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岡山大学

ヒトとマウスの甘味受容体の機能の違いを解明 - ヒトの客観的な味覚評価法の構築に向けて -(2014/7/17)
ポイント
甘味は、舌の細胞表面にある甘味受容体というタンパク質が感知しますが、甘味受容体が細胞膜に移動する仕組みがヒトとマウスでは異なることを明らかにしました。
この成果は、味覚受容が動物種によって異なるということを示すもので、今後、ヒトの味覚受容体を使った、より客観的な味の評価技術に活用していく予定です。
概要
味は、食品の嗜好性を左右する因子の1つであることから、食品開発では味を実際の感覚に即して適切に評価することが重要です。専門家が行う官能評価は客観的に味を評価できますが、作業が煩雑であるなどの問題がありました。そのため、簡便で客観的な味覚評価技術の開発が求められています。
味を受け取る基本的な仕組みは、味の感受性の個体差が少ないマウスを利用することで解明されてきており、甘味や苦味は舌の細胞にあるセンサーが感知していること、センサーはそれぞれの味に対応した受容体と呼ばれる膜タンパク質であることが明らかになってきました。近年、味の感受性は動物ごとに異なるとの報告もなされるようになってきたところです。
細胞は、細胞内で合成した受容体の細胞膜への移動を調節することにより、細胞内への情報伝達を制御しています。また、マウスは味の評価にもしばしば使われていることから、ヒトとマウスの甘味受容体の違いを明らかにするために、甘味受容体がどのように細胞膜に移動するかに着目して研究を実施しました。
今回、農研機構、理化学研究所と岡山大学は、細胞膜上の甘味受容体を検知する方法を開発して、ヒトとマウスでは甘味受容体が細胞内で合成されてから細胞膜へ移動する仕組みが全く異なることを発見しました。この結果は、ヒトならではの甘味を受け取る仕組みがあることを示唆しています。今後は、ヒトの味覚受容体を使って簡便で客観的な味覚評価技術を開発し、食品の味の評価に活用する予定です。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nfri/053110.html

2009年度 大学・研究機関 特許資産規模ランキング、広島大学が7位に急浮上(2010/5/31)
株式会社パテント・リザルトはこのほど、「2009年度 大学・研究機関 特許資産の規模ランキング」を集計いたしました(※1)。このランキングの特徴は、特許の注目度を指数化する「パテントスコア」を用いることで、単純な件数比較では見られない、質的な観点を取り入れた評価を行っている点にあります。各大学・研究機関が保有する特許資産の強さを、質と量の両面から総合的に評価しました。

 これによると、上位3機関は1位 産業技術総合研究所(産総研)、2位 科学技術振興機構(JST)、3位物質・材料研究機構(物材機構)と前年と同じでした。これらの機関は保有特許件数が多く、「量」の面で4位以下との差を付けています。ただし、1件当たりで見るとこれら3機関の得点は高くなく、注目度の低い特許も多いことが伺えます。
 最も順位を上げたのは、7位の広島大学です。同大学の保有特許件数は、137件と必ずしも多くはありませんが、質の面で得点を上げ、上位にランクインしました。同大学の注目度の高い特許には、「データの保持特性が高い半導体メモリ」に関する技術や「高効率のデータ圧縮処理」に関する技術、「癌細胞の増殖を抑制する方法」に関する技術などがあります。 
 このほか、10位の九州大学、17位の東京大学などが、昨年度から大きく順位を上げました。
 上位20機関中で1件当たりの特許資産の規模が最も高いのは九州大学、次いで、岡山大学、東北テクノアーチとなっています。

【大学・研究機関 特許資産規模ランキング】
下記URL参照
【大学・TLO 特許資産規模ランキング】
下記URL参照

(※1)【ランキングの集計について】
 特許資産の規模とは、各大学・研究機関などが保有する有効特許を資産としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。有効特許1件ごとに特許の注目度を評価する「パテントスコア」を算出した上で、スコアの高低が明確になるように重み付けを行い、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせて、各機関ごとに合計得点を集計しています。パテントスコアの算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報を用いています。経過情報には、出願人による権利化に向けた取り組みや、特許庁審査官による審査結果、競合出願人によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合出願人の3者が、それぞれの特許について、どれくらい注目しているかを客観的に測ることができます。2010年3月末時点において有効特許を1 件以上保有している大学・研究機関を対象に集計しました。
http://www.patentresult.co.jp/news/2010/05/20097.html

