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  薬系トピックス
 

「6年制教育」につながる「診療報酬改定」 (08/5/18)

おかげさまで、3月4日、「診療報酬をテーマ」とする薬系進路のセミナーが、大盛況となりました。

 配布資料を作成しているうちに、厚生労働省が考える将来構想が見えてきました。
 これからは経営実態と教育研修が、保険薬局の明暗を分けるかもしれません。

 たとえば後発医薬品の使用加算。処方せんも「後発医薬品への変更不可」に医師がサインしなければ、薬剤師が後発医薬品の中から選んで投薬できるようになります。医師には変更したことを知らせるだけで、変更の問合せをする必要はありません。

 もっと大きいのが医療の担い手としての保険薬局・薬剤師の存在です。

○「退院時共同指導料(600点)」の新設。
 患者さんが退院するときに、患者が指定する保険薬局の薬剤師が病院に赴き、病院の職員と共同で退院後に必要な説明・指導を行うものです。クリティカルパスに通じる動きに感じます。

○「在宅患者訪問薬剤管理指導料(在宅500点、居住系施設350点〔新設〕)。
 これまではお薬を届けておいてくる程度の業務でした。今回は、訪問結果を医師に情報提供するなど保険薬局の薬剤師がやるべきことを明記して点数化しています。

○「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料(500点)」
 在宅患者訪問薬剤管理指導料に関連して新設されました。担当する在宅患者の容態が急変したとき、病院医師の求めにより患者宅を訪問して薬学的管理・指導などを行うと加算できます。

○「在宅患者緊急時等共同指導料(700点)」
 医師などと共同で在宅患者宅に赴き、カンファレンスに参加、指導にあたった場合に加算されます。

○「後期高齢者終末期相談支援料(200点)」も新設されています。
○医師のお薬手帳の活用なども盛り込まれています。
※診療報酬の1点は10円に換算。

 これらの業務を実現するには、保険薬局の薬剤師が病態など専門知識をもつ必要があります。
 ここから垣間見られるのは、6年制出身の薬剤師が臨床に出てくることを前提にしているのではないかということです。
 「すでに活躍している保険薬局の薬剤師も、医師と共同で患者の治療に当たる高度な医療知識を身につけなさい。実現した会社には多くの加算を与えますよ」ということでしょう。
 保険薬局は「真面目に仕事をしてきた会社」、「教育をしっかりしている会社」が増収になり、今回の診療報酬改訂の恩恵を受けます。
 薬系進路は、そんな会社を応援しています。
 3月4日のようなイベント、セミナーを今後も開催していきたいと考えています。

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