中外製薬㈱


国内製薬企業上位。
国内製薬企業の上位。ロシュ傘下にあルため外資系の製薬会社という扱いになる。しかし外資系製薬企業の傘下に入っても、社員の待遇などが外資系並みになるということはない。内資系製薬企業上位企業は、平均給与が1000万円を超える会社が多いが、同社は900万円台を推移している。企業内容は、実質は内資系の製薬企業同等といってよさそうだ。
国内の製薬企業のなかでは、バイオ技術を駆使する抗体医薬のパイオニア的存在の1社。「バイオ・抗体技術」や「標的分子探索技術」など先端技術を生かした研究を行う。開発品の一般名の最後にmab(マブ)が付くものが多いことでもわかる。
同社はインフルエンザ治療薬のタミフルで知られるが、売上げはインフルエンザの流行などにより左右され、年間の売り上げも80億円から135億円程度のためブロックバスターにはなりえない。ロシュのブロックバスターといえば、リツキサン(リツキシマブ)、ハーセプチン(トラスツズマブ)、アバスチン(ベバシズマブ)など世界の売上上位10傑に入る製品があり、開発品はこれらに続く上市を狙っている。開発品のオリジンをみるとロシュ起源のものが多く、2016年では約半数ある。

企業研究
企業研究の各データから各社の業績や将来性を読み取り、エントリーシートや面接対策に活用しよう。
資料各ページで紹介するROAや自己資本比率などがどのような意味をもつ値なのかは、各ページで紹介するようにした。就活事典でも解説しているので合わせて利用しよう。
例えばROAは、園企業の稼ぐ力をみる。また自己資本比率が高い企業は、借入金など返済が必要な他人資本の比率が高く経営が不安定になりやすい。自己資本比率が高ければ経営が安定した会社とみることができる。
またM&Aで企業買収すれば投入する資金が必要になる。企業を買収することは投資だから投資活動によるキャッシュフローはマイナスになる。そのような要素をデータから読み取ってもらえればと考えている。
各社の企業活動については、「行政や企業のニュース」を参考にしよう。

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