研究室取材 生体膜機能生化学研究室(2010/5/13)
薬系進学2011で取材。
ボブディランのレーベルが貼られた教授室。校舎の耐震・リニューアル工事のため仮住いでした。薬学部棟のビフォーアフター。楽しみです。
http://yakkei.jp/contents/links/okayama-s.pdf

国立大学法人岡山大学大学院医歯薬学総合研究科と独立行政法人理化学研究所との学生の教育・研究に関する協定調印について(2010/5/10)
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山県岡山市北区、学長 千葉 喬三、以下「岡山大学」)大学院医歯薬学総合研究科(研究科長 槇野 博史 以下「研究科」)と独立行政法人理化学研究所(所在地:埼玉県和光市、理事長 野依 良治、以下「理研」)は、教育研究活動の一層の充実を図るとともに、相互の研究交流を促進し、その成果を学術および科学技術の発展に資することを目的として、「国立大学法人岡山大学大学院医歯薬学総合研究科と独立行政法人理化学研究所との学生の教育・研究に関する協定書」を締結することに合意しました。

この協定をもとに、研究科と理研神戸研究所分子イメージング科学研究センター(センター長 渡辺恭良、以下「理研CMIS」)が協力を開始し、分子イメージング科学研究によるイノベーションの創出、国際的に活躍できる人材の育成、人材交流を目指します。

2010年5月11日(火)13時より、岡山市の岡山大学で、研究科 槇野博史研究科長、理研 川合眞紀理事が出席し、協定の調印式を行います。

■協定締結に至った経緯と概要

理研CMISは、文部科学省「社会のニーズを踏まえたライフサイエンス分野の研究開発-分子イメージング研究プログラム-」の創薬候補物質探索拠点を担う「分子イメージング研究プログラム」として 2005年7月に発足し、2007年度より神戸研究所に研究拠点を集約、さらに2008年10月に「分子イメージング科学研究センター」となり、活動を続けています。

一方、研究科は、文部科学省2006年度科学技術振興調整費「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」プログラムにおいて、「ナノバイオ標的医療の融合的創出拠点の形成(ICONT)」を推進し、分子イメージング研究分野において多くの成果を挙げてきました。また、2009年度に科学技術振興機構 地域産学官共同研究拠点整備事業 産官学連携の分子イメージング研究拠点「おかやまメディカルイノベーションセンター(OMIC)」が採択され、本格始動が決定しています。

これを契機に、研究科と理研CMISが協力して連携大学院を設置し、分子イメージング科学研究によるイノベーションの創出、国際的に活躍できる人材の育成、人材交流を目指し、教育・研究に関する協定を締結することになりました。

具体的には、創薬候補物質の探索から、前臨床、マイクロドーズ試験、臨床治験、製品化にわたる迅速化を図り、基礎と臨床の橋渡し研究を推進する研究者の養成、先端的知識を活用できる研究者、医師、歯科医師、薬剤師、創薬研究者、医療技術者、企業研究者、治験計画立案者の養成を目指します。

今回の協定は、医学全領域にわたるもので、薬学系分野のみならず医学系基礎・臨床分野および歯学系分野を網羅しており、日本国内で類を見ない革新的かつ先駆的な取り組みとして期待されます。

■調印式概要

1. 日時 2010年 5月11日(火)13:00~13:30
2. 場所 岡山大学鹿田キャンパス 管理棟3階 中会議室
3. 調印署名者
* 国立大学法人岡山大学大学院医歯薬学総合研究科長 槇野 博史
* 独立行政法人理化学研究所理事 川合 眞紀

■教育研究に係る協定の概要
研究科に連携講座(分子イメージング分野(仮称))を設置し、理研CMIS研究者を客員教員とします。客員教員は、研究科において大学院生に教育活動をおこなうとともに、理研CMISにおいて大学院生に研究指導をおこなうことが予定されています。

■各機関概要
○岡山大学:

全国有数を誇る広大なキャンパスに11学部と、人文社会学系、自然科学系、環境学系、生命(医療)学系、ならびに教育学系の充実した大学院を擁し、学部生と大学院生約14,000人、留学生650人、ならびに2,600人の教職員が在籍する全国屈指の総合大学です。“高度な知の創成と的確な知の継承”を理念に公的な知の府として、高度な知の創成(研究)と的確な知の継承(教育と社会還元)を通じ、人類社会の発展に貢献することを目指しています。

