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東京電力病院

第11回ノバルティス糖尿病賞 日本人として初めて、関西電力病院 院長 清野裕先生が受賞(2009/10/2)
ノバルティス(スイス)は、9月30日、オーストリア・ウィーンにて開催された第45回欧州糖尿病学会(EASD:the European Association for the Study of Diabetes)の学会開催期間に、第11回『ノバルティス糖尿病賞』(Novartis Prize in Diabetes)の受賞者の発表と表彰式を行いました。

本年度は、日本人として初めて、関西電力病院院長の清野(せいの)裕(ゆたか)先生が『ノバルティス糖尿病賞』の「糖尿病功績賞」(Long-standing Achievement Award)を受賞されました。清野先生は、「インクレチン」(インスリン分泌を促進する消化管ホルモン)の研究における世界的リーダーであり、これまで長年にわたる糖尿病治療の発展に寄与された功績により、同賞を受賞されました。

ノバルティス糖尿病賞は、1999年、糖尿病領域における革新的な臨床研究・教育・診療の進歩と発展に貢献した研究者の功績を称え、その研究の重要性を広く認知してもらうことを目的に創設されました。以来毎年、同賞は、糖尿病研究をリードし、患者さんの生活を改善するために献身的な活動をされた世界各国の第一線の研究者に贈られてきました。これまでに44名の卓越した研究者がノバルティス糖尿病賞を受賞しています。また、選考委員会は世界的に著名な6名の糖尿病領域の専門家によって構成されています。

ノバルティス糖尿病賞には「糖尿病功績賞」と「若手研究者賞」(Young Investigator Award )の2部門が設けられています。「糖尿病功績賞」は、長年にわたり糖尿病領域において革新的な臨床研究をされ、糖尿病に関する教育や診療の進歩・発展に多大な貢献をされた研究者に贈られ、「若手研究者賞」は糖尿病またはその合併症における生理学、病態生理学、疫学の研究において革新的な成果を創出された45歳以下の研究者に贈られます。

清野裕先生は本年度の糖尿病功績賞を受賞され、授賞式で次のように述べられました。「アジア人の糖尿病を主なテーマにしてきたことから、今回、日本人として初めてというだけでなく、アジアで最初に『ノバルティス糖尿病賞』を受賞したことを大変嬉しく思っています。当時はあまり注目されていなかったインクレチンの研究を30年以上続け、これが2型糖尿病の治療薬に応用できるまでになったこと、そして日本人と欧米人の2型糖尿病の発症機序や病態の違いについて、長年にわたり提唱し続けていたことがやっと認められてきたということは、非常に感慨深いものがあります。将来の糖尿病治療の研究と治療の進歩により、世界中の糖尿病患者さんの人生がより良いものになることを期待しています」。

第11回ノバルティス糖尿病賞 受賞者について

•糖尿病功績賞 受賞者
清野裕 先生(関西電力病院 院長)
1967年 京都大学医学部卒業
1977年 ワシントン大学(米国・シアトル)代謝・内分泌科(Prof. Daniel Porte Jr.)客員研究員
1996年 京都大学大学院医学研究科 糖尿病・栄養内科学 教授
2001年 京都大学医学部附属病院 副病院長
2004年 関西電力病院 病院長
2004年 京都大学 名誉教授

バーナード・ジンマン 教授(Bernard Zinman, M.D., F.R.C.P.C)
Director of the Leadership Sinai Centre for Diabetes and the Sam and Judy Pencer Family Chair in Diabetes Research at Mount Sinai Hospital and the University of Toronto, Canada
•若手研究者賞 受賞者
ピーター・ロッシング 教授(Peter Rossing, M.D., D.M.Sc.)
Chief Physician, Steno Diabetes Center, Gentofte, Denmark
世界の糖尿病の状況について

糖尿病は世界的に増加傾向にあり、21世紀の人類の健康を脅かす深刻な疾患の1つと考えられています。糖尿病全体の90~95%(日本では95%)はインスリン分泌低下・インスリン抵抗性増大によりインスリン作用不足となり高血糖を引き起こす2型糖尿病で、2型糖尿病の増加が特に懸念されています※。国際糖尿病連合(IDF:International Diabetes Federation)の報告では、世界の糖尿病患者数は、2007年時点で2億4,600万人、2025年には3億8,000万人に増えると予測されています。

※IDF:Diabetes Atlas, 2006、糖尿病療養指導の手びき(日本糖尿病学会 編 改訂第3版)より
http://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20091002.html