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大阪医科大学

“脳低温療法の選択的急速冷却システム” 独立行政法人科学技術振興機構 平成20年度(第一回)の 「独創的シーズ展開事業 委託開発」に採択のお知らせ(2008/10/20)
独立行政法人科学技術振興機構(JST)による平成20 年度(第一回)の「独創的シーズ展開事業 委託開発」の課題として、大阪医科大学名誉教授太田富雄博士および東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 若松秀俊教授と当社による応募提案「血管内灌流による脳低温療法用選択的急速冷却システム」が厳選のもと採択されることが決まりましたので、お知らせいたします。
JST は、国民経済のうえでの重要な科学技術に関する大学等で生まれた研究および開発の成果(新技術)であって、とくに企業化が困難な開発課題を選定し、企業に委託して企業化開発を促進することを目的として、「独創的シーズ展開事業 委託開発」制度を設けております。平成20年度(第一回)の公募では、全国から14件の応募があり、当社の課題を含め6テーマが採択されました。
今回採択されました新技術は、冷却晶質溶液を直接脳血管内に灌流させ、制御理論に基づいて脳組織のみを迅速・選択的に冷却し、虚血や外傷から脳を保護する選択的脳冷却システムに関するものであります。従来の技術では、全身の体表面から脳を冷却するため、正確な脳温制御が難しく、医療従事者に多大な労力を強いられてきました。この新技術では、晶質溶液を脳血管より直接灌流させるので、治療効果時間枠内に選択的に脳冷却が可能であります。しかも、目標温度の設定だけで正確な脳温の自動制御ができ、脳以外の冷却を抑制できるため、有害事象が発生しにくいという優れた特徴があります。
またこの技術は、新発想の脳冷却システムであり、その新システムに最適化された灌流液が求められますので、当社は、永年にわたり培ってきました輸液製剤研究の成果を基に、この療法に使用されます新規灌流液の開発を担当いたします。
今後は、太田富雄博士の総括と若松秀俊教授のご指導のもと、5 年間の研究計画スケジュールに従って灌流装置および灌流液の有効性を各種実証試験を用いて検証し、臨床応用を目指します。
本研究により、脳低温療法を広く一般に普及させることが可能となり、脳卒中や脳外傷における死亡率の低下と回復後の後遺症の軽減が期待されます。なお、本領域は社会の高齢化と救急医療の急増に対処する広い市場性を持ち、灌流液市場の拡大に繋がることから、製品化への期待は大きいものがあります。
http://www.fuso-pharm.co.jp/news_topics/pdf/2008_10_20.pdf