大学院医歯薬学総合研究科は、1870年創立の長い歴史と伝統を有する医学部、歯学部、薬学部を基礎とする総合大学院であり、国際社会において高く評価され、地域社会に広く活用される研究成果の創出を基礎として、創造性豊かな自立した研究者、研究・教育・医療におけるリーダー、ならびに高度な専門知識と豊かな人間性に基づく倫理観を兼ね備えた医療職業人を養成しています。
○理化学研究所:

物理学、化学、医学、生物学、工学などの広範な科学・技術分野において、基礎から応用に至る研究を実施する日本で唯一の自然科学の総合研究所として、わが国の研究基盤形成、国際的にも研究水準の向上に貢献しています。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/info/2010/100510/index.html

岡山大学とサンスター株式会社との 包括的研究協力に関する協定締結について(2010/2/12)
 国立大学法人岡山大学(所在地:岡山県岡山市北区、学長 千葉 喬三、以下、「岡山大学」)とサンスター株式会社(本社:大阪府高槻市、代表取締役社長 濱田 和生、以下「サンスター」)は、相互の研究協力により、学術研究の振興と研究成果の社会活用の推進を図ることを目的として、包括的な研究協力に関する3年間の協定を結ぶことに合意いたしました。

 サンスターは、「お口の健康と全身の健康」を考える「マウス&ボディ」と、「心身の美と健康」を考える「ヘルス&ビューティ」という「健康」に関する2つの事業を積極的に進めており、岡山大学は総合大学院制を基盤にして、先端研究、異分野融合研究を推進するとともに、医工連携による研究活動にも積極的に取り組んでいます。

 サンスターは、かねてより歯学分野で岡山大学の研究者との交流を活発に行っておりましたが、11学部を擁する全国屈指の総合大学である岡山大学と、さらに強固な研究協力体制を構築するために、包括的な共同研究の可能性について、ともに検討を進めてまいりました。そして、このたび岡山大学とサンスターは、歯学分野だけでなく、医学、工学分野との連携により、工学システムとマテリアルの融合による新たな機能効果を追求し、より事業性の高い研究を核とした包括的研究協力の協定締結に合意いたしました。

 今回の包括的研究協力に関する協定により、岡山大学の「知」とサンスターの独創的な取り組みをより推進するために包括的な協力関係に発展させ、双方の機能、人材等を幅広く活用し、大学の研究成果の事業化や技術協力、産学連携を担う人材の育成等を通じて、地域における産学連携の一層の推進が期待されます。

今回合意した包括的研究協力の内容は次のとおりです。
1. マイクロバブル技術、ナノバブル技術の応用等を中心として健康・医療・福祉への貢献技術研究に関すること
2. 研究者の研究交流を含む相互交流
3. 人材育成の推進及び相互支援

 具体的な研究の内容は、今後双方で協議していくこととしますが、当面は主に以下の項目について連携して研究と開発を進めてまいります。 1. 口腔と全身に関わるトラブルの解決
2. 日常生活や療養環境におけるQOLの向上
3. 治療・療養の支援をするための新たな技術や物資、及び、機器・器具、薬剤、システム、サービス
http://jp.sunstar.com/7.0_press/2010details/2010_0209.html

植物による病原体の認識・応答メカニズムを解明 ―異なる2つの蛋白質が協力して、3種の病原体の攻撃を認識―(2009/7/16)
◇ポイント◇
病原体の攻撃を認識し、防御応答に関与する植物の異なる2つの蛋白質を発見
2つの蛋白質が協力して、3種の病原体を認識し、防御応答することを発見
病害抵抗性作物の開発に新たな知見を提供
鳴坂義弘(岡山県生物科学総合研究所 植物免疫研究グループ グループリーダー)、白須賢(理化学研究所 植物科学研究センター ディレクター)らのグループは、アブラナ科作物における重要病害であるアブラナ科野菜類炭疽病菌に対応する抵抗性遺伝子が、シロイヌナズナのゲノム上に2つ存在することを世界で初めて突き止めました。また、植物による病原体の認識メカニズムの解明に挑戦し、これら2つの遺伝子産物(蛋白質)が協調的に病原体の認識と防御応答に関与すると同時に、これら蛋白質がナス科作物の重要病害である青枯病と斑葉細菌病の認識と防御応答にも関与していることを明らかにしました。

この成果は、植物の異なる2つの蛋白質が協力して、3種の病原体の攻撃を認識し、防御応答を発揮することを世界で初めて明らかにしたものであり、植物と病原微生物の多様な関係を理解する上できわめて重要な発見です。

