージゲノムを改変し蛍光標識したファージを吸着させることで、青枯れ病菌を高感度で検出する技術の開発も可能にする。
 今後、同研究室は、バクテリオファージを利用した青枯れ病菌防除の実証試験を行う。また、バクテリオファージを蛍光標識する技術を確立し、青枯れ病菌の検出方法の確立を行う。今後、共同開発パートナーを募集し、以下の技術開発を進める予定。
・青枯れ病菌検出装置のシステム化
 ・バクテリオファージの大量生産と製剤化
 ・圃場や水耕栽培施設等の生産現場での青枯れ病菌防除の実用化
 ※本成果は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)産業技術研究助成事業による研究成果。
http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html

たん白質使ったアスベスト検出法開発(2006/10/3)
 広島大学大学院先端物質科学研究科の黒田章夫教授らの研究グループは、アスベスト(石綿)に特異的に結合するたん白質を発見するとともに、同たん白質を利用したアスベスト検出法を開発した。同たん白質に発光酵素を結合させ、検査対象試料と反応させて発色によりアスベストの含有を調べるもので、特殊な装置を必要としない低コストの簡易検出法として、実用化を進めていく。アスベストの検出には位相差顕微鏡やX線などを利用する方法があるが、いずれも特殊な技能や大型装置が必要であり、時間もかかる。黒田教授らの開発した方法は、1時間以内でアスベストを検出できる。
http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html

廃棄するパンから水素の生成に成功(2004/10/7)
 サッポロビール、島津製作所、広島大学大学院先端物質科学研究科・代謝変換制御学研究室は、農業生物資源研究所からの委託研究の下、世界で初めて製パン廃棄物等から水素を高効率で生成する「水素・メタン二段発酵技術」を確立。ベンチパイロットスケールで6ヶ月の連続運転に成功した。これまで、バイオガスの燃料電池利用に際してはこれを劣化させる有害物質の硫黄分の除去が課題だった。しかし、本技術では発酵を適切にコントロールすることで、硫黄分を含まないバイオ水素とメタンとを別々に生成させることに成功した。
 今回の共同研究は、サッポロビールが主に発酵の技術面を、島津製作所が主に発酵装置の設備面を、広島大学が本発酵に関与する微生物の探索をそれぞれ担当し、平成11年1月10日より開始した。
 本技術ではメタン発酵の前段に水素発酵工程を設置することで食品製造廃棄物中の固形分を効率的に分解すると同時に水素生成を行わせる。この技術は固形分の分解に適しているため処理時間が短縮され、それに伴う装置の小型化も可能となる。なお、本技術は食品廃棄物のみならず、将来的には農林廃棄物などへの応用も視野に入れることができ、広い分野での事業化が期待される。
http://www.sapporobeer.jp/
http://www.shimadzu.co.jp/