薬学生・理系学生の方 高校生の方 大学就職担当の方 企業・薬局・病院採用担当の方
  薬系トピックス
 

登録販売制度は規制緩和? (07/12/19)

 ご存知の通り、一般用医薬品は登録販売者の導入が決まっています。第一類は、市販されて間がなく安全性が確認されていない薬、医療用医薬品から切り替えられたスイッチOTC薬などを扱います。とくにリスクの高い医薬品という分類です。
 製品名ではなく、成分名で指定されるため対象となる製品は成分が追加になるたびに拡大します。第一類医薬品の場合、専門家である薬剤師の説明が義務付けられています。
 第二類は健康被害が生じる可能性があるもので、説明したほうがいいとされるお薬です。第二類医薬品は、情報提供を努力義務とされていますから、とくに求められなければ説明の必要がないということでしょう。鎮痛剤や風邪薬、禁煙補助剤などがこれにあたり、比較的リスクの高い医薬品に分類されます。
 第三類は整腸薬などリスクが比較的低い医薬品で情報提供を不要とするお薬です。第二類と第三類は薬剤師または登録販売者が対応します。
 では、登録販売者に求める能力(知識)とはどのようなものでしょう。
 「登録販売者試験の難易度は?」となると、これまで理系の勉強をしたことがない人には難しい内容に感じると思います。薬学出身者であれば基礎的なレベルの内容でも、理系を苦手としている人には難しい試験になるのです。
 試験問題作成におけるガイドラインが示されています。以下のURLでご確認ください。また試験対策本も発売されていますから、書店で確認されるといいと思います。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/s0701-1a.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/shiken.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/index.html

 登録販売者試験は、都道府県が実施し一定の資質を試験により確認するものです。国家資格ではありませんが、合格すれば全国で通用する資格となるようです。
 ところが試験の実施は、国が定めるガイドラインをベースに各都道府県が実施するため、地域差が生ずる可能性があります。そのため都道府県ごとの試験実施(出題)では、合格基準が一定に保たれないという懸念があります。
 登録販売者試験は平成20年度から実施され、医薬品販売制度は平成21年度から始まる予定です。受験資格に実務経験が必要という論議もされているようで、規制緩和なのか、規制強化なのか分からない状態になりつつあります。

 物販を中心にお薬は第二類医薬品まで扱うというドラッグストアでは薬剤師の重要性が低下します。しかし、ドラッグストアがスーパーやコンビニと差別化をはかろうとすれば第一類医薬品を扱うことになるでしょう。
 登録販売制度がスタートすると、ドラッグストアの中には薬剤師の給与を引き下げる会社が出てくる可能性があります。すでに20%程度の引き下げを検討しているドラッグストアもあるようです。
 リストラということも考えられますが、そんなときには編集部がバックアップします。薬系進路編集部は2008年2月から人材紹介事業を行う「yakkei.job」を立ち上げる予定です。転職時にはお手伝いします。
 新卒者の場合は、しっかりと会社を研究する必要があります。多くの場合、人事担当の人は自社のイメージを高めようとします。どこの薬局、ドラッグストアでも同じような話をします。会社による大きな違いを感じないという人も多いでしょう。しかし、ドラッグストアは今後の展開で大きく変わることが予想されますので、しっかりした企業研究が必要となるでしょう。

<<戻る


会社概要 | 個人情報保護方針 | 弊社の出版物のご案内 | 
Copyright© yakkei.jp / Neorich Co.,Ltd. All Rights Reserved.