これまで1つの抵抗性遺伝子を植物に導入しても、病害抵抗性を付与できないか、または、抵抗性を付与できても植物が矮小化することが報告されていましたが、これら2つの遺伝子を同時に植物に導入することで植物が正常に生育し、かつ複数の病原体に対する病害抵抗性植物を開発することが可能となりました。今後、この原理に基づいた病気に強い作物の開発が期待できます。

本研究は、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センターの実施する「新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業」(プログラムディレクター:大川安信理事)の委託研究課題「アブラナ科作物ゲノムリソースおよびプラントアクティベーターを利用した新規病害防除法の開発」(平成19~21年度)で行われたものです。

本研究成果の詳細は、6月9日付けで英国の科学雑誌「The Plant Journal」オンライン版に掲載されました。
http://www.riken.go.jp/r-world/research/results/2009/090716/index.html

ロアリの卵認識フェロモンの同定に成功(2007/8/28)
 岡山大学大学院環境学研究科の松浦健二教授のグループは、シロアリの社会行動をコントロールできるフェロモンとして注目されてきた卵認識フェロモン(TERP)の同定に挑戦。卵認識フェロモンが細菌の細胞壁を分解するタンパク質のリゾチームであることを初めて明らかにした。また、卵が女王の卵巣内にある段階でリゾチーム遺伝子が発現し、リゾチームが生産されていることも分かった。
 この成果は昆虫フェロモンの進化プロセスを解明する上でも重要な意味を持つ。このフェロモンは強力に卵運搬行動を誘発するため、リゾチームを塗布したガラスビーズ製の擬似卵をシロアリの巣の生殖中枢に運搬させることが可能であり、この疑似卵に殺虫剤を塗布したものを使用することで効果的にシロアリを駆除できる新技術を開発することにより、住宅用としての木材の利用範囲が広がり、木材生産の増加が期待される。

廃棄物リサイクル向けに乾式法で比重分離回収可能な技術を開発(2007/1/12)
 岡山大学工学部(岡山市)の押谷潤助教授と永田エンジニアリング(株)(北九州市)は、廃棄物の破砕物に含まれるプラスチックや金属などの比重の異なる素材を、液体を用いない乾式法で比重分離回収可能な技術の開発に成功した。本技術は、粉体を下部からの送風で流動化させた固気流動層が持つ液体に類似した性質を利用したもので、従来法である液体を用いた湿式比重分離法で発生する、特有の諸問題を抱えない代替技術として期待されている。
 今後は、実用化に向けた更なる技術改良として、連続分離回収装置のロングラン試験から得られたデータを基に、より高い耐久性を持った、低頻度のメンテナンスで済む装置の設計開発を行っていく。また、本作業と平行して、本技術導入に興味を持つリサイクル事業者や家電・自動車メーカーなどを積極的に募り、通常のリサイクルにおいて、これまで最も障壁となっていた経済性の問題をクリアするべく本技術の実用化を目指していく。
 本成果は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)産業技術研究助成事業による研究成果である。

アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが皮膚の老化に有用性(2005/5/9)
 常盤薬品工業は、岡山大学皮膚科及び協和発酵との共同研究で、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが皮膚の老化に対して有用なスキンケア外用剤となる可能性を見出したと発表した。同社では今回の研究成果を今年秋に基礎化粧品に応用して発売する予定。
 自然界に豊富に存在するアミノ酸で、保湿効果が高いヒドロキシプロリンは、その高い保湿効果から化粧品原料として汎用されている。これをアセチル化して皮膚からの浸透性を高めたのがアセチルヒドロキシプロリンで、欧州では関節炎の経口治療薬などに認められ、外用においても潰瘍部の肉芽形成や上皮化を促進した報告もあるという。
 健常人を対象にした試験で、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームとプラセボ塗布の前腕を比較したところ、15個の遺伝子発現が著明に増加し、3個の遺伝子が抑制された。
 発現が増加した遺伝子の中には、細胞骨格蛋白質の一つで細胞増殖に重要と考えられている adducin-1(対照に対して3倍)や、RNAの構造保持に重要な蛋白質で腫瘍抑制遺伝子の一つと推測されているDEAH box polypeptide(対照に対して11・7倍)などが確認された。これらの遺伝子発現パターンから、アセチルヒドロキシプロリンの有用性が示唆されたとしている。