大塚製薬㈱


国内製薬企業上位。抗精神病薬「エビリファイ」の売上が伸びて国内製薬会社の上位企業になった。
企業活動は、大塚製薬と子会社の大鵬薬品工業が日本における製造販売を行う。
大塚製薬は大塚アメリカファーマシューティカルInc.と大塚ファーマシューティカルヨーロッパLtd.他に対して治療薬の輸出を行う。
臨床栄養の分野は、各国で製造販売を行い日本では大塚製薬工場とイーエヌ大塚製薬他が製造販売を行っている。
研究開発活動は、日本と米国を中心に行い、大塚製薬は、新薬に関する研究開発業務を米国の大塚ファーマシューティカルD&C Inc.、大塚メリーランドメディシナルラボラトリーズInc.などに委託する。
中枢神経領域では、世界65カ国・地域で上市されている抗精神病薬「エビリファイ」がグローバルで引き続き業績を拡大してきたが、特許期間満了によりジェネリック薬が登場して売上を下げている。5-HT3受容体拮抗型制吐剤「アロキシ」と抗悪性腫瘍剤「アブラキサン」が売上を拡大しているが「エビリファイ」の減収分を補うには力不足感がある。
大塚ホールディングスの中で大塚製薬と大鵬薬品工業の2社の売上げは約55%。食品など他分野の稼ぐ力が大きいことを意味している。

企業研究のために
企業研究の各データから各社の業績や将来性を読み取り、エントリーシートや面接対策に活用しよう。
資料各ページで紹介するROAや自己資本比率などの値がもつ意味は各ページで紹介するようにした。就活事典でも解説しているので合わせて利用しよう。
例えばROAは、その企業の稼ぐ力をみる。また自己資本比率が高い企業は、借入金など返済が必要な他人資本の比率が高く経営が不安定になりやすい。自己資本比率が高ければ経営が安定した会社とみることができる。
またM&Aで企業買収すれば投入する資金が必要になる。企業を買収することは投資だから投資活動によるキャッシュフローはマイナスになる。そのような要素をデータから読み取ってもらえればと考える。
各社の企業活動については、「行政や企業のニュース」を参考にしよう。

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